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71年節目の初夏

 オバマ米大統領にあわせて、米国の退役軍人協会のメンバーが広島市にやって来るということですね。退役軍人協会は被爆者に会って話がしたいとのこと、オバマ来広が確定した段階でこういう事態は予想されていましたので、驚きはありません。むしろ遅いなあーと思うくらいの動きです。

 改めて「ヒロシマ」が世界の政治状況の中に在るのだということを、まさに知らしめましたね。

 広島では「謝罪を求める。求めない」の議論伯仲ですが、オバマが「する、しない」は別にして、求めることは必要だと思います。僕が韓国に行った時に「38?年、日本侵略の歴史」という言葉を、まさに嫌になるほど聞かされました。ヒロシマがオバマに謝罪を求めないということは、逆に日本は韓国や中国の人たちに対する犯罪を謝罪しないということに通じると思うのです。

 通常生活の中では、この謝罪や「加害・被害」の問題というのは、封印されているという感じがしますが、オバマ大統領によって封印が解かれたという感じで、そういう意味では感謝すべきかと思ったりもします。

 先日ある被爆者の人と話すことがありました。この人は1歳くらいで被爆した人で、もちろん原爆の覚えは無いのです。

 この方は「『謝罪を求める、求めない』の議論は、これからの人たち特に被爆二世・三世の人たちが引き継いで欲しい」と言われ、また「あまり被爆者を責めないで欲しい」とも言われました。

 僕の心の中に強烈にインパクトがありました。「被爆体験の継承」ということ、主に親たちのことですが、原爆に遭遇した時の体験そのものや、被爆後の生活のことが往々にして「継承」になるのですが、謝罪を「求める・求めない」の議論も継承の大きな点ではないでしょうか。ヒロシマ・ナガサキの体験に象徴される日本の平和運動ですから、被爆者、被爆二世、三世だけでもなく日本人全体の議論となる必要があると思います。

 この議論、以前からあったといえばあった事ですが、オバマ来広によって急浮上したこの議論で、ヒロシマも少し「立ちくらみ」状態かも知れませんね。

 そしてこの被爆者の方が言われたもう一つの、「あまり被爆者を責めないで欲しい」という言葉、被爆から71年、高齢化する被爆者、そして当然ですが好きこのんで原爆に遭った訳でもありませんし、体験も思いもいろいろな方がおられるのは当然です。被爆者だから「こうあるべきだ、あーあるべきだ」という押し付けはやるべきではないと思います。

 本番のサミットよりも、注目度の高いようなオバマ大統領の広島訪問です。かつて「いかなる問題」や今でも「平和利用問題」で論争が行われる日本の反核運動、今度は「謝罪問題」で大きな議論が起こるかもしれません。71年目の熱い議論を行いたいものです。

 明日5月24日、東京で「オバマ大統領広島訪問に向けたNGO共同記者会見」を行うという連絡が入りました。日本原水協、原水爆禁止日本国民会議らとともに創価学会平和委員会も加わっての共同会見です。会見案内には「会見は日本語で行いますが、英語通訳が必要な方は当日申し出ていただければ対応します」と備考に書いてありました。世界から注目されています。


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