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「粛々と」いう嫌な言葉

 辺野古への基地増強に関する、沖縄県の翁長雄志知事と菅官房長官との会談で、菅官房長官が連発する「粛々と」という言葉は、どんなことがあっても強引に問答無用で進めるという意味で不愉快だということを翁長知事が言って、菅官房長官も「これからは使わない」と約束したのはご存知と思います。この約束をしたにも関わらず、直後に安倍晋三が国会の委員会の中で忘れたかのように使いました。この感覚、どうしても理解できません。こういうの一種の病気なんでしょうか。

 原発についても、この「粛々と」いう言葉が通用するほど、国や電力会社などのやり方は強引で問答無用という感じがしてなりません。それが、特に電力会社の場合は本音ではないと思われることを感じさせながら使われるのは本当に不愉快です。

 山口県漁協は原発建設のための補償金は受け取らないという姿勢を崩していない祝島の漁師さんに対し、「漁業補償金配分基準(案)」を決める総会の部会を、4月14日午前9時から柳井市で開催するという通知を行いました。

 これまで4回ほど祝島公民館でこの会を開催するという連絡をしておりましたが、台風の到来や主催者側の間抜けと思われるほどの失態、そして2回は祝島の波止場で山口県漁協の職員が入島を阻止されて開催できませんでした。

 予想されなくはありませんでしたが、この度は柳井市で開催するということにしました。柳井市で開催するということ自体、まさに異常事態です。

 さかのぼれば補償金の受け取りについて祝島は、長年に亘って圧倒的多数の反対で拒否してきました。やがて祝島漁協から山口県漁協祝島支店になってから、補償金を預かっている立場にある県漁協は、執拗にも祝島支店の漁師さんにその受け取りを迫りました。

 2012年2月に開催された祝島支店総会では、重ねて受け取りの拒否をするとともに、この時の総会では「この補償金について祝島支店では今後二度と協議しない」という緊急動議を議決していました。

 しかし翌2013年2月の総会では、またもや受け取りを迫り、議長の選出方法も議場にはかることなく強引に決めるという規約違反をして採決を行いました。この議長の決め方は、「…議長の選任方法を議場に諮って議長を選任する」という規約に違反しています。

 補償金を受け取らないという漁師さんたちは、山口県漁協に対してこの点に対しての質問を行っていますが、県漁協側はまともな回答を行っていません。

 山口県漁協は中国電力や国と一体になって、何とかして祝島の漁師さんたちに補償金を握らせて、固い団結の一角を崩したいようですが、それこそ問答無用で強引な「粛々と」という態度ではないでしょうか。

 祝島の漁師さんの中に「上関原発はどうせ建たないのだし、ほかの支店の漁師らは受け取っているのだから」という気持ちの人もいます。この気持ちも全く理解できないわけではありませんが、国のエネルギーミックスの議論で2030年に原発比率20%以上が決まろうとしている中、上関原発の建設計画が浮上してくる可能性も無いとは言えないと思います。

 「粛々と」という言葉、僕流の言い方ではまさに「ストーカー」です。「もう私を追っかけるのは止めて」と言っても、強引に暴力的に追っかけまわすこのストーカー、「粛々と」といえば上品そうに思われるかもしれませんが、「おかみにたてつくな」とも思われる品のない嫌な言葉です。

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