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10回目の町長選挙

 上関町に原発建設問題が公けになって10回目の町長選挙が、9月1日に告示されました。新聞などで報じられていますが、現職の柏原重海(かしわばら しげみ)町長が無投票で当選しました。無投票は原発計画が浮上してからは初めてのことです。

 原発建設問題が浮上したのは1982年の夏から秋にかけてですから、今年で33年、町長の任期は4年ですから割り算をすれば8回か9回目の選挙になるはずです。しかし2003年4月の選挙で当選した加納簾香(かのう みすか)町長の後援会長が、買収で有罪になることが確定的になる直前に加納さんが町長を辞職し、この年の10月にやり直しの町長選挙が行われました。

 上関町長選挙では、汚い選挙が行われています。全国にその汚名をさらしたのは、1987年の「架空転入事件」です。86年の年末頃から人口減少が続いている町の人口が増え始めました。町外に住んでいる人間が、上関町に住民登録をして「偽者町民」になったのです。当時の「反対派の会」の会長だった向井丈一さんが告発を行い、100人を超える「偽者町民」が取り調べを受けました。そして正式に起訴された者、略式命令で罰金を払った者などが出ました。その中には当時の町長だった人間が経営していた海運会社の社員らも、有罪になりました。

 そしてなんとなんと、上関町に在る中国電力事務所の職員6人も有罪になったのです。その時に中国電力の言い分は「本人がかってにやったこと。会社は知らない」でした。

 このことを少し詳しく書いたのは、先日島根原発でのデータ改ざん事件などで、中国電力に申し入れに行った時のことです。数多い過去の不正の一つとして、この架空転入事件のことを言ったら、応対した中国電力側の担当者は「きょとん」とした顔をして、明らかにこの事件を知らないようでした。

 考えてみれば28年前のことですから、きちんと「汚い歴史」が継承されていないと、知らないでしょうね。だから、この会社は同じような不正を繰り返すのでしょうね。

 この度の選挙が無投票になったこと、僕のところにも「おかしい。これじゃあいけんだろー」「誰か出さなければ」「町長選挙は落下傘でも良いのだから、あなたが出ないか」とか、いろいろな電話がありました。

 この声がまったく分からないでもありませんが、福島原発事故で建設計画が凍結されている中で、現職町長の本音は別にして「原発財源に依存しないまちづくり」を進めている中では、「貸し」を作るのも一つの作戦かも知れませんね。

 町長選挙に合わせて告示された町議補欠選挙(定員1名)には、原発反対の候補も立候補しています。「原発のない町づくり」を大いに訴えて欲しいものです。

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