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沼田鈴子さんのこと

 「沼田鈴子さんとの事について、お話しを聞かせて頂きたい」という電話が掛かってきました。その前に、知人から僕の携帯電話番号を教えても良いかという連絡があったので、待っていたのです。僕の方は、一日早い節分の鬼に徹していたので、中味を詳しく聞かずにOKしました。

 そして今日、待ち合わせの場所に行ったら、テレビ用のカメラら3人が待っていて、いきなり撮影となりました。ヘアーは乱れていないか、右から撮影より左の方が、頭髪の薄さが目立たないとも思いましたが、こうなったらやるしか無いのです。

 聴かれたことは、沼田鈴子さんとの思い出でした。1923年生まれの沼田さんは広島で被爆、左脚を切断されましたが、自らの原爆体験を証言しつづけ2011年7月に87歳で亡くなられています。婚約者の戦死。そして、右脚を麻酔無しで切断。被爆したアオギリに励まされて、原爆体験を語り続けていました。

 沼田さんは、勤務先だった広島逓信局(今の郵政局)で被爆しました。僕の家族も逓信省一家だったので、両親との関係もありました。

 とにかく優しい人でした。そしてとても勉強熱心な方でもありました。「あのねー。頑張っているねえー」という優しい語り口は今でも忘れられません。

 なぜ沼田さんは、あんなに優しかったのか?という質問が投げかけられました。僕は少し考えましたが、その思いをこう話しました。
 沼田さんは、被爆したこと、婚約者を亡くしたこと、自らの足の切断、障害者に対する差別・偏見、そして優しさが故に平和運動の中でも、たいへんな苦労をされました。でも、いつでも優しかったのは、これ以上の苦労が無いほどの苦労をした方は、庶民的な苦労というのは、大したこと無いと思われるのでしょうかと、話ました。
強い人ほど優しいのだ!僕はそう思います。

 昨年、沼田さんをモデルにした「アオギリの下で」という映画が完成しました。沼田さん役を女優の原日出子さんが演じています。ぜひ、観る機会があったら、平和運動に関わっている人だけでなく、たくさんの人たちに観て欲しいものです。

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