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タヒチにある核実験被害者記念碑の永久保存を求めて

 南太平洋タヒチのパペエテにある、フランス核実験被害記念碑の取り壊しが行われようとしているとの連絡が入ってきました。

 この記念碑は、長年独立・反核運動に身を捧げ、2014年に仏領ポリネシア大統領となったオスカー・テマルさんが、任期中の2006年にポリネシアの核実験被害者団体のモルロア・エ・タトゥ(ムルロアと私たち)とともに建設したものです。僕も、一度このモルロア・エ・タトウの集会に呼ばれてタヒチを訪れたことがあります。

 この記念碑のあるところはかつて「ジャック・シラク広場」と呼ばれていましたが、テマル新大統領はここをモルロアでの最初のフランス核実験が行われた日にちなんで「1966年7月2日広場」と名付け、その40年を記念して2006年7月2日に除幕式を行いました。シラク大統領は、核実験を強行したことでも有名です。

 太平洋諸島には他の島を訪れる際に、訪問先への敬意と友情の印として自分の島の石を贈るという風習があり、この記念碑には太平洋を中心に、核実験場となった各地の石がたくさん埋められました。日本からも、広島と長崎の爆心地で採取した石を寄贈し、それを設置する式典も行われています。その時に同行取材したNHKがニュースとしても取り上げました。

 昨年、2013年に再び大統領になったガストン・フロス仏領ポリネシア大統領は、右派の大統領で就任後、「観光推進のためにパペエテのウォーターフロント再開発」を打ち出し、今年6月11日この記念碑のある地区の名前を以前のジャック・シラク広場」に戻すことを決めました。このフロス大統領は本人自身を始め側近たちの公金横領や汚職が絶えず「ポリネシアを私物化したフランスで最も腐敗した政治家」と言われています。この取り壊しということは、ポリネシアから核実験の禍々しい過去の記憶を消し去り、被害者を葬り去ることにあると思います。

 この記念碑はポリネシアの歴史遺産であり、世界的にも知られているものです。「モルロア・エ・タトウ」の呼びかけがきっかけに、記念碑の保存を求める大規模なデモが22日に行われました。現地のニュースでは「反核運動、世代交代か?」という見出しをしておりました。この保存運動の急速な盛り上がりに対し、フロス大統領は記念碑の移設という提案をしてきましたが、「モルロア・エ・タトウ」らの団体は、「記念碑はあくまでも現在の場所に永久保存すべき」としています。

 僕たちはフロス大統領に対する要請書を、6月25日に送ることにしています。フロス大統領はあまり日本のことを知りませんので、日本人からの要請は大きな力になります。そして特にヒロシマからの要請は強い効果があると思います。

 みなさん、この呼びかけに賛同してくださいませんか。要請書は「核実験被害者記念碑の取り壊しの撤回とこの記念碑の現在の場所での永久保存を求めます」というものです。要請書の全文を読みたいという方にはメールなどでお送りします。一報していただければ助かります。僕のアドレスは、gomenda@bronze.ocn.ne.jpです。ことは急いでいます。ブログでお願いというのは、やりたくなかったのですが、お許しを!

 タヒチは日本からも、多くの観光客が訪れるところです。特に新婚旅行が多いです。何年か前に行った時、飛行機の中はまるですべてがカップルでした。一人旅の僕は奇異に見られたほどです。飛行機の乗務員から「あなたは真珠の売人か?」と訊ねられたほどですから。日本からはタヒチヌイ航空というのが週に2回飛んでいます。タヒチは画家のゴーギャンでも有名ですよね。
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