Entries

どこの火電を廃止するのか

 中国電力が浜田市三隅町に計画している石炭火力の三隅火力2号機(100万kw)の建設について、環境省が二酸化炭素の排出削減の道筋が示せないと、建設は「容認されるべきではない」とする意見をまとめ経済産業省に提出しました。

 電力余りの状況の中ですから、「これで三隅2号は建設されない」にはならないのが、合点がいかないところです。経済産業省は2月中旬までに中国電力に対し最終的な勧告を出し、建設の可否が決まるということですが、今の政府内の力関係では、環境省より経済産業省の方が強いので、三隅2号は建てて、どこの火力発電を廃止するかが大きな話題になっています。

 僕にも「どこが廃止されるのだろう?」と訊ねられるのですが、まあー普通では古い発電所、「パリ協定」のことを考えれば石炭火力となるのでしょうけど、火力を持っている自治体にとっては大問題になるのでしょうから、そう簡単に言えるようなものではないように思います。

 中国電力が自社で持っている火力発電の内、出力が15万kw以上の発電所は中国地方に8か所あり、その内の5発電所が山口県に集中しています。後は岡山県に2か所、島根県に1か所です。

 古い発電所といえば岡山県の水島2号の石炭火力(出力15.6万kw)、次に下関1号の石炭火力(出力17.5万)と続きます。水島2号は、1963年に運転開始していますから、55年運転していることになります。下関1号は1967年に運転開始ですから、これも50年以上運転していることになります。

 単純に古い物から廃止していこうということになれば、そういう物から廃止することになるでしょうが、自治体側の立場になれば発電所が無くなるということは、目先のことを考えれば困るのでしょう。

 そうなれば一つは廃止しても、一つは残してくださいになるでしょうね。僕は、まず数字的には100万kwの発電所を新設するのなら、100万以上の発電設備を廃止することだと思います。

 ここまで書けば、大型発電所の建設に賛成しているのだと思われそうですから、僕の思いを次に書いておきます。

 まずは、この度建設しようとしている三隅石炭火力100万kwは、要りません。飛行機もジャンボから小型機に変わっている時代です。古い大型火力は廃止して、再生可能エネルギーを使った発電所を必要に応じて作ることです。発電効率が良く、環境に優しい発電設備はたくさんあります。

 そういう本質に迫らずに、三隅100万kwの替わりにどこを廃止するのか!ばかりが話題になるのは、問題だと思います。メディアの報道もおかしいです。

 山口県のいくつかの火力は廃止になるでしょうけど、中国電力の筆頭株主の山口県がそう簡単に受け入れるとは思えません。「それなら上関原発を進めー」と叫ぶかも知れません。なにぶん安倍晋三の地元ですから。ましてや今は山口県知事選挙の真っ最中、まずは選挙が終わるまでは中国電力もダンマリでしょうね。


スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://gomenda4918.blog.fc2.com/tb.php/619-49dea0d1
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

Appendix

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

Extra

プロフィール

省ちゃん

Author:省ちゃん
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新トラックバック