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上関原発スラップ訴訟、新たな展開か!

 「どうせ裁判所は勝たせてくれるのだから」という、たるみきった気持ちで5年6か月も中国電力はダラダラと裁判をしていたのでしょうね。上関原発のスラップ訴訟です。

 6月10日と7月1日に山口地裁で行われた、中国電力から訴えられた4人の「被告」の本人尋問。僕も尋問終了後は、双方が最終準備書面を提出して年内に判決というシナリオを描いておりました。しかし、7月1日の尋問が終わった後、裁判長から今後の裁判の進め方についての進行協議の中で、「審議が不十分なので、このままでは判決が出せない。工事妨害で損害を受けたと判断した中国電力側の証人を出しなさい」と促したようです。そのために7月31日に改めて進行協議を行い、暫定的に次回公判日を11月4日に決めました。裁判所も4人の尋問を聞いて、中国電力の理不尽さが分かったのでしょう。

 2009年秋、前年に山口県知事が許可した埋め立て免許の条件とされた、1年以内の工事着手が予想外の強い抗議に遭い、騙しの手段で着手をやったものの、埋め立て工事を儲けたいという地元の土建業者から中国電力に対し、「早くやれー」という声が出ていました。

 電力会社が行う埋め立て工事などでは、大手ゼネコンと地元の中小ゼネコンとのJV(共同企業体)で行うのがほとんどです。理由は地元業者にお金を落とすためです。上関原発の埋め立て工事は、大きく三つの工事(埋め立て・造成・護岸)となっていましたが、地元上関町の業者とたぶん徳山市(現・周南市)の業者がジョイントを組んでいました。主にはそこから「早くやれー」という突き上げが中国電力にされたようです。
 そういう事情の中で、このスラップ訴訟が起こされたものと思っています。中国電力もこの年の12月18日に「原子炉設置許可申請」を行っていますし。

 さて、この時の中国電力側責任者は、地元では上関原発工事事務所長の、岩畔克典(いわぐろ かつのり)さんです。彼はたぶん今は、広島にあるテレビ新広島の常勤監査役をしていると思います。中国電力はテレビ新広島の大株主で、12.4%の株を持っているから、体の良い天下り(再就職)先となっています。これまでも中国電力取締役が、この放送局の社長になっています。
この岩畔さん、能弁な人で中国電力時代の記者会見(される側)でも、原発の必要性をとうとうと語ったことは有名です。

 スラップ訴訟について、この岩畔さんが決済できるほどの大物ではないと思いますが、本店に上申したのは彼でしょう。それを受けてたったのは、本店の常務で当時上関原発プロジェクト長という役職にいた福本和久さん、この人は2012年の人事で中国電力顧問になっています。そして何よりも、最高責任者は現会長で当時社長の山下隆さんです。

 証人申請はこの3人を行って、法廷で「生の言いわけ」を聞きたいものです。考えてただけで、気持ちがウズウズしてきました。

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