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三隅火電の将来の姿を読む

 昨年10月だったと思います。島根県浜田市にある三隅火電1号機に続いて、2号機を当初予定の40万kwから100万kwに出力を上げて、それも関西圏への売り込むことを目標に新規建設することが明らかにされました。この2号機は2001年以降、電力需要が低迷していることを理由にずっと延期、延期がされていたものです。

 地元の商工会や浜田市は、「建ててくれ。建ててくれ」を中国電力に訴え続けていました。別に商工会や自治体は火電が好きな訳ではありません。ただただ理由はお金です。

 しかし中国電力にしてみても、必要の無いものを建てるとは言えません。いくら何でも理屈の立たない物を造る訳にはいきません。そこで、その理屈になったのが関西圏への売り込みということでした。電力の自由化という背景からです。ということで、昨年10月に明らかになったのが「三隅火電建設へ」の発言でした。

 そこはたぶん中国電力としては「予想外」だったと思いますが、「島根原発再稼働が必要だ」という理屈に合わないという反発でした。この反発は、三隅を造るなというのではなく、「関西圏に売るための三隅建設を」というのに対する反発でした。

 という経過の中で、この度中国電力は自社管内への電力供給のためということで、2月27日に島根県と浜田市に対して2号機新設の申入れを行いました。島根県も浜田市も、申入れを受け入れるのは確実です。久保田章市浜田市長の「作業員が長期に滞在してくれて、宿泊客が増えれば地元経済へのメリットが大きくなる」というコメントは、まったく分からないではありませんが、なんとも目先のことしか考えない浅はかさを感じます。

 予測しておきます。三隅火電の運転開始時期は2022年としていますから7年後のことですが、僕の予想では中国電力にとってはその時には、余分な発電所となって関西圏への売電電力になっているものに変身していると思っています。もしその時、自社管内での電力だったら、頭を丸めることを約束します。今はそれなりに毛髪はありますが、はげ頭になっていたら申しわけありません。

 「三隅を造ってくれー」と言ってる人たち大物らも、たぶんその時には多くの人たちは、この世の人ではないでしょうし、「島根原発再稼働前の建設表明はけしからん」と言ってた人も、そのこと自体を忘れているでしょうから。

 経済産業省の将来の電源構成(エネルギーミックス)を話し合う作業部会では、2030年では今よりも18%超ほど電力需要は減るという数値を出していました。なのに、まだ100万kwクラスの発電所を必要とするのでしょうか。いつも言ってることですが、「今だけ」「金だけ」「自分だけ」の、代物です。


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