Entries

覆水盆にかえらず

 事故を起こした福島第一原発から海に流れ出る、黒い帯状の汚染水の2本の流れ、これを上空から映したテレビ映像、とても衝撃的でした。そして、意外にも涙が出てしまいました。

 汚染水問題が深刻な事になっていることを知りながら、参議院選挙までひた隠しにし、選挙の争点から外したこと。この事に表現のしようがない、憤りを感じました。そして、2020年のオリンピック開催地が決まるまで、汚染水問題の国会閉会中審査を延期するという、悪らつで、かつ、巧妙なやり方にもしかりです。これで怒らな
かったら、私たちは何があった時に怒るのでしょうか。

 汚染水問題で、アベシンは「東京電力任せでは無く、国が先頭に立って対策を行う」という意味の発言をしていましたが、その表情に真剣さを感じません。「オリンピック開催地が決まるまでは、頑張るポーズをしておきます」と言えば、素直な気持ちを示したとして、それなりの「評価」をしたいと思いましたが。

 470億円の国費を使う、ということも根拠が読めません。「汚染水問題の解決が、この国の最大の課題だから、オリンピックの開催地候補を辞退する」とまで言えば、本気かなあーとも思いますが。野党も、国民の念願である??オリンピックですから、ダンマリを決め付けています。何か言ったら、「国賊、非国民」呼ばわりされる
だろうと、思っているからでしょう。

 それにしてもブエノスアイレス入りしている、JOC(日本オリンピック委員会)の委員や、猪瀬直樹東京都知事の顔には「なんで汚染水がオリンピックに関係するんやあー」という感じの、ノー天気で、的外れさの顔は、滑稽でもあります。

 マスコミも、ニュースの中での「汚染水問題がオリンピックの開催地決定に影響している」というものと、ワイドショーなどでの「オリンピック開催地決定まで、後○○時間」という、元オリンピック選手や芸能人が出演する秒読み番組に、つながりを考えさせないようなするやり方にも、巧妙さを感じます。

 「覆水(ふくすい)盆(ぼん)に返らず」という故事があります。これは、“一度別れた夫婦の仲はもとどおりにならない”や“一度したことは、もはや取り返しがつかない”ことのたとえとして使われますが、汚染水という覆水は、決して盆には返りません。

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://gomenda4918.blog.fc2.com/tb.php/36-f10530cf
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

Appendix

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

Extra

プロフィール

省ちゃん

Author:省ちゃん
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新トラックバック