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「品性」のある景気対策を

 時たま証券会社からIRの案内の電話があります。IRとは、英語でInvestor Relationsと言われるもので、日本語では「個人投資家のための会社説明」です。証券市場に上場している会社が、わが社の株を買ってくださいという意図で株式に興味のある人に行う説明会です。そういう意図ですから、会社の社長クラスの役員がやってきます。

 先日、広島市内に本店が在る銀行のIRがあり行ってきました。この時は頭取ではありませんでしたが、常務クラスの役員が説明に来ました。

 銀行というところ究極的にゼロに近い金利で庶民からお金を集め、それを企業や個人に対し、集めた時の約10倍もの金利を掛けて貸し出すということですから、僕に言わせればアコギな商売だと思います。最近は、企業が銀行からお金を借りるというのが件数も金額も減少傾向ですから、やはり個人向けローンというのは、銀行にとっては大切な儲け口だそうです。

 貸し倒れにならない「信用」があると思われる企業や個人であっても、担保や保証人を付けるという手段を行ってお金を貸すのですが、夜逃げや破産という不安を感じながら商売しているのですから、銀行員の素顔というのを見ていると、どうも僕には好感が持てません。この度、話をした男性役員さんもサラ金の取立屋のような感じで話していました。

 銀行物の著書を多く書いている池井戸潤さんの中に、「銀行は晴れた日には傘を差し出し、雨が降れば傘を取り上げるところ」という言葉が出てきますが、これは銀行の性格を良く示していると思います。

 わが家も住宅ローンをやっとの思いで払い終えて、抵当権設定登記を外そうと思い、その手続きをするための書類を銀行に請求した時、その対応の悪さと遅さには呆れたことがあります。お金を貸す時には、嫌になるほどわが家に押しかけて来た癖に。

 今、全国で空き家の戸数が830万戸になり全ての全住宅戸数の13.5%になったという報告がされていました。空き家予備軍ともいえる一人暮らしの世帯は552万世帯という数字です。
 一方で福島原発事故避難者の約14万人以上が不便な仮設住宅に住んでいるということです。空き家には火災といった事故の危険性も大きくあります。こんなに空き家が在るのなら、住めるように修理などして希望する避難者に貸し出すことは出来ないのだろうかと思うのです。

 この国の景気浮揚政策といえば、住宅・道路・ダム・大規模建物というように、何かと無駄なお金を使わせるという対策に終始しているように思うのです。 
 その結果、個人には重くのしかかる住宅ローン、国や自治体は返済の見込みの立たない大きな財政赤字で苦しめているという状況です。であるにも関わらず、景気対策といえば40年以上くらい前からと同じ無駄なお金を使わせるという「対策」、この国の指導者には考える頭脳というのが無いのでしょうか。戦後69年が経って「成熟した大人社会」の中では、それらしい景気対策というのが在ると思うのです。それは、もっと「品性」のある対策だと思うのですが。



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