Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

上関原発、このままでは解決しない

 4月11日の中国新聞は、大きな見出しで「上関原発工事再開困難に」との記事を載せました。その理由として、これは少し小さめの見出しですが「新エネ計画 新増設明記せず」としていました。

 新聞記事はその理由として、現在見直し作業が進められている「エネルギー基本計画」で、「原発の新増設を明記しない方針を固めた」からとしています。

 その後、4月27日に経済産業省は「エネルギー基本計画」の骨子案を示しましたが、原発の新増設の必要性の文言は明記しなかったものの、「重要なベースロード電源」と位置付けています。また原発については、「優れた安定供給性と効率性があり、運転時に温室効果ガスの排出もない」と評価し、核燃料サイクル政策についても、関連する自治体や国際社会の理解を得たうえで「引き続き着実に推進する」としています。

 国内で原発の新設計画は、中国電力の上関原発だけです。中国電力社内でも「上関原発は必要ない」「建たない」と多くの人たちが話されます。清水希茂社長も1月に行った記者会見で、「(エネルギー基本計画で)新増設の位置付けが明確にならないと、上関を動かしていくことは現実的に難しい」と明言していました。

 ある意味、新設が認められないことを『期待』していたようにも思われました。一方で「エネルギー情勢懇談会」は、今から32年後の2050年にも、原発を維持するとしています。

 そもそも、「エネルギー基本計画」の検討をしていた「総合資源エネルギー調査会基本政策分科会」に、まさに横ヤリを入れるように「エネルギー情勢懇談会」が入ってきたことも、気に入りませんでした。懇談会はあくまでも経済産業大臣の私的な諮問機関のはずです。メンバーも政策分科会よる少人数で、顔ぶれをみても、みんな原発の推進派です。

 中国電力の清水社長も、「なんとか(計画)を動かしたいがいまは難しい」と話すとともに、「上関も重要な電源だ」と強調するポーズをしています。

 ズルズルと先送りすることで、「地元の人たちを苦しめないで、きちんと計画撤回を決断すること」を強く言いたいです。計画が撤回されない限り、地元の中に分裂・分断は無くなりません。

 こんなことが許されるはずがありません。腹が立つやら、情けないやら、歯がゆいやら、この気持ちの「持ってき場」がありません。

 それにしても、一番きっぱりと「上関はやめるように」が言える山口県の責任は大きいです。山口県の「国の議論の動向を引き続き注視する」という、他人事の態度はどうしても許せません。国内で2番目に若い知事とされる村岡嗣政山口県知事、若さの魅力は決断力です。ここで「上関原発計画は白紙撤回に!」と言えないのですか。言えない理由は何なのですか。

 トランプ大統領が集会の場で米朝首脳会談に触れたら、会場から「ノーベル賞、ノーベル賞」との声が上がり、本人も喜んでいたようです。このニュースには笑いましたが、「村岡さん、上関原発計画を白紙撤回に」と明言したら、僕はノーベル賞に推薦しますよ。

南北首脳会談で思うこと

 単純に板門店での南北首脳会談の様子をテレビで観たとき、震えるような感動を覚えました。軍事境界線で二人が握手をした時、そして文在寅さんが「近いうちに私も北へ行きたい」と云ったら、金正恩さんが「じゃあ今から行きましょう」と言って、文在寅さんが境界線をまたいだ時もです。

 プレスセンターでは、その映像を観た記者たちらから、大きな歓声が上がっていました。

 なんといっても、朝鮮戦争で国が二分され、未だに戦争が終わっていない「休戦」という状態、休戦協定が締結されたのは1953年7月のことですから、65年も前のことです。

 日本の政府では北朝鮮の問題というと、拉致が一番のようになっていますが、朝鮮戦争の終了が気になっていました。今年中には休戦から終戦に向かう雰囲気ですから、大いに期待をしています。

 安倍晋三首相、まさに「バカの一つ覚え」のように「圧力」しか言いませんね。本気で朝鮮半島の安全と安定を望んでいるのか、それにさえ大きな疑問を持ちます。

 日本政府が「蚊帳の外」に置かれ、この期に及んで金正恩さんからの「対話の用意がある」という呼びかけに、日朝首脳会談も射程に入ってきましたが、その会談が実際に行われることになった時、安倍さんが何の考え(ポリシー)に基づいて、どういう言葉を表現するかを考えると、まさに「心もとない」という気持ちです。まさか「ゴルフをやりましょう」にはならないでしょうから。

 僕の中で、北朝鮮の心配は二つあります。それは広島・長崎で原爆に遭った被爆者の人たちの援護のことです。韓国に住んでいる被爆者の人たちは、日本の被爆者と同様の援護対策を受けていますが、北に住んでいる被爆者は、その数も分かっていない状態です。「被爆者はどこに住んでいても被爆者」という援護の基本的な鉄則から考えれば、国交が無いから無理と簡単に片づけて良いとは思いません。国交が無いのが事実ですが、どうすれば解決されるだろうかと努力することが大切ではないでしょうか。

 それがヒロシマに住んでいる者としての、責務とも思います。特に広島の先頭に立っている市長には、頑張ってもらいたいです。

 二つ目は、繰り返された北朝鮮での核実験、その実験場周辺に住む人たちや実験に従事した作業員の人たちの健康問題です。これも実態は分かりませんが、一部のメディアは被害が出ていることを報じていました。

 朝鮮半島の統一については、様ざまな形態ややり方があるでしょうが、このことに適切なアドバイスが安倍さんに出来るだろうか、これも心配です。

 日朝首脳会談が行われたら、せめて「日本国内にある朝鮮学校への助成を行う」と言ってくれたら、それがキッカケになって良い方向に向かう一歩になるとも思うのですが。

 その大前提は今の安倍内閣に、「仲良くしたい」という気持ちが基本的にあるか否かでしょう。「核の脅威」「圧力、圧力」を言って、自らの支持率を上げようとしていた人のようにも思えますから。


あと一押しという感じだが

 島根原発3号機の運転開始に向けての手続きを始めたい中国電力、立地自治体である島根県や松江市と、「同等」の「安全協定」を締結させたい平井伸治鳥取県知事、この問題は4月5日の「同等と同様の違い」というタイトルのブログで書きました。

 連日のように動きのある島根・鳥取両県の地元新聞を送ってもらい、鳥取県と境港市、米子市の対応を注視しています。4月7日付けの山陰中央新報の「概要説明と申請は別」という記事にあるように、中電の概要説明は3者とも受け入れるものと思います。

 4月6日に退院した溝口善兵衛島根県知事も、「鳥取側の意見を入れた上で(中電に)回答していきたい」としているので、近く島根・鳥取両県知事の協議の場が設定されるようです。

 しかし、島根県の自民党には「ポスト溝口善兵衛」が頭にあるようです。ここで頑張ってほしいのは、平井伸治鳥取県知事です。「同様」ではなく、「同等」の「安全協定」にするために、頑固にその姿勢を貫いてほしいものです。

 今、この時点で「玉虫色」にしていたら、「同等」の壁は相当に高いものとなるでしょう。そのためにも、私たちの平井知事に対する応援というか、動きを強めることが重要です。

 自民党の原発推進の急先鋒である「電力安定供給推進議員連盟(電力安定議連)」の親分各が、島根県の細田博之議員ですし、鳥取県の石破茂議員もそうです。

 一方、4月11日の中国新聞は、上関原発について「工事再開困難に」と大見出しで書き、「新エネ計画 新増設明記せず」と報じました。4月10日に開催された経済産業省の「有識者会合」で、その方針を固めたというものです。

 しかし電力業界の業界紙、電気新聞は上関原発について、具体的には書いていません。2050年エネルギー戦略の提言骨子を5項目掲げています。それは次の通りです。
★エネルギー転換で脱炭素化
★あらゆる選択肢を追及する全方位の複線シナリオ採用
★再生可能エネルギーを経済的に自立した主力電源に
★原子力は依存度低減も脱炭素化の選択肢に
★石炭火力の発電効率向上、天然ガス火力への移行
としています。

 中電には、上関原発を気持ちはほとんど無いと思いますし、電力需要的にも、建設資金の面からも建設は不可能ですが、中国地方では大企業でも、電力会社の中では、地方の田舎電力会社、「新設」のシンボル的存在の上関原発の行方を自らが判断するような自主性は無いと思います。特に今の清水希茂社長には、そんな根性は無いでしょう。

 この問題でも、あと一押しだと思っています。この夏までには閣議決定されるであろう「エネルギー基本計画」、「建たない」とはみんなが思っていながらも、「建てたい、建てたい」と言ってズルズルと先送りをさせられることほど、大きな犯罪は無いと思います。


今、必死になって読んでいる本

 今、必死になって読んでいる本、それは文藝春秋新社が出した「廃墟の光・甦えるヒロシマ」という、1961年に発刊されたロベルト・ユンクが作品で、原田義人さんが訳されました。

 でも今、読もうとしてもアマゾンで検索しても「在庫無し」になっています。大学教師の知人が図書館で借り、全部コピーしてくれました。ロベルト・ユンクはオーストリアのジャーナリストで、且つ運動家でもありました。1994年7月、81歳で亡くなっています。

 そのユンクさんが何度も広島に来て、彼の目線で多くの人を取材し、書きあげたものです。ユンクの代表作には「原子力帝国」というのがあり、これは数年前に再版されました。

 「原子力帝国」をユンクさんから直接頂き、見開きのところにはメッセージとともにサインも書いてある物を持っています。今では大切な宝物です。そのメッセージを、ドイツ語の分かる人に訳してもらおうとしましたが、その人もよく読み取れないような達筆で、書いてありました。

 僕がユンクに会ったの、たぶん1980年のことで、5回目の来日の時でした。今、考えればたいへん有名な人なのですから、それなりに意識してヒロシマのことなどを話せば良かったのでしょうけど、そんなことはほとんど考えもせず、いつもの調子で話したことは今思えば大後悔です。

 でも彼が、プロ野球・広島カープの応援歌のカセットテープが欲しいとのことだったので、購入したことはしっかりと覚えています。それが地元のユンク記念館に展示してあることは、ビックリでした。

 有名人といえば2015年にノーベル文学賞を受賞した、ベラルーシの作家スベトラーナ・アレクシエービッチも平和公園を案内したことがあるのですが、まさかノーベル賞作家になるとは想像もせず、いつもの調子で話したのは、これまた後悔です。

 ユンクさんの書いた「廃墟の光・甦えるヒロシマ」は、部落差別のこと、プレスコードのこと、子供たちが受けた心の傷のことも書かれてあります。暴力団と警察、暴力団と進駐軍のつながりも書かれてあります。

 まさに凄い観察力で、その当時の広島の「臭い」が伝わってきます。それも人間の本性に迫り、生きることの執念を描いている、我慢できない臭いであったり、希望の風を感じる爽やかな匂いでもあります。

 ユンクも日本には5回来た人とはいえ、外国人です。しかし多くの人に取材し、自国に戻ってからも、広島で彼を支えた人の協力がありました。

 彼を広島で支えた人と、ユンクとの間に取り交わされた手紙などを元に、この夏にはもっとすごい本が出版されるようです。その人もユンクさんも、もうこの世の人ではありませんが。

溝口善兵衛さん退院

 毎朝、中国新聞を開いてから最初にチェックするのは、「知事往来」の欄です。知事とは、島根県知事の溝口善兵衛さんのことです。溝口さんは2月20日に食道がんのために東京の病院に入院され、2月23日に腫瘍の摘出手術をしました。退院の当初予定は3月20日と聞いていましたが、今日6日に退院され、9日から公務復帰とのことです。

 中国電力は島根原発3号機の運転開始の手続きのために、立地自治体の島根県知事と松江市長に、「運転開始のために、原子力規制委員会に申請を行います。了解をお願いします」との要請を行う手続きに入ろうとしていました。

 そこに溝口さんの入院ということになり、中電は退院・公務復帰を待ちわびていたようです。少なくとも表向きにはですが。

 中電の思惑としては、島根県知事への申し入れ、その後の4月16日に島根県議会の総務委員会で説明をしたいと思っていたようですが、公務復帰の直後に申し入れ、説明とはいかないだろうと思われます。

 そして4月はなんといっても新年度のスタートですし、県職員の人事異動も行われた直後です。でも中電としてはなるべく早く申し入れだけは行って、出来れば6月県議会で地元了解を得たいと考えていると思われます。

 来年春の統一自治体選挙では、島根県知事、県議会議員の選挙が行われる予定です。鳥取県も知事、県議会議員の選挙も予定です。

 一昨年の4月に、4期目の当選を果たした松浦正敬松江市長も選挙の前には、以外と島根原発の建設には慎重な姿勢を示していました。しかし選挙が終われば、その態度は積極推進になったように感じます。有権者にとっては原発が嫌われものですから、選挙前は慎重な発言をし、選挙が終われば本音が現れるというのは、よく見かけられる状況です。

 だからか知れませんが、現在の松浦市長は中電に理解を示し、早期申請を容認する一方で、溝口知事は電力需要が切迫していないことなどを理由に急ぐ必要はないとの見解を示しているようです。

 地元新聞によると、島根県幹部が「選挙が近づけば高度な政治判断を敬遠する可能性もある」との発言をしたという記事がありました。溝口知事は次回の選挙も出ることになると、4期目になります。前回の時も多選批判の声がありました。それに自らの健康問題もあると、不出馬も大いに考えられます。

 この原稿を書いていると、知事選挙に48歳の総務省官僚を推す動きがあるとの報道がありました。またもや、官僚出身です。

 中電は近いうちに手続きを行うでしょうけど、本気で島根県民のことを考えるのなら、溝口知事は英断を持って「島根原発ノー」を表明して欲しいものです。それが病気を再発させないためにも、最高の方法だと思うのですが。


Appendix

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

Extra

プロフィール

省ちゃん

Author:省ちゃん
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新トラックバック

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。