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アンバランスな懲戒処分

 今年6月に発覚した、島根原発の「低レベル放射性廃棄物」の処理に関する虚偽事件について、中国電力は16日に30歳代の男性担当社員を、この日付で諭旨解雇としたとする懲戒処分を発表しました。この社員の上司については、3人については休職1カ月、1人は出勤停止10日、2人を戒告にしました。

 こういう不正行為で担当者の処分を公けにしたのは、役員クラスが自主的に報酬返納する以外には、僕の記憶ではありません。この虚偽事件が社会的に大きな問題となり、未だに尾を引いているという状況が反映したものだと思います。

 この事件が発覚したのは、株主総会が終わった直後という極めて「政治的」な日でしたが、事件そのものは2年くらい前から行われていたようです。日本原燃という放射性廃棄物の処理を担うところの監査というのが、事件の発覚のキッカケとなりました。たぶん外部が入らないと、事件の発覚は無かったと思います。

 報道の見出しだけが目に入った時は、「解雇は厳しいなあー」と思いました。しかし上司6人も処分と書いてあったので、「ウンウン」と納得しようかと思いましたが、上司の処分が余りにも軽いので「またもやスケープゴート」でした。担当者個人への責任転嫁です。処分の余りにものアンバランスに驚きました。

 事件が発覚した時、マスコミは中国電力の「体質」だと大きく書きました。僕も同感でした。人間と同じで体質は、そう簡単に治るものではないと思います。

 この事件も中国電力が明らかにした調査報告書を読む限り、多くの部署が関わっています。一人の担当者が、一人で起こすということはあり得ないシステムになっていると思います。もっと言えば、これだけの大会社が一人で「やる」ということ自体、あってはならないことだと思います。

 中国電力の不正事件といえば、上関町の町長選挙で行った不正転入事件、岡山県の土用ダムのデータ改ざん事件、島根原発での点検データの改ざん事件、この時は担当部門の幹部が宿泊先の松江市のホテルから飛び降りするという、痛ましい事態も起こりました。また、今年の株主総会では中国電力社員が上関町祝島で自らを「NTT社員」だと嘘を言って、祝島島民に対して原発推進工作を行っていたことも明らかになっています。

 これらの事件では、道義的な責任という形の処分は行われたのですが、この度のような末端部分へ「実害」が起こったのは初めてです。もちろん窃盗や痴漢、殺人という事件を起こし処分されるのは別問題ですが。

 僕らは毎月、原則第3水曜日の昼休みに中国電力前で、通行人や中国電力の建物内で働いている人たちに対して、原発問題を訴える街宣行動を行っています。そこで最近特に思うのですが中国電力のビル内で働いている人の男も女も、その表情や外見に「覇気」が感じられないのです。僕の年齢の影響でしょうかねえー。

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