Entries

「エネルギー基本計画」の見直し作業が始まった

 「エネルギー基本計画」の見直しに向けての初めての会議が、8月9日の午後2時から2時間の予定で経済産業省本館の会議室で、総合資源エネルギー調査会基本政策分科会の会合として行われました。

  「エネルギー基本計画」の見直しは、法律によっておおむね3年ごとに行われることになっています。前回の改訂は2013年から14年にかけて議論が行われ、福島原発事故後、最初の見直しということで、当初の案では事故の反省が前面に出ていました。しかし14年4月に決まったものでは、事故の反省は影をひそめました。

 この見直しでは、原発を「重要なベースロード電源」とし、原発の新増設方針は見送りというように報道されていました。しかし僕は、新増設は「見送り」というのではなく、それには「触れていない」というのが正解ではないかと思っています。

 その前の民主党政権の時には、「革新的エネルギー・環境戦略」と名づけて全国的な議論をするという経過がとられました。そして「2030年代に原発ゼロ、稼働40年で廃炉。新増設は認めず」ということを、12年9月に決めかけていましたが、土壇場になって決めなかったということになりました。この裏切り、僕が民主党(現・民進党)を信用できない政党と思う決定打になりました。

 それから2年前の、2010年6月の民主党政権の「エネルギー基本計画」では、福島原発事故前をはいえ、2030年までに原発比率を約5割、14基以上新増設という方針を出していた政党です。この時は鳩山政権から菅政権への移行する時期です。ついでですが、原発を推進していた小泉純一郎さんは、推進していたことを反省していますが、民主党からは今でも反省は聞こえてきません。

 という前提の中で、「エネルギー基本計画」の見直しの議論が始まったのです。僕は、特に上関原発の行方を考える上でも、この「エネルギー基本計画」の議論はとても重要だと、いろいろな場所で話していました。しかし、皆さんあまり感心を持っていなかったように思っていました。

 9日の会議には、「総合資源エネルギー調査会基本政策分科会」委員18名の内、坂根正弘分科会長(コマツ相談役)を含め15名が出席し、政府側からは世耕弘成経産相を筆頭にズラッと13名の官僚が出席しています。

 世耕大臣からは「(前回見直しから)まだ3年しかたっていないので、骨格を変える必要はないのでは」との発言があったようですが、参加した委員からは、「原子力について現状再稼働が進まず、『信頼』の回復が十分ではない。『2030年度に20~22%』に向けてかい離がある。そのために新増設やリプレースも長期的な視野で考えていく必要がある」という指摘があったそうです。

 この3年間、高速増殖炉「もんじゅ」が廃炉となり、核燃料サイクルは回らないものになりました。また原発から30km圏内の周辺自治体の再稼働同意なども無視をされ、再稼働を進めようとしています。

 分科会委員のメンバーは、ほとんどが原発推進の「有識者」といわれる人です。こんな人たちだけの「密室」での議論で決められのでは、堪ったものではありません。

 「エネルギー基本計画」見直し問題は、引き続き書いていきます。

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://gomenda4918.blog.fc2.com/tb.php/589-ac89dba3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

Appendix

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

Extra

プロフィール

省ちゃん

Author:省ちゃん
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新トラックバック