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Aくんが働いていたところ

 Aくんは40歳代中間の男性です。福島原発事故後、福島で働いていました。福島で働くというと原発内での作業と思われるでしょうが、福島での仕事は大きく四つに分類されます。一つは福島第一原発で働く仕事、二つ目は除染作業、
三つ目はガレキ撤去、そしてモニタリングです。Aくんはモニタリングの作業以外は経験しています。

 そして昨年末に体調を壊して広島市の病院で検査を受けたら「左肺腺癌縦隔リンパ節転移」という診断がされました。いわゆる肺がんです。Aくんと知り合いになって福島での仕事について様々なことを聞きました。仕事の中味というよりも主に聞いたのはその労働実態です。

 Aくんの給料明細が手元にあります。この月の総支給額は45万円くらいあります。しかし手取り額は13万円少しです。前払い金として20万円が引かれ、Aくんが仕事をあっ旋したという二人の人の家賃が6万円ずつで12万円が引かれていました。これが実態です。

 福島で働いている人たちは、全国から集まっています。交通費を使い福島に行き、着いたら当然寝止まりをするところが必要ですし、食事も必要です。働くためには健康診断を受けなければなりません。仕事に付いても実際に給料をもらうのは2か月先になりますから、その間の必要な費用は全て前借りになります。必要な健康診断の費用もAくんが負担しました。原発作業では、定期的に健康診断を受けることが義務付けられています。

 考えられないような話しも聞きました。もしAくんの体調が悪かったら、体調の良い代わりの者がAくんを名乗って病院に行き、健康診断書を書いてもらいます。そしてAくんは仕事をするのです。

 Aくんの場合ある職場に雇われた時、一日分の宿代として1000円が取られました。宿代といっても狭い部屋に数人が押し込まれるという形です。そして仕事で使う車両の使用料もガソリン代金も要りませんでした。当然だと思います。そしたら雇われて2か月目からは、宿代金を一日当たり2000円にする、車の使用料として一日当たり300円を取る、ガソリン代金は自己負担が告げられました。当然Aくんは、その提案は納得できないと会社に言いました。しかし、受け入れてもらえずに次の月の給料から約7万円が天引きされていました。

 またAくんは仕事中に車を運転していて物損事故を起こしたことがありました。仕事中の事故ですから、Aくんに重大な過失がない限り、修理代金は会社が負担することになるものです。しかし、Aくんの給料から修理代金が天引きされていました。

 こんな話しを聞いた後、広島市内にあるハローワークに行って福島での仕事についいて求人票を探してみたら、何件かの求人がありました。なんと日当は8000円程度でした。

 福島原発事故の作業員には、危険手当として税金によって一日当たり福島第一原発内での作業では2万円が、それ以外では1万円が支給されることになっています。現在一日平均で福島第一原発には約6000人が働いているそうですから、ざっと一日で1億2千万円です。

 これらのお金がどういう形で支給され、誰のフトコロに入っているのでしょうか。これは食事代金だ、宿代金だという言い分をしているようですが、これは一次受け会社のかってな言い分だと思います。しっかりと別枠で働いている人に支払われるべきではないでしょうか。国の役所もたぶん環境省だと思いますが知らんぷり、大儲けしているのは大手のゼネコンです。こんなことを許していたらこの国はつぶれる。そうじゃあないのー。

 時々、福島原発震災での仕事に関して「偽装下請け」という新聞記事が載りますが、もっともっと実態をつかんでオソルべきその実態を暴いて欲しいものです。




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