Entries

ロベルトユンク・原子力帝国

 「原子力帝国」本を書いたロベルトユンクは、ドイツ出身のユダヤ系ジャーナリストで、1913年に生まれ1994年に亡くなりました。何時のことだったか記憶に薄いのですが、彼は広島に来たことがあります。顔を見ただけで気難しそうな人ですが、何故かユンクと意気投合したのを思い出します。

 彼は広島には三つのタブーがあると話し始めました。それは「カープ(プロ野球の広島東洋カープ)」「浄土真宗安芸門徒」そして「被爆者」と言いました。この問題の掘り下げは別の機会として、彼は僕に買い物に付き合って欲しいと言いました。買いたい物は広島カープの応援歌の入ったカセットテープでした。そのカセットテープが、ドイツのユンク記念館に展示してあるそうです。

 ユンクは原発社会について、それは市民の動きや考えが監視される社会だと言いました。原子力という物を扱うためには、「危険人物」という人をあらゆる面から監視し「核ジャック」を未然に防ぐためにこのような社会が来て、自由が失われるということを警告しました。そのことを書いたのが「原子力帝国」です。この本は1979年に日本語訳で初版が出版された比較的古い本ですが、福島原発事故後再び見直されました。特に去年はユンクの生誕100年ということもあり、隠れたブームにもなりました。

 僕はある大手通信会社の株を100株ほど持っています。この会社は個人情報を扱っている関係から、その管理は慎重にやっているものだと思っていました。

 昨年までこの会社の株主総会にも出席して、それなりに質問をしたりして株主から愛される会社になるように優しく追及していました。今年は僕にとって本命で出なければならない株主総会と同じ日の開催となっていましたので、この通信会社には「無きの涙」で欠席となりましたが。

 この会社が株主総会の場で「顔認証システム」を導入していることに確証を得ました。顔認証システムは分かりやすくいえば、顔をテレビなどで写しておいてコンピューターで覚えさせておけば、その人が株主総会に出席しているか否か、やり方によってはどこの席に座っているかを即座に知ることができるものです。まあーこの会社の株主総会には3000人を超える人が出席するのですから、やって不思議はないとは思いますがやはり不愉快な話しです。

 今、全国各地に監視カメラが僕たちの顔を監視しています。大義名分は犯罪の防止ということらしいですが、この監視カメラと「顔認証システム」がつながれば、即座に僕がどこで何をしているかが分かってしまうのではないでしょうか。誰と歩いてる、誰と喋っている、こんな個人情報が筒抜けになる社会はまさに「原子力帝国」だと思います。

 もう秘密の内に、もしかしたら実行されているかも分かりません。考えただけで鳥肌が立ってしまいました。ロベルトユンクが予想し危惧していた「原子力帝国」です。

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://gomenda4918.blog.fc2.com/tb.php/258-b90422da
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

Appendix

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR