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論争を避ける選挙戦

  「安倍首相、岡田党首、九州で論戦!」という新聞記事の見出しが目にとまりました。えー安倍くんも少しは大人になったのかと思って記事を読んでいると、なんということありません。たまたま同じ日に、二人が九州に入って選挙遊説をしていたというものでした。

 選挙の面白みは、党首クラスの人間の論争だと思います。それも直接やり合うところが魅力です。お互いの主張をぶつけ合い、そのお互いが発する言葉によって盛り上がるものではないでしょうか。

 新聞などには、それぞれの課題ごとに候補者や政党に問うたことが記事になりますが、それでは面白くありません。低投票率を上げるために大金を使って「選挙に行こう」キャンペーンが行われていますが、僕は比較的安く投票率を上げるには、候補者同士の論戦をやることだと思います。特に18歳からに引き下げられたのですから、なおさらではないでしょうか。

 選挙の仕組みとか模擬投票をやったという、まさに「子ども騙し」のニュースなぞを見ていると、これも大切ではないとは言いませんが、面白くありません。

 選挙公示前の6月21日に、東京で9党首による党首討論会が行われましたが、公示後は一度も行われることなく投票日を迎えることになりそうです。

 そして選挙戦の中で、原子力政策は特に避けられてきたと思っています。僕のように原発問題が一番気になる者としてみれば、とても不満です。原子力政策では、再稼働・福島原発事故対策・再処理・エネルギーミックス・放射性廃棄物・新増設・廃炉などなど多くの課題が在ると思っています。それもこの国のこれからの在り様に対する大きな問題だと思います。であるにも関わらず、あえて避けているように思えてなりません。それは政権政党だけでなく、野党にも言えるのではないでしょうか。

 政権政党は先の無い原子力政策を「自慢」することは言えないでしょうが、野党は選挙協力を維持するため、政党内での意見の違い、支持している労働組合に遠慮してか、避けているようにしか思えません。特に民進党には、民主党時代の政権交代をした時の「裏切り」からか、どうしても好きになれません。

 期待をしていない奴が期待できないのは、ある意味当然でしょうけど、ある程度期待していた者の裏切りは、数百倍腹が立つということを肝に銘じて欲しいと思います。

 選挙戦での論戦を避けるというだけでなく、最近特に思うのは立場の異なる者同士の論争が無くなったと思います。先日開催された電力会社の株主総会でも、ただ単なる単語による「止めやー」「長いぞうー」「原発ばっかり言うなあー」という声しか、原発を進めようとする側の人からは聞こえてきませんでした。

 そういう意味では、とても「ケンカの仕方」が下手になってきたと思います。川柳で「すぐ怒鳴る人、そういう人は小さく見える」というようなのがありました。

 相手の立場を尊重しつつ、意見の違いを論じあうこと、これが出来ない現在の風潮が特に最近目につきます。その先頭に立っているシンボル的な存在がアベシン君かもしれません。

 党首による討論会など、メディアが企画すれば実現出来ると思うのですが。

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