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「エネルギー基本計画」を決めた委員たち

 この委員なら、原発推進・復活をもくろむ「エネルギー基本計画」だと思う顔ぶれです。12月6日に、「エネルギー基本計画」の素案が明らかにされましたが、「まるで、福島原発事故など無かったかのような」に腹立たしく思っていましたが、委員の名前を見て妙に納得してしまいました。

 民主党政権が決して良かったとは思いませんが、2011年5月、菅直人首相(当時)が、これまでのエネルギー基本計画を、「白紙」から見直すことを発表して、この年の10月28日、政府での横断的な検討をおこなう「エネルギー・環境会議」が国家戦略室のもとに設置されました。

 エネルギー・環境会議は、基本計画を白紙から見直すという機運のなかで、それまで経済産業省が選管していた国のエネルギー政策を官邸主導で横断的に見直す体制へと変更したという点で評価されていました。また、革新的エネルギー・環境戦略を策定するにあたり、国民的議論を踏まえた進め方を行うために、パブリックコメントに加え、全国11箇所の都市で意見聴取会が行われ、討論型世論調査という従来にはない道すじが作られました。まあ、ここまでは民主党政権も良かったと言えるかも知れませんが。

 この時、総合資源エネルギー調査会基本問題委員会というのが作られました。この委員の数は、委員長を含め総勢25人。原発に批判的な人も加わりました。「原発は嫌だ」という世論が、圧倒的に多数という状況の中では当然なことだと思います。むしろ少ないとも思いました。僕の知り合いでも、環境エネルギー政策研究所の飯田哲也さん、立命館大学の教授で原発のコストに詳しい大島賢一さん、原子力資料情報室の伴英幸さんらが入りました。

 しかし、どうでしょう。この度の「エネルギー基本計画」を決めた委員の顔ぶれを見ると、圧倒的に原発推進派で占められています。それも、たちの悪い推進派です。まずメンバーは15人となりました。

 委員長は三村明夫日本商工会議所会頭、これは変わっていませんが。秋元圭吾地球環境産業技術研究機構の人、この人は福島原発事故の事故処理コストを、発電コストから外すべきだと主張した人。持続可能な社会をつくる元気ネットの崎田裕子理事長は、高レベル放射性廃棄物の地層処分推進論者として悪名高い。豊田正和日本エネルギー経済研究所理事長は、元経済産業省の役員。京都大学原子炉実験所の山名元教授は、福島原発事故後に「それでも日本は原発をやめられない」という本を書いた人です。電力会社・原発メーカー・政府から、この研究グループが8億円のお金を受け取ったということで、公正性が疑われた人です。そして、原発マネーズブズブの西川一誠福井県知事。まあー、顔ぶれを見て原発に批判的な人といえば、日本消費生活アドバイザーの辰巳菊子さんくらいでしょうか。

 この度の「エネルギー基本計画」は決め方というところで、構造的な欠陥を含んでいます。こういう「エネルギー基本計画」は、その部分だけでもリコールされるべきでしょう
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