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絶滅危惧種のような医者

 今どきに絶滅危惧種と表現してもいいような医者がいます。この医者との出会いは8年くらい前になると思いますが、出会いは休日当番医だったということでした。緊急避難で駆けつけた病院ですから、わが家からは近くない距離です。

 開業医さんですが入院設備も持っていました。僕より少し年上で、外科・消化器内科・肛門科が専門です。

 昨年の12月から1月に掛けて「メチャクチャ」というほどでも無いのですが、ずっと机のパソコンに向かって「ウーン」と唸りながら用事をしていました。そしたらケツ(お尻)の穴が急激に痛み始めたのです。ついでに慢性的にある腹部の違和感も診てもらうことにしました。
 8年くらい前に、同じ痛みで我慢できなかったので、休日当番医であったこの病院に行ったのです。この度は大したこと無かったのですが、「待ってましたと」ばかりの気持ちで行きました。

 最近の特に若い医者は「どうぞお座り下さい」とは言っても、ボソボソとよく聞こえないような声で話して、こちらをあまり向いてくれないように思います。もちろん全てではないのですが。そして医者が向いているのは、患者ではなくパソコン画面で手はキーボードです。「どうされましたか?」と訊ねてはくれますが、眼はパソコンから離れません。

 「待ってました」とばかりに行ったこの絶滅危惧種の医者は、じっと僕の顔を見つめて脈・血圧を計り、これまでの病院で検査してらったことを十分に聞いてくれます。そしてそこのベッドに横になってと言って腹部をいろいろと触っていました。「腹の痛いのは背骨に問題があるんじゃあないだろうか?」と言ってレントゲンで撮影することにもなりました。
 そして続いてケツの診断です。この年齢になると恥ずかしいという気持ちは全くないのですが、この診察は大声を上げそうになるほどの痛みが伴います。二人の看護師(女性)さんが僕の身体を押さえつけていました。
 でも「大したことない。早く来たからだろう」と、この絶滅危惧種さん。

 僕は、「最近の医者はパソコンにだけ向いて、こちらを見てもくれない。ちょっと触ったとしても、すぐに消毒液で手を洗い相当に汚いものを触ったような顔をしている」などと話して少しに時間を雑談で楽しみました。

 そんな雑談の中でこの医者は「僕なんか絶滅危惧種の医者だ。そしてやがて絶滅する」と宣言していました。僕は医者の集まりでも原発の話しをすることがたまにあるのですが、ヨーロッパなどでは、医者は患者から話しを十分に聞いて診断をするだけ、それに徹しています。患者の話しは専属の助手の人がキーボードに向かっていると聞いたことがあります。

 この病院、初めて行った時は入院設備を持っていましたが、最近入院は止めたそうです。「入院するような患者はそんなに居ないし」とも。病院の建物も以前の通りでした。最近の建物ばっかり素晴らしい病院とは違います。何よりもこの医者の素晴らしいことを証明したのは、看護師さんが昔のままの人だったことです。「この医者なら働きやすいし、辞めんだろうなあー」とも思いました。職員が長く勤められる職場というのは、上司が素晴らしいのだとも思います。

 医術も立派です。僕は8年間まったくその痛みは無かったのですから。
 ただし決してきれいな建物でもないし、患者の「痛たたたー」の叫び声は待合室にダダ漏れです。特に僕は大げさに声を出すからかも知れませんが、でも待合室も同病の人が多いのでしょうから、そんなに気にすることも無いでしょうね。

 この病気で苦しんでいる方、紹介しますから是非ともご連絡を下さい。



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