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偶然の一致でしょうか

 福島原発事故の反省など全く忘れたかのような内容ですが、国の「エネルギー基本計画」が今週末には閣議決定されようとしています。当初は1月末と言われていましたが、自民党内での原発反対議員や連立を組む公明党、そして世論の動きから、約2か月半延長しました。この「エネルギー基本計画」についての批判は、とりあえず後日に回すことにしますが、週末とは4月11日です。

 偶然の一致でしょうけど、この日は村岡嗣政山口県知事が上関原発計画地の埋立て免許の延長問題に対して判断を下す日となっています。今朝の新聞にも大きく報道されていましたが、僕はどう考えてもこの際は「失効」しかないと思っています。その理由を箇条書きに示してみたいと思います。

①まず、故・山本繁太郎前知事はその前の知事だった、二井関成さんの「埋立て免許の延長は認めない」という政策を公約として当選したことです。
②県の判断の引き延ばしは、国のエネルギー政策の中における上関原発の位置づけが明確になっていない段階では、判断ができないとしていました。しかし、閣議決定される「エネルギー基本計画」には、原発の新設には触れていません。触れていないということは、決まっていないとも考えられるかも知れませんが、安倍首相は国会の答弁の中で「(新設については)現在のところ、全く想定していない」と述べています。
③上記の②について、100歩譲って国のエネルギー政策における上関原発の位置付けが明確でないと考えたとしても、埋立て免許の延長申請を認めることはあり得ません。「現在のところ」と言ってるのですから、この際の判断は、一旦、失効させてしかるべき時期に中国電力から再申請させるのが、普通の考えだと思います。
④延長申請を認めた場合、知事は中国電力に対し、当然埋立て工事の竣工時期を明示しなければなりません。この度の延長申請でも、前回同様に竣工時期は3年後です。上関原発の位置付けが決まっていない以上、埋立て工事が先行することはあり得ません。
⑤村岡知事は「判断をしない」という判断をすることが大いに想定されますが、行政手続法はいたずらに審査の引き延ばしをすることを許していません。この選択は、極めて卑怯な手段だと思います。最高裁判所が面倒な判決を理由も示さずいたずらに延ばすということによく似ていますが、裁判所の判決引き延ばしと、県の審査とは大違いです。

 中国電力の想いや村岡山口県知事の悩みを考えた上で、あえて言わせていただいたら、中国電力にとっては当面は上関より島根です。島根原発2号機の再稼動問題、3号機の運転開始です。上関など考える余裕はありません。

 村岡嗣政さん、この際はいったん失効が最善の選択ですよ。中国電力には「時期が来たら再申請をしなさいよ。その時は大目に見ますから」と言えばよいのです。ついでに言うとすれば、「出来れば僕が知事の時は外して欲しい」とも。

 もちろん、僕の考えは、上関原発建設計画は白紙撤回です。

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