Entries

哀れというか愚かなりけり

 「人命尊重の観点から人質の早期解放を求める」というものと、「このようなテロ行為は言語道断の許しがたい暴挙だ。強い憤りを覚える。国際社会と連携して戦う」という二つの言葉、どうしても矛盾していると思うのです。

 「イスラム国」のこの度の事件、人質になった二人の人は昨年の段階で誘拐され、すでに身代金を要求されていました。そんなことは十分に知っているアベシンは1月10日から21日までエジプト、ヨルダン、イスラエル、パレスチナを訪問して、「イスラム国」などのテロリストと対抗するという意味の発言をして、身代金と同額の援助を出すと約束しています。

 テロは大きな犯罪には違いはありません。しかし二人の人質のことを考えれば、長い目ではなく目の前の問題解決のためには、アベシンの中東での発言は理解できません。

 配慮が無いというかアサハカというか、「イスラム国」としてみれば、「売られたケンカは買わざるを得ない」という心境だと思います。ここで怒らなかったら「イスラム国」も立つ瀬が無くなるという状況だと思います。

 今年に入ってフランスの新聞社が襲撃される事件が発生したにも関わらず、アベシンの発言は全く理解ができません。ドイツの新聞は「アベシンの発言はテロリストを挑発させたものだ」と強い口調で批判しています。そしてこの新聞は「日本ではどうしてアベシンの発言に抗議する声が起こらないのか」という疑問の声も書いています。

 外務省の職員の中では二人の人質に対して「バカなことをしてくれた」という言葉が語られているともありました。そしてNHKは繰り返し「日本の支援は平和的・人道上」というのを繰り返しています。

 一般的な日本人の中には、「どうしてあの人たち(二人の人質)は、バカなことをして」という声が多いように思います。しかし大手のマスコミを中心に真実を報道しない中で、どうしてもフリーという人が真実を観て、それを伝えるということはとても大切なことだと思います。

 「イスラム国」のテロ行為は文句無し、許されない行為だと思います。しかし10歳そこそこの子どもたちが銃を持って兵士になってテロ行為を行っている、女性や子どもたちが恐怖の中でブルブル震えながら暮らしている、これも現実です。兵士にさせられた子どもたちを含め、多くの弱い立場にいる人が犠牲になっています。

 面白おかしくこの手の事件を書く、その手の新聞は「ここで人質が救出されたら安部内閣の支持率は大きく上昇するだろう」とも書いていました。

 アベシンの中に、中東訪問を含めてこの間に自分が行った行動や言動に対する反省というのは少しでもあるのでしょうか。

 そして、なぜ日本のマスコミはこのことを指摘しないのか、これぞ「哀れというか愚かなりけり」だと思うのですが。






スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://gomenda4918.blog.fc2.com/tb.php/297-255cfb21
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

Appendix

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR