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高木基金から見たアジア

 この度、高木基金の助成審査委員を委嘱され、今「アジア枠」の審査作業を行っています。高木基金は、正しくは「高木仁三郎市民科学基金」と言われるものです。

 高木さんは、2000年10月8日、62歳の若さで亡くなられたのです。
 NPO法人「原子力資料情報室」を立ち上げ、原発に反対する学者として、活動家として活躍していた人で、高木さんの著書は今でも多くの人に読まれています。
 福島原発事故後は、高木さんが生前に、心配し警告していたことでした。その高木さんの遺志により、この基金が作られました。基金は、高木さん自らの資産と、1997年に第二のノーベル賞といわれる「ライト・ライブリフット賞」を受賞した、その賞金を元に作られたのです。

 高木さんとは、生前とても親しくしていました。「仁さん」「省ちゃん」という間柄で、時間の経過を忘れて話し込んだものです。高木さんは、大学とか大きな会社からの「ひも付き」資金によって研究する学者よりも、市民の目線で活動する、特に若い研究者を育てることが夢でした。その遺志が、この基金になったのです。

 基金から援助される個人、団体は、「アジア枠」というものまで拡大され、アジアの人たちからも、基金への助成申請も多くされています。
 僕の作業は、それぞれの申請書を読んで、基金を出すか出さないか、金額はどうするかを審査するという大切な作業です。もちろん、何人かの審査委員がいます。最終的な結論は、理事会で決められるものです。

 申請書の内容を念入りに読んで、コメントもしなければなりません。そこで見えてきたもの、それはアジアの地域でも急激に環境破壊や、ゴミ問題など深刻な影響が出ていることです。今、審査中ですから個々の申請内容を明らかにすることは出来ませんが、申請書からアジア地域の深刻な問題点が見えてきました。

 川に大量に捨てられるゴミによって、汚染が強まっていること。水力発電所の建設によって、先住民といわれる人たちの暮らしが奪われたこと。火力発電所による大気汚染。森林の大量伐採による環境被害。マングローブ林の破壊による問題、などなどです。

 僕はこの審査委員になることで、日本国内やアジア地域が抱える問題への知識を深めるというのもありました。審査の作業を行う中で、改めて感じたのはどこの国にも地域にも、環境を守るために、頑張っている人がたくさんいるということです。

 この基金は、大企業などからの援助の無いものです。お金に余裕のある方は、少しでも良いですから基金に援助して頂けませんか。勝手ながら、郵便振込み口座名などをお知らせさせて下さい。
郵便口座番号:00140-6-603393
加入者名:高木仁三郎市民科学基金      です。

 また、12月10日の締め切りで、現在、国内枠の助成申請が受け付けられています。詳しくは「高木仁三郎市民科学基金」のホームページを見ていただくと、申し込みの手続きが分かります。
 みなさんチャレンジしてみてください。

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