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原爆の日、特番お勧め

 明日から8月、原爆の日も8月にならないと実感できません。
 
 NHKの特番で、8月8日の深夜、日付け的には8月9日0時10分~1時38分ですが、「ヒバクシャからの手紙」というのが放送されます。

 友人の小説家、田口ランディさんが出演されます。田口さんに、番組に取り組んだ思いを訊ねたら、次のメッセージが送られてきました。全国放送です。ぜひ、ご覧下さい。夜が遅い番組ですから、難しい方は録画しておいて下さい。

 田口ランディさんからのメッセージ
「未来の人たちにとって必要なのは、原爆の悲惨さだけを伝えることではなく、
戦前、戦中、戦後を被曝という運命を背負って生きた人たちの、
価値観がどのように変わったのか、変らなかったのか、
大転換の時代を民衆の一人としてどう生きたのか、
そして今、なにを思うのか。
それを伝えていくことだと思う。
多くの被爆者の方が軍国少年、少女であった。
戦後も反核を訴えつつ、保守政党を支持し、原発に対しては賛同してきた。
戦中戦後を生きた人たちの複雑な心のありようこそ、継承し、いまを考える材としたい。
敗戦後、国の価値観は大転換したが、それを受け入れる人々の心は置き去りだった。
世界が転じた日の、青い空の空虚さを語る人は多い。
しかし、NHKの方針から政治的な発言はすべて切り捨てられた。
それに対して異論を唱えるつもりはなく、よい機会をいただいたと思い、
自らの仕事として受け止めていきたいと思う。

番組では、被爆者の方と、短い文通の後に対話をした。
「語り手」と「聴き手」という境界が溶けたとき、二つの立場が相互に入れ替わるような体験を経て、
お互いの間に慈悲が回り出すことを伝えたかった。
継承とは語り手がいて聴き手がいて、伝わるというものではなく、
聴き手こそが、語り手によって祝福されるような体験である。
語った者が聴き手によって祝福されるような体験である。
そこには相互の境界はなくなり、それぞれの人生において新たな物語として再構成されていく。
継承とは、そのような人と人の関係性のなかに生起する奇蹟のような営みでしょう。

田口ランディ


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