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ヤンキー原発閉鎖

 6月1日、NHK BS1で「ヤンキー原発閉鎖 ~米・バーモント州 5年の記録~」というのを放映していました。たぶん、ご覧になった方も多いと思いますが、なかなか良い番組でした。

 アメリカ東北部のバーモント州のバーモント・ヤンキー原発は、福島第一原発と同じマークⅠといわれるもので、2012年で運転開始から40年を迎えていました。州知事には、原発閉鎖を主張する人が当選しました。知事はこの原発の閉鎖を決めしたが、米原子力規制委員会は20年の運転継続を認めました。また、この原発を持っているエンタジー社は、バーモント州に原発の運転を止めるような権限は持っていないとして、裁判に訴えていました。

 この動きから、運転継続によって仕事や「豊かさ」を求める住民と、福島原発事故はもうごめんだという人たちとの論争が強く展開されていきます。

 米原子力規制委員会が運転継続を認めたことに対して、反対住民の中にも少なからずの動揺が生じますが、身体をはっての反対運動が行われます。

 しかし、福島原発事故の教訓から米原子力規制委員会はヤンキー原発に対して、さまざまな「安全対策」を要求していきます。その負担が多き過ぎることによって、エンタジー社側からヤンキー原発の閉鎖を発表するということになります。

 あくまでも電力会社側の言い分は「原発を閉鎖したのは、他のエネルギー源(シェールガス)などとの競争に勝てない。コスト競争に負けた」のが理由で「原発そのものに危険性はない」と主張しています。どこの国でも往生際の悪いのは共通しているようです。

 この番組の中で、90歳を越えた老婦人が「ヒロシマに原爆が落とされたあの日から、私は核分裂を伴うすべてに反対してきた」と語る部分は感動的でした。

 このバーモント州ヤンキー原発の反対運動をしている人たちは、テレビで視る限りでは全員が白人でした。しかし、僕が先日アメリカに行き、ジョージア州アトランタ近くのボーグル原発近くの人たちは、多くが黒人の人でした。

 貧困と差別の中に生きるボーグル原発近くの人たちの状況の方が、もっと深刻ではあります。

 しかし、この「ヤンキー原発閉鎖 ~米・バーモント州 5年の記録」長期間、住民に密着したからこそ撮られた大変素晴らしいドキュメンタリーだと思います。
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