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「不公正な会計処理」と粉飾事件

 東芝の「不公正な会計処理」事件、急速に幕引きが行われようとしています。なぜこの事件が「粉飾」にならず、「不公正な」で済むのかということに大いなる疑問を持っています。

 東芝が不正に水増しした金額は、計1500億円以上とされています。この事件に対して、会社としての東芝が歴代の社長ら5人に合計3億円の損害賠償を請求する訴えをしたという報道がされました。不正1500億円に対して3億円、500分の1です。

 記憶にある人も多いと思いますが、「ライブドア事件」というのがありました。これも決算報告にウソの内容を掲載したとしたものです。もう10年くらい前の事件ですが、誤魔化した金額は、約50億円です。
内容を詳しくは書きませんが、これは「粉飾」事件とされ、ホリエモンこと堀江貴文くんは懲役2年6カ月の実刑が確定し、収監され刑期を務めました。ホリエモンだけでなく、他の4人の役員と公認会計士2人も有罪になりました。もちろん罰金もありました。

 50億円が「粉飾」とされ、1500億円が「不公正な」では、それこそ不公正です。現在の東芝の社長である室町正志くんは、「不公正な」事件が行われていた時期の会長や副社長という職にありました。しかしこの男には損害賠償は求められていません。社長を選んだ立場にいた西室泰三くん、この男の責任も問われていません。それどころか西室泰三くんは、先日株式市場に上場された日本郵政の社長に図々しく座っているのです。

 もう一度言います。50億円で「粉飾」とされ、1500億円で「不公正な」で片づけられようとしています。東芝幹部への刑事責任追及の動きは、今のところありません。

 そこで新聞などでは大きく報道されていませんが、東芝が原発企業だということが浮かぶのです。東芝は原子炉メーカーで、アメリカの原発メーカーのウェスティングハウス社を2006年に買収し、アメリカの原発セールスマンとして世界に原発を売り出す役割を持っているのです。
 しかし原発輸出が思うように行かないし、「3・11以後」はそれがますます難しくなってきました。東芝の「不公正な」事件も2008年4月から14年末とされていますから、ちょうど時期が合うのです。大金でウェスティングハウス社を買収したにも関わらず、原発で儲け損ねたというのも、「不公正な」事件の背景だというのは間違いのない事実です。それでも「原発」だから、「不公正な」で済まされるようです。

 「ちゅうでん」は「ちゅうでん」でも中部電力で、2005年に古美術品の購入をめぐって元会長が、会社に損害を与えたという事件が発覚したことがあります。中部電力は元会長に約4億4000万円の損害賠償を求めました。この時にも、会長への退職金を払わないという甘い「仕打ち」で幕引きされました。「背任」とか「横領」といった事件にはなりませんでした。

 弱い者は虐めるけど、身内とか強い者には「過ぎる」ほどの甘さ、これではシメシが付きませんね。

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