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回らないサイクル

 今さら言うことでも無く最初から分かっていたことですが、核燃料サイクルが回らないことを政府がやっと認めざるを得ないという方向に向かおうとしています。でも油断は禁物でしょう。

 昨日、今日の新聞に高速増殖炉「もんじゅ」を廃炉にする方向で、政府が最終調整に入ったという記事が載っています。「もんじゅを再稼働させるためには数千億円、廃炉にするにしても30年間で約3千億円、このままほっておいても、年間約200億円の維持管理費用が掛かっている」という代物ですから、モーレツに遅きに失しているということです。

 僕が原発問題に関心を持った頃、「原発には潜在的には危険な物である。しかし原発を運転して作られるプルトニウムは、準国産のエネルギー源として使用し、エネルギー源の無いわが国には大切な自前の資源である」という宣伝文句を何度も何度も聞かされたものです。関心を持った頃だけでなく、今年の株主総会でも電力会社は同じことを言ってたと思います。

 「もんじゅ」を廃炉にすると、回るべきだと思っていた核燃料サイクルは、そこで途切れます。そうなると、原発の使用済み燃料を再処理する再処理工場も不要になります。当然、原発そのものも回らない核燃料サイクルですから、不要になります。「(原発は)潜在的に危険なものだけど、高速増殖炉から作られる…」ということで「我慢」してと思っていたことの、根拠の無いことになってしまうのではないでしょうか。

 「もんじゅ」は止めるけど再処理はするということになると、それはプルトニウムを使って核兵器を持つということでしか、理屈が通らなくなるのではないでしょうか。北朝鮮が「核燃料を再処理、再開を表明。兵器増産可能に」という記事も目にとまりましたが、北に対する世界の世論が日本は「まとも」な国だから大丈夫ということにはならないと思います。

 再来年2018年7月には、日本にプルトニウム保有を認めた「日米原子力協力協定」の協定期限をむかえます。自動延長・協定終了・協定再締結という三つの選択肢をどうするかということが議論になると思います。

 それぞれの選択肢の問題点などは次の機会にでも譲りたいと思いますが、「もんじゅ」を止めるのなら協定終了しかないと思いますが、しかし現にプルトニウムを大量に持っている危険な日本を、「野ざらし」にするようなことを米国が許すとは思えません。

 「もんじゅ」廃炉について、敦賀市の渕上隆信市長が松野博一文部科学大臣に「廃炉にするなら、明日目が覚めたら更地になっているようにしてほしい」と訴えたとか。この報道を見て、孫が言う「サッカーボールを買ってくれないと、学校休む」と同じかそれ以下だと思いました。

 今の市長ではありませんが、すでに亡くなった元市長が「原発は金の成る木。一人二人の奇形児が生まれても仕方ない」というような発言をしたという記憶があります。そうそうこの元市長の息子、下着泥棒でチョー有名になったあの代議士です。


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