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「人・物・金」か「金・物・人」か!

 NHKラジオの「ビジネス展望」で、同志社大学の浜矩子さんが現代の状況について、本来大切にすべき順番である「人・物・金」というものが、「金・物・人」になっていることを指摘し、そのためにどうすべきかということを話していました。

 僕が、日頃から思っていることを指摘されたので、聞き入ってしまいました。浜さんから、それに対する具体的な対策は聞かれませんでした。たぶん、浜さんには対策はあったのだろうと思いますが、ラジオの中では「その事を意識することが一番」という範囲に留まりましたけど。
 浜さんの本音を言えば、今の自民党政権を批判することになるので、遠慮されたのだろうと思っていました。なにぶん最近、話題になったビジネス展望ですから。

 大事にすべき第一番は、当然に「人」だと思います。しかし、今の世の中、「金」になっているようで堪りません。「企業あっての社員」という、もっともらしい言葉がそれを象徴的に示していると思います。中国電力も、「島根原発の再稼動が出来ない中で」という常套句を使って、労働組合は賃上げもボーナスも要求しないというもの分かりの良さです。

 僕が若かりし頃、労働組合の基本的な姿勢は「収益(会社の)よりも、公共性、公共性よりも労働条件」というのが、基本的なスタンスでした。それが、収益のためには公共性も労働条件もないがしろにされる状況になりました。

 「人・物・金」という本来の姿から、「金・物・人」と立場が逆転してしまいました。

 「人」が大切にされるためには、やはり格差を無くすことだと思います。1パーセントの金持ちと、99パーセントの貧困層という言葉も聞きます。基本的なことですが、ほどほどの生活が誰にでも出来る社会だと思います。失業者も病気になっている人も、お年寄りも、障害者も、シングルも、原発事故により避難生活をしている人も。そのためには、それぞれの人の収入を上げて格差を無くすこと、まったく無くすのは不可能でしょうけど、その範囲を縮めることです。

 物を大切にするには、やはり使い捨て社会を改めることだと思います。戦後から突き進んできた「大量生産・大量消費・大量廃棄」を考えなおすことです。その事を頭に置いて、ちょっとしたことですが、「マイ箸」を持つという思想も大切だと思います。

 浜矩子さんは、たぶん昨年の正月に日本記者クラブでの講演で、「僕富論から君富論へ」、「金利を上げる、賃金を上げる」ということを話していました。
 「僕富論から君富論へ」という考えは、僕だけ良ければという考えではなく、君(貴方)にも良い社会をという意味です。

 これからの時代、何があっても乗り切られる強さも大切だと思います。その強さを与えてくれるのは、家族であり、友人、知人、コミュニティ、そしてとり巻いている環境だと思うのですが。

 ある意味、これからは働く人にとっては受難の時代。とりわけ男には。しかし考えようによっては、一人では生きていけないのだという本来考えるべきことを、考えさせる時代になるのかもしれません。そうとでも思わないとやってられません。

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