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「安心と信頼?」

 先日JR電車に乗っていたら、吊り広告に「安心と信頼のために、できることのすべてを」というJR西日本自らの広告が目にとまりました。

 今月12日、JR山手線の支柱が倒壊したことで、あわや大惨事という事故が起こりましたね。支柱が電車と衝突すれば大事故になると思われます。この異変が最初に確認・発見されたのは10日夜とされています。工事中の作業員が発見したのですが、「すぐに倒れることはない」と極めて主観的に判断して、週明けに補修すればよいと、これまた勝手に判断したようです。

 まさに見通しの甘さが丸見えです。そして12日の午前に倒壊してしまったのです。この事態を受けて12日の夜、JR東の幹部は記者会見で「過去に地震以外で支柱が倒れたケースはなかった」と釈明しています。「ケースはなかった。だからどうなの」と言いたいです。

 後になって、「ああすれば良かった。こうすれば良かった」は誰でも言えることです。前兆現象があったのに、見通しの甘さから放置されていた責任は重大だと思います。

 僕はかって、まさに瞬時で判断し行動に移さなければならないという仕事をしていたことがあります。それも24時間体制での仕事でした。自らの判断で、スィッチを入れるボタンを押すというような操作を伴います。もちろん、二人でチームを組んでの仕事でしたが、そのためには知識と経験が大切でした。「さあーどうしよう」とマニュアルを開いて考えるということでは、時間が間に合いません。

 そして、耳にタコができるほど言われていた言葉があります。それは「空振りでもよいから、すぐに応援を掛けて呼び出すように」ということでした。しかし、深夜の2時3時に呼び出しの電話を掛けることには、やはりある意味での勇気というか決断力が必要でした。それでも電話をすると嫌な態度をされます。

 今回のJR山手線の事故、10日の夜の時点で「すぐに対応していたら、こんなことにはならなかった」というのは、出来の悪い管理職の言葉です。特に11日・12日が土日ですし、大したことで無かったら「休みに出さされて」とブーイングが聞こえてくるのが予想されます。

 昨年8月に発生した広島市内の土砂災害に関して、広島市長の対応の悪さが指摘をされています。市のトップという立場にある人間ですから、責任は当然あると思いますが、彼に言わせれば「だって、そんなに度々起こるものでは無いし。僕が市長に就任してからは起こって無いし」と開き直るでしょう。

 同じことが原発事故でも言えると思います。テレビ映像・メーターとかの計器類で「現場」を監視しているというのですから、なかなか判断が出来ないと思います。
事故が起きていない時だから、「安心と信頼」が言えるのです。

 「東電テレビ会議」という福島原発事故直後の対応を見るDVDを観ていました。
 事故直後というのに、はっきり言って「自分は責任を取りたくない」「マスコミに対して如何に対応して、言い繕うか」しか見えない、ある意味「のどかな会議」でした。


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