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言葉からのマインドコントロール

 「政権、原発拒否世論の再燃警戒」というYahooニュースの見出しが、目に留まりました。同じ内容で、「警戒」を「懸念」としているのもあります。

 これを見て、昨年の衆議院選挙中ニュースに使われた言葉と、今年の参議院選挙ニュースの見出しで、常套句のように使われた言葉を思い出しました。

 衆議院選挙では、「政権交代の是非が…」とか「景気回復に向かうかどうかが争点の…」という言葉が頻繁に使われました。参議院選挙では、「衆参ネジレ状態が解消するかを最大の争点とした…」という言葉が使われました。
 これを聴いていてとても巧妙な世論誘導というか、まさにマインドコントロールのような思いを持ったものです。

 「政権、原発拒否世論の再燃警戒」という言葉。ここからは、政権すなわち自民・公明の現政権にとって、原発反対が強くなったら困るよーという訴えに聞こえてくるのです。世論は本能的に、困ることは救いたいという気持ちに動くものですから、なんとかしてあげたいという風に、誘導される傾向になるものです。
 それにしても、再燃だという言葉もムカツキです。再燃ということは、「燃えていた火が、弱火になったけど、また燃え始めてきた」という意味でしょう。弱火になったとは、失礼な話しです。何の根拠をもって「再燃」というのか。

 また、衆、参選挙での問題。これは、間違いなく選挙の公平、公正の原則に反するものだと思います。広告代理店のようなところが、こういうキャッチフレーズを考えたのかも分かりませんが、選挙の争点はいろいろ有るし、争点を一つに押し付けることは問題だと思います。

 今夏の参議院選挙では、選挙前には分かっていた、福島第一原発からの汚染水の深刻な状況について、完全に伏せられていたということが明らかになりました。選挙中には隠し続けて、選挙が終わってから少しずつ明らかにされる。有権者も馬鹿にされたものです。

 この「汚染水」という言葉も気になります。汚染水は、正しく言えば「福島第一原発から放射性物質が流出し、海面に深刻な影響を与えている放射能水」という言葉が適切だと思います。汚染水というのを聴いていて、スーパーや駅の売店などで販売している、天然水、深層水、炭酸水、そんな物と同じように思える錯覚を与えます。3文字熟語に弱いという、人間の感覚にも働きかけています。

 原子力発電所で事故が起こった時、ニュースで必ず言われる言葉、「放射性物質の外部への影響はありません」というもの。これは、放射性物質の外部への影響というものが大事件だからです。福島第一原発からの汚染水は、毎日「放射性物質が外部に影響を与えている」大事件なのです。

 言葉の使われ方で、僕たちの感覚が麻痺させられことは、他にもたくさんあります。

 こういうことを考える僕の方が、少し考え過ぎなのでしょうかねー。
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