Entries

川内原発、出来レース

 原子力規制委員会が九州電力川内原発について「新規制基準適合」を決めました。まさに出来レースです。

 福島原発事故前まで原発の建設手続きの中で、第一次・第二次公開ヒアリングというのがあり、これについては建設手続きのためのセレモニーという表現をしていました。こちらは再稼動ですが、原子力規制委員会の審査もセレモニーであり出来レースだと思います。

 川内原発では特に周辺地域が火山地帯であり、火山の影響について大きく議論が行われていました。周辺地域の活断層問題もあります。もちろん避難計画もたくさんの問題点を持っています。
 伊藤祐一郎鹿児島県知事の「高齢者や要介護者、重病者の避難計画は10㌔圏内で十分」という発言は「見殺しか」という強い非難があります。また、津波が押し寄せてきた海岸を通って避難しなければならないなど、現実を無視した避難計画には現実性が在りません。

 これからの手続きは、九州電力が工事計画認可などの申請手続きを行い、大きなハードルとなる「地元同意」という手続きに向かいます。

 ここで問題は、地元をどの範囲までとするかです。川内原発から30㌔圏内には、薩摩川内市を始め、いちき串木野市・さつま町・阿久根市・日置市・鹿児島市・姶良市・出水市・長島町という自治体が在ります。

 伊藤祐一郎鹿児島県知事も岩切秀雄薩摩川内市長も再稼動OK派です。なぜか10㌔圏内に市全体面積の約三分の一が存在し、30㌔圏内に全市が含まれるいちき串木野市は周辺自治体の扱いです。

 防災の範囲というPAZ(予防的防護措置を準備する区域)、UPZ(緊急時防護措置を準備する区域)といった概念と、立地か周辺自治体という考えは同じようで少し異なる問題点があるようです。

 いちき串木野市は、人口が3万人を切る自治体ですが、今年5月から「市民の生命を守る避難計画がない川内原発再稼動に反対する緊急署名」が取り組まれ、みごとに1万5464筆の署名を達成し6月議会で「市民の生命を守る実効性のある避難計画の確立を求める意見書」が議員提案され、全会一致で可決されたという実績があります。
 またギリギリ30㌔圏内にある姶良市は、この7月11日に「川内原発1号機2号機の再稼動に反対し廃炉を求める意見書」というのを採択しているのです。

 こんな状況の中で、国や鹿児島県が言う立地自治体の「同意」という表現と、周辺自治体には「丁寧に説明をする」という言葉には大きな違いがあることを見抜きながら、これからの活動を考え行っていきたいと思います。


スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://gomenda4918.blog.fc2.com/tb.php/238-6b72b3da
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

Appendix

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR