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高浜原発4号機、緊急停止

 関西電力高浜原発4号機が、再稼働ボタンが押されて3日目で緊急停止しました。再稼働が行われた6日前の2月20日に、この原発から放射性物質を含む34リットルの冷却水が漏れたという事故を起こしておりながらも、というふてぶてしさです。

 この冷却水漏れの原因は、配管に取り付けた弁のボルト1本の締め付けが不十分だったという、明らかな「人為的ミス」という人災であったにも関わらずのことです。

 関西電力もですが、この時の対応について原子力規制委員会にも大きな疑問を持っていました。原子力規制委員会設置法の第1条には「(前略) 原子力利用における安全の確保を図るため必要な施策を策定し、又は実施する事務を一元的につかさどるとともに、(中略) もって国民の生命、健康及び財産の保護、環境の保全並びに我が国の安全保障に資することを目的とする」と書いています。最後の「安全保障に資する」は何故だ~と叫びたくもなりますが。

 この法律は、原子力規制委員会に「一元的な」権限を与えているのです。いくら審査に合格にしていた物とはいえ、否だからこそ、水漏れ事故の時に再稼働は中断というべきだったのです。これで原子力規制委員会の存在感は、落ちましたね。

 ブルームバーグという、世界中にニュースを出している通信社があります。このブルームバーグが、去年8月に九州電力川内原発1号機が再稼働をする直前に書いた記事があります。

 次のような内容でした。
 東京電力の福島第一原発の事故を受け、国内の43基の原発は順次停止。このうちのほとんどが約4年間停止しており、25基が事故を踏まえて策定された新規制基準の適合審査を申請している。来週には、新基準導入後の初めてとなる九州電力川内原発1号機の運転再開が予定されている。
 国際原子力機関(IAEA)や米国、カナダの規制当局のデータによると、最低でも4年間停止した原発の運転が再開されたケースは世界で14基、そのすべてが運転再開後にトラブルに見舞われている。
 米原子力規制委員会(NRC)の委員長を務めていたアリソン・マクファーレン氏は「原子炉が長期にわたって停止していた場合、長い間休止状態にあった機器や、さびついた運転技術により問題が発生する可能性がある」と電子メールでコメントした。

 また記事は最後に、原子力技術コンサルティング会社の、ラージ&アソシエイトのジョン・ラージ社長は、日本は「国中の原子炉がすべて4年間停止した状態」にあり、原子力規制委員会は想定外の事態に備えなければならないと指摘。規制委がいま直面している状況は「他のどの国に存在しないまったく固有に事態」だと話した。
 とも書いていました。

 もうすぐ福島原発事故から5年、再稼働を進める側の強引で強硬な態度が目立ちます。もう少し謙虚になって思い上らずに向き合うことが大切ではないでしょうか。

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