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大飯原発運転差し止め判決

 福井地裁での、大飯原発3、4号機の運転差し止めを命じる判決、何度も原発をめぐる裁判を視てきましたが、「負ける」のが普通だという経験者からは、やはり画期的で素晴らしい判決だと思います。

 僕自身も今現在、島根原発の差し止めを求める訴訟や、福島原発事故による東京電力役員への株主代表訴訟、そして四国電力伊方原発の運転差し止めを求める第四次訴訟の原告になりますから、大きな関心があったことでした。

 今回の判決、この裁判の原告代理人をやっている弁護士さんから、「5月に、原発を止める素晴らしい判決が福井地裁で出るかも?」ということを聞かされていましたから、まさに朝からソワソワと午後3時を待っていました。

 思い出すのは1978年春、松山地裁で下された四国電力伊方原発の判決です。伊方町の人たちが起こされた裁判で、僕は傍聴席に座っていました。判決は負けでした。その時、裁判所は原告に訴える資格が在るという、「原告適格」については、それを認めました。原告が地元の人ですから、今的感覚からは当然のことでしょうけど、原告適格が認められたということは、完敗ではないという気持ちにさせられたものです。

 今、全国各地で行われている原発裁判でも、この原告適格については争点にはなっていますが、島根原発の裁判で広島市に住んでいる僕に原告適格が無いということを言えないのが、今の電力会社です。

 この度の判決では、大飯原発から250キロ内の原告には原告適格を認めました。この判断を僕はとても興味深く読んでいます。福島原発事故の影響範囲を考えると、いつの日かアメリカやヨーロッパ、アフリカの人たちにも「原告適格」が認められる時代が近いうちにやって来るような気もしています。

 この度の判決、マスコミはあまり言ってませんが、原子力規制委員会の新規制基準についても、興味深いことを指摘しています。世界最大の規制基準と自画自賛している電力会社や政府に対して、一言で言えば原発本体の規制を厳しくしても、使用済み核燃料の施設など、他の基準が甘ければ事故の可能性は高いですよという指摘です。

 電力会社や政府は、「どうせ最高裁では我が方を勝たせてくれるわ」という気持ちが丸出しという感じです。全く謙虚さ無しだと思います。

 長い間という意味では当たっている僕の反原発運動ですが、この判決、やはり伊方原発訴訟を闘われた伊方の広野房一さんと、その時の代理人をしておられた、藤田一良弁護士の墓前に報告したいものです。

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