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熊取6人衆

 「熊取6人衆」の現役最後の研究者である今中哲二さんが、この3月末で定年退職を迎えられます。このブログを読んでいる方なら、ほとんどの人が今中さんは知っていると思いますが、新聞記事に載っていたものを書いておきます。

 熊取6人衆:大阪府熊取町にある京都大原子炉実験所の研究者で、原発に批判的な立場からさまざまな活動をしてきた海老澤徹、小林圭二、瀬尾健、川野眞治、小出裕章、今中哲二各氏のグループ。実験所の所在地にちなみ「熊取6人組(衆)」などと呼ばれる。各地の反原発訴訟で住民側に立ち、東日本大震災で東京電力福島第一原発の事故が起きる以前から、原発の危険性を指摘し続けていた。瀬尾氏は1994年に死去。他の4人は退職しており、今中氏も今年3月に定年を迎える(愛媛新聞2月2日付け)

 昨年は今中さんより1歳年上の小出裕章さんが定年になり、最後の一人になっていました。先日、八幡浜市で開かれた会合には、小林圭二さんが来ておられて、きちんとした挨拶もしておられました。

 川野眞治さんは最後には助教授になっておられましたが、後の方は皆さん助教という立場で、最後まで「平社員」で退職となりました。実験所内で定例的に開かれていた「原発批判ゼミ」の最後が、来週開かれることになっており、僕にも案内が来ておりました。今中さんが「福島原発事故から5年」と題して講演されることになっています。行ってみたい方もおられるかも知れませんが、既に「満員札止め」になったそうです。

 6人衆の中でも、今中さんとは特に親しくしていました。今中さんは広島生まれという関係からも、よく広島に来られることもあります。一緒に上関町へ行ったり、広島大学で開催されていた研究会に参加したり、なんといっても飲んで話してということがたくさんあります。今中さんは、原子爆弾による「黒い雨」問題に関連しても、広島を訪れることが多かったように思います。

 飲みの場には広島大学名誉教授で、原子爆弾が人間に浴びせた放射線量の推定方式の「DS02」を被爆試料から確かめたことで知られる、核物理学者の葉佐井博巳さんも加わることもあり、話しも大きく盛り上がりました。葉佐井さんは被爆者で、今中さんは被爆二世です。葉佐井さんは修学旅行生などに被爆証言もしているとのことです。

 今中さんに「新6人衆は出来んかねえー」と訊ねたことがありますが、「若い人たちも原発に批判的な考えを持っている人はあるけど、表だってやるのは難しいようだ」とのことでした。

 それにしても京都大学の研究機関で、国の方針に反対する原発反対を言い続けてきた研究者を、首(解雇)にすることもなく、講演会などでも「京大原子炉実験所の今中です」として、活躍してこられたことには感謝しています。

 僕のことと比較はできませんが、僕もよく「仕事首にならんかったの」とか「嫌がらせもあるだろう」と聞かれることがありましたが、その点では「脳天気」なところがあり、最後まで「平」でしたが仕事をしていました。考えてみれば、反原発の方が中途半端だったのかも知れませんね。


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