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孫を叱りました

 同居している、3歳8か月の孫を叱りました。食べるために持っていたみかんを投げてしまい、その上、わざとみかんを足で踏んでしまったからです。
 「みかんが可哀そうじゃあないかー。みかんに謝りなさい」と。孫は知らん顔、こちらの対応を観察しようとする態度。頑固なところは、誰に似てしまったのでしょうか。

 ここで叱らなくてどこで叱るかという気持ちから、「外に出す」と言ったら泣き出してしまいましたが謝らないので、お尻を叩きました。幸い「バアバ」である妻も、母親である娘も、「やってくれ」という態度だったので助かりました。

 僕が、このような形で叱ったのは初めてです。叱るのは苦手です。その理由の一つは、叱ることは気持ちが良いものでは無いから、二つ目には、叱るほどの資格がある程、僕が成長しているだろうかということに自分自身に自信が無いからです。

 叱るという言葉と似た言葉に、怒るというのが有りますね。怒るというのは、怒鳴り声を上げるという感じで、まあーいわゆる自己満足の世界だと思います。 
 辞書で調べたら、怒るとは「腹を立てる」「憤慨する」「荒れ狂う」「がまんできない気持ちを表す」とありました。叱るとは「強くとがめる」「いましめる」「けん責する」とあり、「目下の者の言動のよくない点などを指摘して強くとがめる」ともありました。同じような意味の言葉だと思いますが、大きな違いが有ると思います。

 若い頃は職場でも活動の場でも、たくさん叱られたものです。叱られて、大人にさせられたと、今となっては感謝の気持ちです。しかし最近の人は、大人も子どもも叱るという行為をしなくなったように思います。怒る場面には、たびたび出くわしますが。怒ることは出来ても、叱ることが出来なくなった現代人、面倒なことは避けて通りたいという気持ちからでしょうか。今でも僕は、叱るよりも叱られる方が快感だと思いますが、年齢を重ねる毎に、叱る立場が多くなるような感じです。イジメは深刻な社会問題ですが。

 相手の価値観を自分の価値観に変えさせることが、怒るとか叱るという行為だと思いますから、変わってもらうことには、相当なエネルギーが必要だと思います。怒鳴り声を上げられたら、変わりたいと思っている人も素直にそれを受け入れらたくないようなもので、叱り方というのはとても難しい行為だと思います。

 孫のお尻を叩きながら思い出したのは、僕の母親のことでした。僕が4歳の時に父親が亡くなり、不安の中で叱り役も褒め役も一手に担うことになった母、その気持ちはどうだったろうかと思いました。本質的に可愛くてたまらない息子ですし、決して叱りたく無いものだからです。それもこれも母が亡くなって14年、今になって思うことです。

 今年の文化勲章を受賞した俳優の高倉健さん。高倉さんの著書で「あなたに褒められたくて」というのがあります。高倉さんがお母さんへの思いを書いた、僕の好きな一冊です。


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コメント

[C7] まさに今の自分

こんばんは。臣弥と申します。

現在新入社員として研修を受けているのですが、何かと先輩や上司から指導されることが多く、考えさせられる内容でした。
叱られるのも怒られるのも勘弁してほしいなぁ…と思っていましたが、最近叱られてやっと成長していると感じます。



  • 2013-11-13 22:27
  • 臣弥
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