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3周年追悼式での発言を聞いて

 震災3周年の政府主催追悼式の様子をテレビで観ていました。最大の関心事は、安部首相と天皇が原発事故についてどのように話すかでした。

 菅官房長官の開会の辞に続いて1分間の黙祷、そして安部首相が式辞に立ちました。原発については、次のように述べました。「原発事故のためにいまだ古里に戻れない方々も数多くおられます」これだけでした。字数にして28字です。

 これに続いて天皇の「お言葉」となり、彼は、次のように発言しました。
 「さらにこの震災により、原子力発電所の事故が発生し、放射能汚染地域の立ち入りが制限されているため、多くの人々が住み慣れた地域から離れることを余儀なくされています。いまだに自らの家に帰還する見通しが立っていない人々が多いことを思うと心が痛みます」と述べました。160字です。
 そして、天皇は最後近くの部分で「安全な国土を築くことを目指して進んでいくことを期待しています」とも述べました。この部分は、37字あります。「安全な国土」の主語部分は「防災に対する心掛けを育み」ですから、原発に直接触れているものではありませんが、「安全な国土」に深い想いを受け取りました。

 アベシンの式辞は、彼の性格がそのまま出たような、「根性で何とか乗り越えろ」的で感情訴え形でした。しかし彼は「強靭な」という言葉が好きですね。「うまずたゆまず、災害に強い強靭な国づくりを進めていくことを」とした。この「強靭な」は、国会答弁などでもたびたび聞くことばですね。やっぱりアベシンです。

 天皇の発言も、政府からチェックが入っているのは当然でしょうし、「原子力発電に頼らない、エネルギー政策を追求されるように願います」だの発言したら、たいへんなことになるでしょうけど、アベシンより5倍以上の字数で原発事故に触れていたことには、僕は単純に評価しました。

 岩手、宮城、福島の被災3県の遺族代表も発言していますが、原発にふれたのは、福島代表の女性だけでした。父親を亡くした彼女は「原子力発電所事故による避難命令のため、大切な家族を残して避難しなければならなかった悔しさは忘れられません。『捜しに行けるなら、自分たちで捜したい』。そんな気持ちで避難所生活を送っていました」と述べています。

 この発言を、早期帰還を求めるものと観るか、原発事故に対する悔しさとみるかは考えるところですけど。

 震災から3年。「へそ曲がり」な僕は、いろいろな思いで追悼式の発言を聴いていました。

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