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貧しても鈍しないように

  「貧すれば鈍する」という言葉が有ります。国語辞書で検索してみると、『貧乏すると、生活の苦しさのために精神の働きまで魯鈍になる』と書いてありました。同じような意味だったら、「衣食足りて礼節を知る」というのも有りますよね。

 僕はどちらかというと、「貧」のようだと思いますが、これは比較の問題でしょうから、上を見ても、下を見ても限度が無いものだと思います。

 ワーキングプアーという言葉、派遣や契約といった非正規な雇用形態、過労死という言葉から出てきた長時間労働、若い人も年配者も、一部の金持ちを除いて、多くの人たちが「貧乏」で、余裕のない暮らしの中にあるように思うのです。

 非正規という雇用は、ただ単に「貧乏」というだけでなく、雇用の不安定ということで、平和運動や環境問題に対する活動といったような、社会活動への参加を躊躇するという状態を作り出していると思います。非正規については、大方の労働組合がその身分保障について消極的ですし、家族もそのような活動に参加することにブレーキを掛けていると思います。「貴方が、別にやることも無かろう。嫌われんように」といった感じで。本人も、肉体的にも精神的にも余裕が無い中では、静かにゆっくりということになりそうです。社会活動に関わることよりも、スマホやパソコンといった、「内向き遊び」によって生活を楽しむ方が、安上がりでしょうし、面倒な他人との関わりも必要無いし。ますます、この傾向は加速すると思います。

 社会的な問題に興味や感心、意見を持っていても、その問題の解決に向けての行動参加は出来ない状況になってしまうのは、これからの日本の状態を憂うことの始まりのように思うのです。

 監視・管理社会化、「不適切」な人物を排除する方向に向かうと、社会活動に参加することすら出来にくい世の中になるのではと思います。「気にしないで、頑張ろう」と言っても、そういうことで被害というか不利益を受けた人を、僕の力で助けてあげるということに責任が持てません。困ったものです。

 「出る杭は打たれる」という言葉もあります。「出すぎた杭は打たれない」、これは、僕が勝手に考えました。しかし「出すぎると、杭は引き抜かれる」可能性もあります。

 「貧」しても、決して「鈍」することの無いように、しっかりと世の中を観ていき、子どもや孫たちに、その生き方の基本を見せたいと思うのですが、なかなか簡単な話では無さそうですが。

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