Entries

広島市からもっとも近い原発が再稼働


 12日午前、四国電力伊方原発3号機の再稼働ボタンが押されました。伊方原発は広島市からもっとも近い原発です。伊方原発の危険性について、広島市民の立場からも含めて、改めて書いておきたいと思います。

 第一に、伊方原発の再稼働については、マスコミ、行政、市民団体を含め様ざまな形の世論調査が行われていますが、どの調査もすべて再稼働反対が過半数を占めています。愛媛県の隣県の高知県では、34市町村の内、26市町村で「伊方原発の再稼働を認めないことを求める意見書」を可決しています。実に約77%に達しているのです。

 第二に、先日の熊本・大分地震の原因になった活断層は、伊方原発の沖合い5~6㌔にある日本でもっとも長い中央構造線断層帯に繋がっています。熊本・大分地震の余震は東側に移動しており、中央構造線断層帯に影響を及ぼすことが大です。南海トラフの影響も受ける可能性が大です。

 第三に、広島市内中心部から100㌔という距離にあります。呉市倉橋町は約60㌔という距離にあります。その間は海だけで遮るものはありません。

 第四に、瀬戸内海という閉鎖海域の中に建てられている原発です。原発によって瀬戸内海が汚染されても、この海水は入れ替わるには、1週間から10日は掛かるといわれてます。ある報告では1年は掛かるというのもありました、瀬戸内海は海産物の宝庫です。

 第五に、米軍岩国基地から沖縄基地に向けて飛ぶ戦闘機などの飛行ルート近くにあります。原発の上空は飛行禁止の扱いになっていますが、伊方原発周辺から何度も米軍機が確認されています。現実に1988年には、原発から1㌔の山腹に大型ヘリが激突するという事故が発生しています。また、和歌山→徳島→高知→愛媛→岩国基地というオレンジルート下に伊方原発はあります。

 第六に、伊方原発は佐田岬の根元に在るのですが、原発から西側には伊方町民の半数におよぶ約5千人の人が住んでいます。地図を見ていただければ分かりますが、佐田岬はとても細い岬(最小幅800㍍)で、西の端は豊後水道の海です。約5千人もの人を船で九州側に避難させることは不可能です。住民は原発側へ逃げることになるという、避難の理屈に合わない「避難」をすることになります。そしてとてももろい地盤に原発は建てられていますし、避難路の確保には大きな疑問が出されています。

 第七に、原発から30㌔圏内には放射線防護対策施設が7か所ありますが、その内4施設は土砂警戒区域に在ります。大地震などで原発事故と土砂災害が重なった場合、この施設が使えなくなる可能性があります。

 第八に、伊方原発3号機はプルサーマル原発といわれ、核兵器の原料であるプルトニウムを使用しています。日本のプルトニウム量を減らすことを目的にプルサーマル原発になっていますが、もともと使ってはならない原料を使うことで、原発を停止させる制御棒というものの機能が効きにくいという問題などがあります。

 その他、原発の敷地面積が狭いこと、免震重要棟が狭いこと、高圧送電線の脆弱性の問題、九州にある火山の問題、などなどの問題も在ります。そして何よりも、四国電力管内もこの酷暑の中でも電気は十分に余っているという状況で、再稼働の必要性はまったくありません。

 国の原発回帰に向けての作戦は、①何が何でも原発再稼働を主張し続ける、②再稼働を国民に慣れさせる、③その内、原子力規制委員会のメンバーをもっと原発推進派に交代させる、だそうです。


スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://gomenda4918.blog.fc2.com/tb.php/499-38614672
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

Appendix

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR