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祝島の漁師さんの思いは?!

 上関原発の建設をめぐる、祝島の漁師さんたちの取り分と言われている漁業補償金。この問題が生じた時、たぶん祝島では130人くらいの組合員がおられたと思います。補償金を受け取ることに賛成の人は10人以下、圧倒的多数が「原発建設のための補償金は受け取らない」という状況でした。

 それが現在では、2月末に行われた漁業員集会では、補償金の受け取りについての賛否の聞き方が、投票箱に票を入れる形だったため、31対21で「受け取る」の方が多数でした。前日の「受け取らない決起集会」では、逆に「受け取らない」の31人が集まり、明日の組合員集会は結束して「受け取らない」を決めようと集会に臨んだのですが、結果は逆転していました。
 言い方は良くありませんが、前日の決起集会に参加した31人の内、10人が裏切ったということになります。
投票も、挙手で行えば「受け取らない」になるのですが、投票箱では「受け取る」になります。

 人口450人の小さな島で、おおやけに原発賛成の立場の人を除いて、原発反対が90%と呼ばれる島で、受け取りに賛成して島で暮らすのはいろいろとプレッシャーがかかります。都会では、考えられないことです。

 僕なりの考えでは、①魚の値段の低迷、②漁獲量の減少、③漁師さんの高齢化、④どうせ上関原発は建たないのだし、他の漁協の組合員も補償金を貰っているのだから、自分らも貰っておこうという気持ち、そして、最近のご時世は遊漁というような、贅沢なレジャーをして遊ぶことが困難になり、お客が減っていることなどがあると思います。

 一人当たりの補償金額は、単純に補償金総額を組合員の数で割ると、2000万円弱だと思います。実際は、漁業の仕方、水揚げ量によって配分は異なります。他の漁協では、配分をめぐって半年はもめるのですから、なかなかシビアな問題が絡みます。山口県漁協は、配分の漁業員集会で決まれば、ただちに文句無しで漁師さんたちにお金を振り込むと考えられます。だから、あえて集会を木曜日に行うことにしたのだと思います。これまでは、すべて金曜日の夕方からでしたが。

 上関原発を建てさせない闘いの歴史は、32年です。これまで、頑張って建てさせないできた活動の中心にいた祝島の人たち。この度の補償金問題を決める立場の人は約60人。祝島の島民の約1割強。補償金受取り賛成は、30人少し。島民の1割にもなりません。これだけの人たちの意思で、上関原発が建設の方向に向かうようなものではないでしょう。全国に広がった「上関原発ノー」の人たちと頑張れば、補償金問題は補償金問題。必ず、建設を止めることは実現すると思います。17日には祝島へ参りますが、静かに様子を見守りたいと思います。

 広島に住む僕が、「こうあるべき。すべき」などと言う資格は無いでしょう。ましてや、「けしからん」などはもってのほかだと思います。近所の方が、補償金のことで、「祝島の人はどうなっとるん」と、批判的な声を掛けてきました。僕は、「そうですねえー」とは答えましたが、少し不愉快な気持ちになりました。

 いちいち動揺していたら、やっちゃあおれん。
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