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メンツだけの川内再稼働

 明日、11日にも川内原発1号機が再稼働しようとしていますね。燃料集合体にある制御棒を引き抜いて核分裂が始まり起動となるようですが、まだ最終的な制御棒の状態についてOKが出ていないので、明確に「11日!」と断言できる状態でもないようです。

 米国のブルーンバーグという経済紙は、次のように報じていました。「国際原子力機関や米国、カナダの規制当局のデータによると、最低でも4年間停止した原爆の運転が再開されたケースは世界で14基。そのすべてが運転再開後にトラブルに見舞われている」と。

 米原子力規制委員会(NRC)の委員長を務めていたアリソン・マクファーレンさんは「原子炉が長期にわたって停止していた場合、長い間休止状態にあった機器や、さびついた運転技術により問題が発生する可能性がある」と話しています。スウェーデンでは、独電力大手エーオンが1992年から停止していたオスカーシャム原発1号機の運転を96年に再開。その翌年に6回の緊急停止があったほか、亀裂が見つかったことから38日間で終わる予定だった燃料の交換作業に4か月以上を要しています。

 川内原発1号機は、福島原発事故の起こった年の2011年5月10日から定期検査ということで停止していますから、4年3か月間です。

 口永良部島の地震に見られるように、この地帯は火山の危険性が非常に高いところです。また当初は、防災訓練を実施してからの再稼働になると言われてましたが、これも先送りとなりました。放射能を事前に予防すると言われている、安定ヨー素剤の5㌔圏内住民への配備は3割しか終わっていないのです。
 この8月に入ってからも、7日のことですが原子炉の水を循環させるポンプの振動を測る計測器にトラブルが発生したばかりです。

 今年は酷暑と言われてますが、全国的に電力供給には余裕があります。それでも再稼働をしようと考えている、国や九州電力の本音は何でしょうか。電力需要が最も多いと言われている夏に、2年間も原発が止まっているのは、原発の存在メンツが潰れるのでしょうか。僕にはそうとしか思えません。

 自分でも明確な説明が出来ないにも関わらず「再稼働」ということは、敗戦が確実となった状況を前にしながらも、東京や沖縄で、全国各地の空襲で、そして広島・長崎、にも関わらず「止める」という判断が出来なかった天皇や軍部の人たちの、自らのメンツだけでしょうか。それも極めて低レベルな利己主義的なもので決断が出来なかったのではないでしょうか。それで落とされた多くの命を思うと、やりきれない気持ちです。

 九州電力の人たちも原子力規制委員会の人たちも、本音では制御棒にトラブルが在ることを願っているのではないでしょうか。それを「言いわけ」にして再稼働が出来ないようになることを。


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