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上関原発スラップ訴訟和解

 被告とされていた4人の顔には、ホッとした笑顔と涙を流す方もいました。2009年11月、上関原発にからむ埋め立て工事を妨害したとして同年12月、中国電力から突如として約4800万円の損害賠償請求訴訟が提起され、あれから6年8か月間、4人は被告とされていました。

 この訴訟が昨日30日に和解しました。中国電力側は請求額を全額放棄し、和解決定の後に開催された報告集会の正面横幕に書いてあった「勝利的 和解 成立」の通りだと思います。

 この訴訟について、中国電力内部からは「こういう訴訟は起こしたくなかった」という声が聞こえてきていました。しかし、埋め立て工事を請け負っていた主に上関町内の土建業者が、しつこく行われる抗議行動にムカついて「懲らしめてやれ」と町長に迫り、町長に訴訟を起こすことは出来ないので当時に中国電力社長だった山下隆さんに、起こさせたというもののようです。

 だいたいこういう「妨害」が行われたというのなら、本来は警察などに威力業務妨害や不法侵入で告訴して、刑法上の裁きを求めるのが普通の姿だと思います。それをしないで、いきなり損害賠償にするところがまさに「スラップ」です。

 この度の和解の背景を、僕なりに考えてみました。これが最大の背景だと思いますが、中国電力の中で上関原発建設の必要性がほとんど無くなってきた中で、自らの身体をスリムにさせ、スッキリした気持ちでいたいということが働いたと思います。

 その他、和解に向けての裁判所の強い指導、そして昨年の夏に被告にされた4人の本人尋問が行われ、次は原告の中国電力の尋問ということになり、具体的な人が決まりかけたということが、彼らをビビらせたという感じもしています。

 上関原発の必要性が無くなった中でも、国の「2030年、原発比率20~22%」というエネルギーミックスが存在する限り、「止めるに止めれない」という現実が、彼らに覆いかぶさっています。

 先日山口県知事から「発電所本体の着工時期の見通しがつくまでは、埋立工事を施行しないこと」という要請を、「重く受け止め、慎重に対応する」と回答した手前、なるべく上関原発のことで世間を騒がせないで、ウヤムヤにさせたいという思いでしょう。

 しかし、これで上関原発は終わりません。まさに長期戦のスタートが始まったという気がしています。都会に住む者にとっては、報道も少なくなるとだんだんと意識しなくなるかも知れませんが、地元に住む人にとっては長期戦というある意味とても難しい戦いになります。

 先日の新聞報道で、地元の人から「いつ埋め立て工事が始まるかと恐怖を感じる。時限爆弾を抱えているようだ」との声がありましたが、この気持ちを自分の気持ちとして、僕は受け止めなければならないと思いました。とても難しいことではありますが、

 こういう時だからこそ、周りに住んでいる人たちの運動がとても大切でしょう。34年間も地元の中に大きく強い亀裂を作り苦しめたということ、中国電力の責任を問いたいという気持ちです。

 今日で8月も終わりですね、この夏は「記録的な暑さ」「猛暑日」「エアコンを適切に使用し…」「熱中症」という言葉を毎日のように聞かされていましたが、電力使用量は昨年よりも少ない1044万kwでした。8月25日の14時と聞いています。ちなみに昨年は8月6日14時で1075万kwでした。

 1年で最も電力使用量の多い時でもこの通り、上関原発の137万3千kwが二つも必要な訳がありません。

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