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今、被爆者が望んでいることは?

 このブログ、松山行きのフェリー船の中で書いています。明日の午前、愛媛県議会の特別委員会で、伊方原発の再稼働に関する請願の採択が行われることになっているからです。

 この文、書くべきか止めるべきか悩んでいました。書かないでパスしてもよいのですが、それだとどうも心に引っ掛かるので、やはり書くことにしました。

 二つのことがありました。一つは最高裁判所で原爆被爆者援護法を外国に住んでいる被爆者にも適用すべきだという画期的な判決が出され、北朝鮮に住んでいる被爆者にも当然適用されるようにすべきと思っていたことからです。このことは、このブログにも少し書きました。この判決は、被爆者援護法を求めていた人たちの、長年に亘る大切な要求でした。それが最高裁判所で決定され僕は本当に喜んでいました。

 そこで、ある会議の場で被爆者団体のリーダー的存在の方に、「この北朝鮮の被爆者への援護法を適用させる運動の進め方」について訊ねました。そしたらその方は「被爆者の人には、北が嫌いという人もあり、そういう運動は出来ない」と言われたのです。僕は本当に強い衝撃でした。そりゃあー、北が嫌いという人がいるのは当然です。しかし、これが被爆者運動のリーダー的存在の人の語る言葉でしょうか。

 会議の場で横の席にいた人が、僕の気持ちを察してか「聞き流しなさい」と繰り返し小声で話しかけたので発言は控えましたが、これは本当にショックであり悲しくも思いました。

 それと市役所の被爆者対策の担当者も加わっての、被爆者の声を聴く会合の場でのことです。被爆者手帳を持っている人には、放射線被害の特殊性から健康管理手当や、認定被爆者になれば月に10万円を超える認定手当をもらうことができます。健康管理手当は8割を超える人たちが受給しています。しかし認定被爆者になって認定手当を受給することは大きな関門があります。認定被爆者は「原爆が原因になっている病気に現にかかっていて、今その治療を継続していること」というのが条件になっているからです。

 言っておきますが、原子爆弾という放射能被害を受けた被爆者がその特別な被害であるために、その条件に適合されれば健康管理手当も認定手当も受給するのは当然だと思っています。

 さてこの市役所の担当者も同席した会議で、出席した被爆者から認定の壁が大きいこと、結果の連絡が遅いことなどが語られました。これも当然ですが、認定の壁が大きいことも、いたずらに時間をかける姿勢も大問題です。

 それはそれとして、これまた被爆者団体の人が大きな声で「皆さん、認定を受けるためには、決して通院を止めることはしないでくださいよ。病院を変えてみるのも手段。○○病院の医者はなかなか書いてくれない」ということを言われました。

 そりゃあーそうか分かりません。しかし市役所の担当者も同席している場で、こういう言い方は無いでしょう。僕だったら「個別に相談しましょう」にすると思いますが。

 以前は被爆者であっても、手帳を取ることによる差別の問題や、自らの子ども(被爆二世)や孫(被爆三世)の差別問題などから、手帳を取らない被爆者が多くいました。しかし、今では被爆者手帳があると医療費が掛からなくなる。、手当がもらえるということで、手帳を取って「被爆者になりたい」という人が多くなったそうです。
70年という歳月の中で、二世も三世も差別のことなどを心配することが少なくなったということもあるでしょうけど。

 繰り返しになりますが、被爆者への支援はまだまだ十分とは言えないと思います。とりわけ在外被爆者への支援は重要だと思います。それらを行わせることを国などに求めることは、被爆者団体としては当然の責務ではないでしょうか。

 福祉がどんどんと切り捨てられている現在、被爆者が「うらやましい」と思われることから、少しでも脱却するためには何をすべきかということを考える必要があるでしょう。そして省ちゃんとしては、言わなければならないと思うことは、きっちりと発信し続けていきたいと思います。

 是非とも、皆さんから異論・反論を含め意見を聞きたいと思います。よろしくお願いします。
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