Entries

被爆二世シンポジウム2013

 「被爆二世シンポジウム2013」に出席してきました。今日は、孫の発表会を観に行って、午後は自宅で原稿書きの時間としていましたが、関東地方から友人がシンポジウムに参加するという電話が有り、会場で再会しました。

 僕も被爆二世です。両親とも広島で原子爆弾を受け、ついでに姉二人も被爆者です。すぐ上の姉は、1945年8月6日の日は母親の胎内でした。胎内被爆者です。僕は1949年1月生まれです。娘は被爆三世、孫は被爆四世となります。被爆から68年、時間の経過を感じさせます。

 被爆の遺伝的影響を考えると、健康の問題や差別の問題などが被爆二世の課題と言われますが、まあーこの年齢まで育ったのですから、自分自身の問題としては、今さら差別の問題にも余りを関心はありません。

 僕は、被爆二世としての使命のようなものは強く意識しています。被爆者である親の生き様、死に様を観てきた者として、被爆二世には特別な使命が有るように思います。被爆三世、四世には無い特別なものだと思います。

 きちんとした統計が無いので被爆二世の数は明らかにされていませんが、被爆二世の数は、現在約32万人と言われています。被爆者手帳を持っている被爆者数は約21万人ですから、被爆二世の数の方が上回っています。被爆者対策に使われている国の予算は約1400億円で、被爆二世対策は健康診断だけですから1億4千万円、1千分の1という数字です。被爆者の平均年齢は78歳、高齢化が進んでいます。

 被爆二世という要求運動の中味は、被爆二世手帳の交付、被爆者並みの医療保障です。この要求運動は、見方によっては一つの立場の組織としての要求運動だと思います。しかし今の世の中、被爆二世で無い人を私たちの味方に入れないと、この運動も前進しないと思います。健康保険制度が悪くなったため、現在僕たちは病院で3割の病院代金を支払うことになっています。以前は負担無しでしたが、だんだん病院へ行くのが難しくなりました。まさに、健康も命も金次第という時代です。

 そんな時、「原爆手帳を持っている人は良いよねえー、病院に行ってもお金を払わなくて良いから」という声を聞きます。被ばくというリスクが在る人の医療費の支払いが無いという理屈は理屈ですが、感覚的にやっかみを持って見られるのは仕方無いと思います。そういった時世の中で、被爆者要求運動が、多くの被爆者では無い人から共感と支持が得られるものでなくてはならないと思います。その一番が福島原発事故被害者の方たちからのものだと思います。

 あえてタブーを承知で言います。被爆者認定手当てを受けている被爆者の人たちが、1か月分の手当てを返上して、福島原発事故の被災者のめに拠出すること。もちろん、福島原発事故は東京電力や政府の責任では在りますが、多くの人たちの共感と同感が無いと、自らの要求は社会的に認められない時代です。

 こんなことを書いたら、多くの被爆者の知人、先輩方を失いそうですが、あえて書きました。

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://gomenda4918.blog.fc2.com/tb.php/98-c15a8c50
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

Appendix

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

Extra

プロフィール

省ちゃん

Author:省ちゃん
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新トラックバック