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広島に来ただけで核兵器は無くならない

 広島市中心部の平和公園辺りは、1か月以上前から警察による警備が強められていました。10日~11日にかけて、「G7・欧州連合(EU)外相会談」が開催されるからです。報道によると、全国から約4300人の警察官が動員されているそうです。

 G7外相らが広島にやってきたのだから、5月の伊勢志摩サミットではオバマ大統領にも来て欲しいというラブコールも行われています。外相やオバマ大統領が広島市を訪れることに、反対する気持ちはありませんし、むしろ歓迎です。

 この外相会談に合わせて、10日午後広島市内で「核兵器禁止条約に向けて 市民シンポジウム」というのが、核兵器廃絶日本NGO連絡会と核兵器廃絶をめざすヒロシマの会の共催で開催されました。会場には約100人の人たちが集まったでしょうか、取材のマスコミ関係者も目立ちました。

 核兵器廃絶を訴えても正直、実現は難しいという気持ちを多くの人が持っていると思います。まさに「言うは易く行うは難し」という感じですが、僕は世界のリーダーたちが「本気」になって、目標時期をきちんと決めて行動を始めれば、難しい問題ではないと思っています。

 核兵器のことを非人道兵器だといいます。しかし考えてみれば非人道兵器というのは、ほとんど国際条約などによって禁止されていると思うのです。生物兵器は生物兵器禁止条約で、化学兵器は化学兵器禁止条約によって、対人地雷やクラスター爆弾というものも、条約などによって禁止されていると思うのです。

 もちろん条約に加わっていない国や、内緒で秘密に作っている国などは在るでしょうけど。こんなに非人道兵器の多くが禁止されているにも関わらず、その最たるものといえる、核兵器が禁止できないのは不思議でもあります。

 しかもよりによって「唯一の戦争被爆国」と自らも言ってる日本が、「核の傘」の下で平和が守られていると、なんの恥じらいもなく主張しているのは「おかしい」の域を超えているものだと思います。

 4月1日、政府は閣議で「憲法9条は一切の核兵器の保有および使用を禁止しているわけではない」とする答弁書を決定したというニュースがありました。つき足しで「非核3原則により、政策上の方針として一切の核兵器を保有しないという原則を堅持している」とはしていますが。政策上の方針と憲法では当然に憲法が上です。

 僕は常々、平和を脅かしているものは極めて具体的でリアルな存在と思っております。平和都市広島といえども周りには米軍岩国基地が在り、海田市には自衛隊が、呉には潜水艦基地が在ります。そして広島市に本店が在る中国電力は原発からのプルトニウムを持っています。

 お題目だけの核兵器廃絶の嫌らしさを、多くの市民は知っています。「禁止が先か?廃絶が先か?」という言語明瞭なれど意味不明な言葉が飛び交っていますが、「禁止あっての廃絶」というのは当然の話しです。そして他の非人道兵器は使うことが出来なくなっているのですから、核兵器を無くすことが出来ないはずはありません。

 日本被団協の藤森俊希さんが語られた「(原爆は)人として生きること、死ぬこともできなかった」と語られました。そして広島県原水禁の金子哲夫さんは、1955年の第1回原水爆禁止世界大会の宣言を引用して、「原水爆が禁止されてこそ、真に被害者を救うことができる」話されました。

 シンポジウムは6人のパネリストとコーディネーターで運営されましたが、その発言はすべて心に強く残り、やる気を起こさせる内容だったと思います。


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