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一番若いか?広島原爆の被爆者

 昨日、一番若いであろう広島原爆の被爆者の方に会い話すことがありました。この方は1946年(昭和21年)4月生まれの現在69歳です。
 原爆が広島に投下されたのは承知のはずですが、1945年8月6日です。最近ではこの日を知らない人が増えたという新聞記事があったので、あえて書きました。

 この方は胎内被爆です。46年4月生まれですから、お母さんが妊娠したホヤホヤの時に被爆されたことになります。お父さんは、現在の平和公園内にあった郵便局に勤めていました。
お父さんは通勤電車の中で被爆され、今も行方不明です。「たぶん八丁堀辺りで原爆に遭ったのだろうか」と話していました。お母さんは広島駅近くに住んでいて助かりました。

 この方には3人の兄と姉がいます。お母さんは4人の子どもを育てられたのです。たいへんな苦労をされたのだろうと想像します。現在、胎内被爆した人の新しい組織を作るために頑張っておられます。

 この人の話しでは、今のメンバーは40人と言っておられました。全国には胎内被爆者は7400人ほどいるそうです。この人のお母さんは10年くらい前に亡くなられたそうですが、原爆のことは全く話されなかったそうです。

 僕の姉も胎内被爆者です。姉は1946年2月生まれです。姉は10年前に59歳で亡くなりました。突然の死だったので、本当に驚いたのを思い出します。

 胎内被爆された人には、原爆小頭症という病気を持っている人があります。ちょうどこの日、僕はあるセミナーで、医療被ばくの問題について話しをしていました。その中で妊娠期間中のどの時点に放射線を遭うのが危険か、ということも話しました。妊娠3週目までは、放射線の影響による先天異常の危険性の増加というのは、ほとんど見られません。3週目から8週目までが最も異常発生の危険性が高いといわれています。8週目から通常の出生時である38週目までは下がっていきます。

 僕もセミナーでの話しをするための「にわか勉強」で知ったのですが、この方の場合は妊娠3週目くらいまでだったと思います。姉の場合は、これからまさに異常発生の危険性が増加するという段階だったと思います。

 世間では、胎内被爆について知っていない人が多いと思います。そして普通の被爆者よりも胎内被爆の方が、とても差別的に見られているように思います。井伏鱒二が書いた「黒い雨」も、NHKが何年か前に放映いた「帽子」も主人公は胎内被爆者ですから。

 この人との会話は2時間くらいでしたが、とても身近に感じました。そして改めて、母や姉のことを思いだしていました。


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