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歌舞伎「中電・山口県の上関勧進帳」

 予想はされていましたが、上関原発の建設に伴う埋め立て免許の延長問題について、村岡嗣政山口県知事が中国電力に対して6度目の補足説明を要求し、判断を1年間先送りするということになりました。
 41歳、「若さ」を売り物にしていた知事です。
 本来的に若さのシンボルとは、決断力であり実行力だと思うのですが、優柔不断で「イエスマン」の現代の若者を象徴しているのでしょうか。

 改めて、2012年10月5日に中国電力が山口県に提出した、埋め立て延長申請書を読んでみました。
それによると、延長申請書と最初の申請との違いは大きくはただ一つです。護岸と荷揚げ岸壁の埋め立て高さを5メートル高くしたこと、発電所の主要建物用地の高さを10メートル高くしたことです。
 申請書では、その理由を福島原発事故の津波にしています。
 当然ですが、この工事を行うことで、工事費が上がっています。当初は約170億円だったのが、約186億円になりました。
 延長申請をした理由は、それもひと言、福島原発事故を受けて「地元の皆さまに対する理解活動に取り組むとともに、福島第一原子力発電所の事故の事実関係の把握・情報収集に努めてきた。その中で、より安全・安心な発電所建設を目指して・・」と書いているだけです。

 後の申請書は、図面と写真などのだらけです。これだけの事について、6回も補足説明を要求するということは、いくらなんでもあり得ないと思います。いっそのこと、「棚上げ」か「たなざらし」「判断力無しによる無責任」とでも表現するのが正解ではないでしょうか。

 補足説明の中味についても、これまでの中国電力からの回答についても、明らかに出来ないとしていますが、ある意味当然でしょうね。たぶん、何も無いのですから。
 僕は、歌舞伎の「勧進帳」を思い出しました。補足説明には、何も書いていないのです。何も書いていないから、それを明らかにできない。馬鹿げた話です。新しい歌舞伎の題名が浮かびました。「中電・山口県の上関勧進帳」これ絶対受けると思いますよ。だれか作りませんか。

 それにしても罪作りな「エネルギー基本計画」です。原発推進派は、「エネルギー基本計画は新設に触れていないから、新設はあるのだ」と言っています。

 まあ、上関町の原発推進派も中国電力も山口県も、自分たちが生きている間に上関原発が建っているとは思っていないでしょう。嫌、原発は建たないと思っているでしょう。でも「建てたい」という姿勢が維持されている限り、お金は入ってくるし、好い思いが出来るのですから。

 改めて言います。村岡嗣政山口県知事さん、貴方が「上関原発の埋め立ては認めません。上関原発建設計画は白紙撤回して下さい」と言えば、原発推進派にも山口県にも、1日~2日の動揺はあるかも知れませんが、全てが旨く収まるのですよ。


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