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原発再稼働は「空気」ではない

 甘利明経済再生大臣が「金」で辞任し、「最後は金目でしょ」の石原伸晃くんに交代しましたね。「最後は金目でしょ」事件、皆さん知っていますよね。この人事を見た瞬間、笑ってしまいました。
 安倍晋三内閣は「3Aプラス1S」、安倍晋三・麻生太郎・甘利明の3Aと菅義偉の1Sという「野望4悪人」で構成されていました。この辞任劇は夏に予定されている参議院選挙が、衆議院との同日になるのかに大きく影響してくるように思います。僕の本音を言えば、もう少しこの事件の発覚が遅かったら、同日にはならずにいくと思いますが。

 「人のうわさも…」が現在も通用しているとすれば、もう3か月遅ければとも思います。

 伊方原発3号機の再稼働問題で、伊方町の隣りの八幡浜市の人たちが再稼働の賛否を問う住民投票条例を請求したことについて、28日の八幡浜市の臨時議会は6対9という結果で否決しました。

 八幡浜市では、再稼働に反対する人たちが住民投票を求めて署名を行い、有権者のおよそ3分の1にあたる1万人近い署名が有効とされて、1月18日に大城一郎市長に請求していました。これに対して市長は臨時議会が開かれる前の1月22日に、「住民投票に反対し、条例を制定しないことを求める」という意見を述べて、条例案を議会に提出していました。

 市長は条例に反対する理由として①愛媛県や伊方町がすでに再稼働に同意し、八幡浜市が賛否を表明する意義がない②原発はメリットもデメリットもある複雑な問題で、二者択一の投票で市民の意向を反映できないなどと、分かったようなことを述べていました。

 百歩譲ってそうであると思うにしろ、それは住民投票をしない理由にはならないし、やってみれば良いのではないでしょうか。そしてたった1日の議会だけで決めるものではないと思います。「よんでん城下町」といわれる八幡浜市で、誰が名前を書いたかが明らかにされる住民署名が、3分の1も集まったことの「重さ」を考えれば、こんなことにはならない、してはいけないことだと思います。

 たぶん選挙の時には、大城一郎くんも「市民の立場にたった…」とか「市民本位の市政…」とかを言ってたはずです。白々しい話しです。

 今日、関西電力高浜原発3号機が再稼働されるようですが、この再稼働を「容認」という自治体は30㌔圏の県外自治体10の内、京都府舞鶴市だけなのです。

 再稼働について国や電力会社の作戦は、①なにがあっても再稼働を言い続ける②そして再稼働を「普通」のことのような世論をつくる③国民を再稼働慣れさせる、というものだと思っていました。マスコミもこの方向に動いているように思います。九州電力川内原発の再稼働では、大きく取り上げたマスコミも高浜は小さい扱いです。

 伊方原発再稼働を愛媛県知事が容認した時には、記者を何度も愛媛に行かせた中国新聞も、今朝の新聞には八幡浜の「や」の字も見当たりませんでした。


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いたずらに「空気」を読むことはない

 僕は子どもの頃は弱虫ですぐに泣いてしまうような男でした。それでもみんなの前では、それなりに意見を言ってました。この性格は大人になっても、そして老人と呼ばれる今となっても、変わっていないと思います。

 もちろんこの年齢になると、それなりに配慮したり気を使うことも多くなりましたが、配慮したり気を使い過ぎて、言えばよかったことを発言しなかったりすると、後で強く後悔します。

 平和運動や原水禁などの会議に参加することが多いので、特に若い頃は「生意気」だとか、そういうことを言われていました。それでも以前のこのような会議は、みんなが喧々諤々(けんけんがくがく)の議論がされていました。例えば、ヒロシマの「加害」と「被害」の問題とか、核の「平和利用」に関する考えに違いなどなど、それは本当に活発でした。この頃の経験は懐かしいですし、僕自身の成長に大きく役立ったと思っています。その頃の僕は圧倒されて黙っていることの方が多かったと思います。

 それが最近の会議の多くは、ほとんどの人が発言をしません。僕なんぞが「普通」のことを聞いても、会議の参加者のほとんどが下を向いて黙っています。まるで発言することは「けしからん」という「空気」です。それも「平和であらねばならない」組織の会議です。もちろん僕の考えに反対も賛成もあるは当然のことです。それなら反対だと僕がガツンとくるほど罵倒しても良いと思うのです。

 こういう雰囲気は、職場にもありました。「発言すること」や「抜け駆け」は許せないというものでした。職場で「あの人KY」という言葉もありました。普通「KY」というと「危険予知」だと思っていましたが、このKYは「空気読めない奴」という意味でした。
 職場には、正規・非正規というように頭ごなしの、非正規にはものが言えない「空気」というのがあります。だからこそ、それでも「言える」環境を作らねばならない使用者の責任があると思います。

 平和運動の会議でも職場でも根底に信頼関係があると、寛大な気持ちでケンカが出来るし、議論が成立すると思うのです。

 長崎県新上五島町で昨年4月に中学3年生の生徒が、いじめのことで自殺するということがありました。この自殺問題を検証するために町が設置した第三者委員会が、繰り返し悪口を言われるなど「過酷ないじめ」が原因で「生きている価値がないと思わされるほど追い詰められ自殺した」とする報告書が、町に提出したというニュースがありました。

 この自殺した生徒は、学級委員になり、授業中にも積極的に挙手をするなどをしていたそうです。そのために「出しゃばっている」と悪口の対象となったようです。

 この生徒が夏休みの宿題で書いた「空気」という作文に涙が出ました。それは「いじめの原因は何かを伝えよう。それは『空気』だ。いじめをしなければ自分がやられてしまうという空気」「いじめの加害者・主犯格でさえ空気によって動かされているのだ」と。
生徒の中には、自殺した少年に対して羨ましいという気持ちもあったように思われます。でもみんなが「空気」に従い、「大きなものに巻かれていた」のでしょうか。

 まあー考えてみれば国会議員や大臣にしても、自民党会社の安倍社長には抵抗できないという「空気」がありますからね。だから「ゴマメイ(ゴマすり名人)」、「イエスマン、ウーマン」が大きな顔をしているのですね。

 1月26日の毎日新聞「記者の目」という記事に、長崎支局の樋口岳大記者が“「空気」見過ごした学校”と題した文を書いていました。その最後の3行は“「空気」に従うことの代償の大きさを社会全体が重く受け止めるべきだ”。その通りだと思いました。子ども社会に起っていることは、大人社会にも起きていることなのですから。



松永安左ェ門

 雪でしたね。わが家の屋根や庭にも1~2センチほど積もっていました。朝早くから孫と雪だるまを作りました。子どもからは「私らとは、こんな遊びをしなかったのに、孫とはやるんだー」と言われます。そう言われれば、「違う」とは言えません。そんなものでしょうね。

 電力小売り自由化を前に、電力の鬼とも電力王とも呼ばれた、松永安左ェ門のことを書いた「まかり通る」という本を読んでいます。電力のことを語る時、この人物を忘れてはならないとまで言われてます。690ページの中にそれも上段、下段にびっちり書いてある長編ですから、そんなに早く読めるものではありません。でもいつもカバンの中に入れて、電車の中や待ち時間などに読んでいます。だから、待ち時間が嫌にならなくなっています。

 NHK連続ドラマの「あさが来た」を観ている人もおられると思いますが、松永安左ェ門の時代はこの時代です。明治から昭和までの時代を生きた人物で、連続ドラマに登場している人物がダブル部分もありますから、「あさが来た」ファンの方にも、ぜひとも読んだらとお薦めです。

 電力会社が「雨後の竹の子」のように作られ、そして統合され、また日本発送電が作られ、戦後の地域9電力会社となるまでの中で活躍した人物伝です。戦後は電力中央研究所を自らが設立し、理事長にもなり1971年に95歳で亡くなっています。

 この本の帯には次のことが書いてあります。
この本を読めば、仕事も人生も楽しくなる!
起業、女遊び、相場… 破天荒な生き方で大成功を収めるも、株暴落ですべてを失い隠遁生活へ。
2年後に再起、独自の経営哲学で事業を拡大し、大実業家として大成。
しかし官僚たちと大ゲンカの末、一切の職から引退して再び隠遁生活へ…。
戦後、不死鳥のようによみがえり、明治から昭和の95年間を生涯現役で押し通した男の生涯とは…。

 彼が生きていたら、この度の「電力小売り自由化」をどう見て、なにを発言をするだろうかと思います。

 最近、複数の人から4月から始まる「電力小売り自由化」で、どこを選ぶのが良いだろうかと訊ねられます。はっきりいって中国地方で電力小売りをしようとする新電力会社の中で、現時点で「お薦め」はありません。僕の「お薦め」基準は次のことです。
①電源構成や環境負荷などの情報を、一般消費者に開示していること。
②再生可能エネルギーの発電設備(FITをふくむ)からの調達を中心としていること。
③原子力発電所や石炭火力発電所からの調達はしないこと。
 (常時バックアップ分は除)
④地域や市民による再生可能エネルギー発電設備を重視していること。
⑤大手電力会社と資本関係がないこと(子会社や主要株主でない)。

 国内の中で、上の基準に合って推薦する会社は次のような会社でしょうか。
エヌパワー(愛知県清須市)  
エナジーグリーン(東京都新宿区)
うなかみの大地(千葉県旭市)
中之条電力(群馬県吾妻郡)
生活クラブエナジー(東京都新宿区)
湘南電力(神奈川県平塚市)
Looop(東京都文京区)
みんな電力(東京都世田谷区)
みやまスマートエネルギー(福岡県みやま市)
 中国地方でこれはお薦めというのが出来たら、このブログでも紹介したいと思いますが。

電力自由化の広告

 1月13日、中国電力は4月1日からの電力小売り自由化料金メニューなどを発表しました。翌日の中国新聞には、1ページ全面を使って広告を出していました。新聞に載っていた女優、どこかで見たような感じでしたが名前が分からないので、子どもに「これ誰かいのう?」と訊ねたら、すぐに「篠原涼子よ」と教えてくれました。

 インターネットのヤフー検索サイトを開いても、篠原涼子さんの中国電力コマーシャルが流れています。この日からテレビなどを使ってどんどんと流していくそうです。先日、広島市で経済産業省主催の「電力小売り自由化説明会」が開かれましたが、その中で中国電力の担当職員が「この度のテレビCMは第一弾です。皆さん第二弾、三弾もお楽しみください」と意気揚々と話していました。

 この新聞広告を見て、ちょっとオカシイなあーと思うことがありました。それは広告の中で「さぁ、電気を選ぼう。」と書いておりながら、「ぐっとずっと。エネルギア」という言葉の矛盾です。「選べますよ」と言いながら、「ずっと中国電力でお願いします」というものです。

 中国電力は大会社ですから、大きなフトコロで「選んでくださいよ。選べますよ。でも中国電力で…」という意味だとは思いますが。

 この度の自由化は、これまで私たちは嫌でも中国電力からの電力しか使えなかったのですが、自由化で選べるようになるということです。中国電力にとっては、逃げていくかも分からないお客が、これまで通り中国電力に居て欲しいというのが基本的なスタンスだと思います。

 中国電力の新メニューに合わせたように、各社のものが出揃いましたね。料金については、使用量の多いほど割安になるというのも気になります。携帯電話と同じような「使い放題」というのも出てくるのではという報道もされていました。

 そこには、「節電」という感覚は消えうたようにも見えてきます。昨年末段階で新規参入しようとしている会社は、全国で119社ということですから、お客の争奪戦が展開されるようです。

 そういう中で、「マンションの一括受電契約」を取りたい一括受電業者が、それに反対の気持ちを持っている住民に対して、強引な脅しをしているということが、“業者からの脅しも表面化。「電力自由化」の不都合な真実”と題して「まぐまぐニュース」に載っていました。

 それと何と言っても、情報の公開がやられていないことです。僕のところにも「どこを選んだら良いのでしょうか」ということを訊ねられますが、ただ単に「安い・高い」の問題ではないと思いますが。

日常雑感

 それなりに忙しい日々が続いています。最近、思っていることなどを書いてみます。

 なんといっても長野県で起きたスキーツアーバスの事故は、大きな衝撃でした。不慮の事故というものは、何時どこでも起きる可能性はあるものでしょうけど、若者のあのような形での死は、なんとも悲しいものです。取り返しのつかないものでしょうけど、二度と起こさない対策を実行して欲しいものです。それにしてもバスの運転手さんの収入というのが、最低賃金も守られていないというのは、大問題だと思います。かたや飛行機パイロットには高額の所得を得ているのですから。バス運転手は、子どもの頃から僕の憧れの仕事でもありました。

 最近、女子高生の間で「アベ過ぎる」という言葉が流行しているというメールが来ていました。意味は「他人の話しが聞けない、聞かれたことに答えない&ごまかす」ことを指すそうです。よーく見ていますね。裁判所で証人として証言する時宣誓をさせられますが、「聞かれたことにだけを答えてくださいよ」と注意されますが、こういう宣誓をさせるべきではないでしょうか。

 この春に小学校に入学する孫がいますが、今、通っている保育園では、新年になって「お昼寝」が無くなりました。小学生になってすぐに「お昼寝」の無い生活になったら困るということで、そのための準備だそうです。しっかりと準備をしているという保育園の指導に感動しました。「一夜漬け」でバタバタとした生活をしている人には、ぜひ参考にして欲しいものです。

 僕は日の出、日の入りがとても気になる性格です。冬至からもう少しで1か月になろうとしていますが、冬至の日より「日の出」はだんだんと遅くなっていました。広島では、1月14日が午前7時17分で一番遅い「日の出」でしたが、この日を境に急速に早くなりだしました。ちなみに日没は、毎日1分くらいの勢いで遅くなっています。元旦は17時10分でしたが、今日19日は17時26分ですから、スゴイものです。やはり明るい時間が長いのが嬉しいです。

 昨年12月、COP21(気候変動枠組み条約第21回締約国会議)で「パリ協定」が採択されましたが、毎日新聞の東京科学環境部の大場あい記者がとても良い記事を書いていました。
 大きなタイトルは「社会像の発想転換を」というものですが、その中で“いまだ日本には温暖化対策を「我慢、辛抱」といった否定的な印象でとらえる人が多い”と指摘し、“昨年の国際的な意識調査で、「温暖化対策は生活を向上させる」と考える市民が世界全体では66%だったのに対し、日本では17%だった”と書いていました。そして、“パリ協定が目指す世界は、今の社会の延長線上にはない。発想を転換し「我慢を強いるものではない」ということを共有せねばならない”という結論でした。まさに眼からウロコが…という記事だったと思います。

 昨日は経済産業省主催による、「電力小売の全面自由化説明会」が開催されました。会場には自治体関係者や会社の担当者などが中国地方各地から集まり、熱気の中で行われました。たくさんの質問も出され、関心の強さをヒシヒシと感じました。自由化問題については、別の時に書いてみたいと思います。良い勉強にはなりましたが。


消費者が希望する情報を

 最近、個人名の書いてある電話帳がどんどん薄くなっているようですね。選挙運動の中で電話戦術というのがありますが、掛ける人がほとんど年配の人だと誰かが話していました。家に配線されている電話は固定電話と言いますが、携帯電話が普及して固定電話を付ける人が少なくなりました。そしてなんと言っても、固定電話に掛かってくるしつこいセールス電話は困りものです。

 わが家では初めてわが家に電話が通じた時から、電話帳に掲載されています。しかし、もう掲載を止めようかと思っています。なんといってもセールス電話が多いことと、間違い電話です。

 「インターネットが安くなります」「電気料金が安くなります」「保険の見直しを…」等など、少しでも聞いてあげると「いろけ」があると思われたのか、その後もしつこく掛かってきます。一度、「中国電力の電気料金が安くなります」という電話があったので、僕は「苅田社長を知っているから、苅田くんに聞いてみましょう」と答えたら、電話がガチャンと切られてしまいました。

 それからはこの手段と、「あー僕もあなたと同じ商売をしているのです。たいへんですねえー。まあー頑張りましょう」と同業者と答えることにしました。

 さてさて本題になりますが、4月からの電力小売り自由化の開始でますます「安くなる」という電話が掛かってくると思います。少し出遅れていた中国電力も、「さあ、おトクな暮らし、はじめよう。ぐっとずっとエネルギア」と銘打って新しい電気料金プランを発表しました。大きな売り物は、安くするというものと、ポイントサービスです。ポイントを貯めて、「出雲そば詰合せ」とか「呉海軍亭肉じゃがカレー」に交換できるようです。もちろんポイントは電気料金で、200円につき1ポイントとなっています。

 この度の小売り自由化では、経済産業省の指導により「クリーン」とか「グリーン」、再生可能エネルギー電力を「売り」にする新電力会社が「環境に優しい」というのを宣伝文句に使うことが禁止されています。まあー今でも電力会社や政府は、原子力発電を「クリーン」とふてぶてしく言っているのですから。

 しかし電力会社の電源構成は、示されるべきと思います。例えばわが社は火力が50%、再生可能エネルギーが25%、原発が25%だとか、火力と再生可能エネルギーが半々とかいう具合にです。

 「安い」「ポイントを貯めよう」だけの情報ではなく、「原子力発電には頼らない」というのもきちんと情報を示すべきです。

 中国電力の安くなるという電気料金も、電気を多く使う人ほど安くなるとか、オール電化は安くなるという中味です。

 きちんとした情報が示されて、お客がしっかりと視て選択することが大切だと思います。来週の月曜日に経済産業省と中国経済産業局の主催で「電力小売の全面自由化説明会」が広島市内で開かれます。定員は200名ですが、その案内が新聞に載ってから、すぐに定員いっぱいになったようです。僕は新聞を見てすぐに申し込みましたからセーフでしたが、友人は少し遅れて申し込んだらアウトでした。これからも自由化に関する動きから目が離せません。

核実験抗議の座り込み

 北朝鮮が水爆実験を行ったということで、実験翌日の1月7日に広島平和公園の原爆慰霊碑前で、抗議の座り込みが行われました。僕にも要請のファックスが届いていました。

 もちろん北朝鮮の政治指導者の行為は「けしからん」ことですが、前回のブログでも書きましたが、住民の被害を考えたら、ただ単に「けしからん」だけでは済まないような気がして、参加しませんでした。

 30分の座り込みでしたが、事が事だけに、この座り込みニュースは日本国内はもとより、世界中に報道されました。

 その原爆慰霊碑前での座り込みニュースを観ていて、慰霊碑へ向かって右側に原水禁・平和フォーラム系の人たちが座り込み、左側に原水協系の人たちが座り込んでいました。右側と左側との距離は、約15メートルくらいです。時間も昼の12時15分から12時45分で、どちら側の人たちも同じ時間でした。「たまたま重なった」ということでした。

 このニュース映像を観て、「参加しなくて良かったなあー」という気持ちになりました。というのは、この両方の人を「よーく」知っているし、それどころではなく、いろいろな活動の場で話しをしたり、たまにはお酒を飲んだりする関係だからです。特に福島原発事故後は親しいことになりました。

 もし僕がこの場所に来ていたら、どちら側に座ればよかったかでしょうか。両方の間の約15メートルの場所に座るのが最適だったのでしょうか。「お前、えーかっこするな」という声が掛けられるような気もしますが、「普通」の市民が抗議の気持ちを表すために、座り込みへ参加しようとしたいと思った時、どうすれば良いのでしょうか。

 たまたま田口ランディさんのという作家の「ゾーンにて」という福島原発事故を題材にした、小説を読んでいました。この本の中で、主人公に「早くゾーンから出たいような、出たくないような妙な気持ちだった。ここは、あの世との中間みたい。宙づりになった場所で、なんだか懐かしい」と語らせていましたが、その文のくだりを思い出しました。

 どちらの団体も本気で抗議の気持ちが在り、一緒の方が「1プラス1は2以上の効果がある」と思えば、その場ででも「こっちに来ませんか」「そちらでご一緒に」ということが実現できたのではないでしょうか。この交渉は可能だったと思います。まさか本気では、抗議の気持ちを持っていないということは無いでしょうから。

 さまざまな形で市民が行動するということ、多様な活動を否定する気持ちはまったくありません。むしろ多様なパターンの方が良いと思います。しかし慰霊碑前で、「右と左に」「同じ時間に」「同じ課題で」というのは、やはり異様だと思うのです。

 広島での原爆投下から70年が過ぎ被爆者の数は減少し、それだけではなく、組織された被爆者の数はますます少ないという状況の中です。「俺が、私が」大将でいたいという時でもないと思いますが。

北の核実験

 北朝鮮が水爆実験を行ったということ、悲しい報道です。この悲しいという気持ちは、「憂う」という感覚です。なんとも情けないというか、落ち込む出来事です。

 僕はなんとなくこの時期に何かあるだろうという、予想のような思いを持っていました。比較的仲の良かった中国とも関係が悪くなるなど、国際社会の中でますます孤立し、そうだからこそ国民への締め付けが厳しくなる中で、これしか突破口はないと破れかぶれという感覚に指導部がなったのでしょう。5月に開催される予定の党大会を前に、金正恩の誕生日が1月8日ということで、この日を選んだのだと思います。

 最初に思ったのは、実験が行われた威鏡(ハムギョン)北道、吉州(キルジュ)郡、豊渓里(プンゲリ)実験場近くの住民に、どんな被害が発生しているかという心配でした。地震波の観測で核実験が考えられたのですから大気圏の核実験ではないでしょうから、地下核実験だと思います。地下核実験でも、米国のネバダでの核実験の写真のように地響きとともに、地下が陥没して大きなクレーターが出来て、大量の煙が発生しているという状況かも知れません。

 実験が行われる前に近くの住民は避難させられたのでしょうか。風はどの方向に流れていたのだろうか。これからの健康管理は行われるのでしょうか。水爆は普通の原爆よりも、何十倍も威力が大きなものですから、とても心配しています。

 報道が一切無いので、このあたりの状況は分かりませんが、「(北朝鮮が)けしからん、けしからん」報道だけでは、ますますイライラしてきます。今もそして将来的に被害を受けるのは、普通の国民なのですから。

 昨年広島市で開催された「世界核被害者フォーラム」に関わった者としては、その点が一番心配な部分です。報道の中で視る広島からの声も、同じように「けしからん」だけのようですが、被爆地として果たしてそれだけで良いのでしょうか。

 安倍晋三首相は、「けしからん」「断固抗議する」「挑戦する」を乱発していましたが、そう語る彼の顔からは「だから安全保障法はいるのですよ。こんな国は断固やっつけるべきです。安全保障法を戦争法だのと言ってる連中は世間知らずのバカですよ」というようにしか受け止められませんでした。

 参議院選挙に突入するこの国会で、安倍くんにとっては「追い風」になったと捉えているのではないでしょうか。とても近い国である北、もっと知恵を使った対応は出来ないのでしょうか。

 僕に「いま一番行きたい国は?」と訊ねられたら、間違いなく「北朝鮮」と答えます。北に住んでいる広島・長崎の被爆者の方の現状を知りたいと思っていますので。どうしても行ってみたい国です。

 「考えが甘いよ。そんなことしていたら、拉致されるぞー。帰られんようになるぞー」と本気で心配してくれた友人がいましたが、そう先のことを心配する必要もない年齢ですから。


Aさん宅

 Aさん宅、もう何年も前から年に2回ほど、大掃除をする業者さんがやってきます。普通の一軒家ですが、網戸などの掃除を半日以上の時間を費やしてやっています。年末にも見かけました。

 40歳代と思われる夫婦と3人の子ども、子どもは全員小学校から私学に行き、長男は現在ヨーロッパに留学しています。冬や夏という休みには自宅に戻っています。たぶん年に3回は帰ってきています。

 お正月は留守だなあーと思っていたら、昨夜、大きなスーツケースを持って帰ってきました。別に「何処へ行ってたのですか」と訊ねる必要もありませんが、海外旅行をしていたような感じでした。

 最近、国産車ですが一部自動運転が可能な車に買い替えられました。しかし自宅でマイカーの洗車をされている姿は、一度として見かけたことはありません。

 もちろんAさん宅とは、普通の付き合いをしています。どちらかといえば、よく挨拶を交わす良い関係でもあります。僕がやっていることを知っておられますから、時々太陽光発電のことなどを聞かれることもあります。

 40歳代の夫婦で、二人とも昼間は仕事に行ってます。一代で財を得たという感じでもありません。宝くじで億の賞金を獲得したというようにも思えませんから、たぶんどちらかの親が経営している会社を、引き継いでいるように思われます。

 羨ましいといえば、そうでしょうけど、別に「恨みつらみ」を感じる嫉妬心は僕にはありません。こういう生活が出来るというレベルというのは、大金持ちというか富裕層といえるのか、全体的な生活レベルの物差しの中でどの位置にいるのか分かりませんが、わが家よりは当然上です。

 今、格差社会や子どもの貧困化などがいわれてますが、生まれ落ちた所で運よくラッキーになるか、そうでなくなるかは、まさに「運」だと思います。日本という国に生まれたか、発展途上国に生まれたか、同じ日本でも場所によっては大きな違いもあるでしょう。まずもって人間として生まれたか、牛や豚、もしかして蛇に生まれたかによっても、その運命には大きな違いが出るのでしょうね。

 親や祖父母の財産を孫たちに贈った時の税制優遇が議論されていますが、同じ人間として生まれた以上、教育や普通の暮らしは維持できる体制を作って欲しいものです。

 そして、その人の財だけで、「良い、悪い」の基準だけは作らないで欲しいと思います。正月のテレビ番組で若い女性に「どんな人と結婚したい」と訊ねたら、「医者・弁護士・お金持ち」という答えが帰ってきていました。最近では公務員というのも多いようです。

 若い女性たちの単純な尺、そしてそれを「そうだ、そうだ」と言うこの若い女性たちの親世代の人たち。そういう時、黙って聞き流しているのは僕たち男たち。男女平等、男女共同参画といいながらも、なかなか変わらないものですね。

年末・年始、僕のアラカルト

 三が日も終わりですね。明日から通常国会が開会されますし、月曜日というで正月気分の区切りをしたいと思います。年末・年始にあったことや、感じたことを順不同で書いてみようと思います。

 大掃除は大好きです。車・網戸・便所・僕の部屋などを担当しました。大晦日は紅白歌合戦をテレビで観ました。僕たち年代では、ほとんどが知らない歌手や唄なのでイマイチですね。北島三郎が卒業し、今年で森進一が卒業というのも分からなくもありませんが、ますます離れていくという感じです。NHK相当にお金を使っていますね、眼というのは何十人、何百人がいても全体を見るというのは難しいので、大きくなったとはいえテレビ画面の中で、その他大勢は眼に入りません。

 島津亜矢が「帰らんちゃよか」を唄った時、彼女が上京する時に親が「帰らんちゃよか(帰らなくてよい)」と励ましたという会話の中で、司会の綾瀬はるかは「私の親は、いつでも帰ってきんさい」と言ったという、広島弁の受け答えは面白かったです。僕だったら「どっちでもええ、好きにせい」派でしょうね。

 作家の田口ランディさんから、文庫本になった「ゾーンにて」を送ってきました。元々は2013年5月に出版されたものですが、文庫本はこの1月10日に出るものです。福島原発事故を扱った小説ですが、田口さんからの手紙に「解説がとても良いです」とあったので、すぐに解説を読みました。結城正美さんが「実感という希望」とタイトルをつけて書いていますが、とても素晴らしいリキがこもったものでした。昨年10月21日に出た、同じく田口さんの「リクと白の王国(キノブックス)」とともに、皆さんにお薦めしたいと思います。

 近所で小学校の低学年くらいの兄妹と僕の孫を含めて、サッカー・ラグビー遊びをしました。僕のことを「おじちゃん、おじちゃん」と呼んでくれます。「おじいさん」と言わないから好きなわけではありませんが、よく遊ばせてもらいます。すぐに「おじちゃん何時まで遊んでいいの」と訊ねられました。僕は「何時でもいいのでわー」と答えたのですが、そうはいかないようです。そのために、携帯電話のアラームを17時15分に設定しました。時間がきて、ピピピーとなったら、みんな帰宅しました。決まりに従順な「良い子」です。僕は、夜遊びの方が面白いんだけどなーと思いましたが、黙っていました。「変なおじさん」と思われたらヤバイでしょうからね。

 年賀状も楽しく読みました。その中で喜んだひと言は、僕のことを「電話するのがいちばんしやすいです。今年もその都度よろしくお願いします」というものでした。やはり市民運動を担っている者としては、電話をしやすいと言われるのがいちばん嬉しいですね。それも女性でしたから。

 これは年末・年始だから特に思ったことではありませんが、夜中尿意を感じて便所に行く時、まず部屋の電気をパチン、便所の電灯をパチンと無意識にするのですが、ひと昔前まではたぶん電灯は点けなかったと思います。小便ごときで油に火を点けることはしなかったでしょうし、この無意識にやるパチン、パチンを意識してせめて「便利だなあー」と思ってやることでしょうね。

 孫と自転車遊びをして、その後コンビニに行きました。この時期、僕より孫の方がお金を持っているので、孫に奢ってもらうことにしました。僕はガラスケースの中にある、焼き芋にしました。店員さんが「どれにしますか」と訊ねたので「大きくて、柔らかいの。でも柔らかいかどうかは、押さえてみないと分からないね」と答えたら、「柔らかさはどれも同じです」と。この受け答えに変な「下ネタ」を思い、目線が少し下がりました。

 最初にも書きましたが、明日から国会が始まります。長期間の通常国会ですから、このまま参議院選挙に突入ですね。いよいよ我われの出番だ、これまでの恨みつらみを形に表すことができるチャンス到来ですね。

2016年を視る

 「省ちゃんの前向き語り」ファンの皆さん、明けましておめでとうございます。2016年もよろしくお願いします。

 さて、今年の重大ニュースを考えてみました。なんといっても、7月に予定されている参議院選挙だと思います。この選挙の結果が、全てに影響すると思っています。憲法9条も、戦争法も、原発も、TPPも、子どもの問題も、何もかもが、僕たちにとって悪くなるか、良い方向に向かう一歩となるかが、掛かっていると思います。

 今朝の新聞を読んでいると、安倍首相は衆参同日選挙を視野に入れていると書いていましたが、たぶんその戦略に間違いないと思います。野党に揺さぶりをかけ、日本版「オリーブの木」野党共闘を打ち崩すにはこれしかないと思っているでしょうから。

 そして原発問題では、この4月から始まる「電力小売りの全面自由化」が、どういう形でスタートするかだと思います。元旦の地元新聞に中国電力の苅田知英社長のインタビュー記事が載っていましたが、自由化になっても「お得で使いやすいメニューを」を出すので、ぜひとも中国電力を選んでもらうように話していました。この記事の中には、原発の「げ」の字もありませんでした。自由化に原発は障害になるということを、僕たちは主張していかなければならないと思います。

 原発問題では自由化以外のことを簡単に書いてみようと思います。第一には、福島原発事故から5年が過ぎて政府は避難解除を強行しようとしていますが、戻れる状況でない段階での解除強行は間違いだと思います。避難解除の次には支援策打ち切りが行われるのは間違いありません。

 2点目は、健康影響をめぐる攻防を挙げたいと思います。福島県の県民健康影響調査によると、先行調査と合わせて約36万人の中に150名の甲状腺について、「悪性または悪性の疑い」というのが発見され、うち手術で甲状腺ガンが確定した人数は113名になりました。これでも原発事故と放射線被ばくとの因果関係を認めないというのは犯罪だと思います。

 3点目は指定廃棄物の中間貯蔵問題。4点目は昨年11月13日に原子力規制委員会が「もんじゅ」の運転を日本原子力研究開発機構に任せられないとし、新たな実施主体を探すようにとの勧告を行っていますが、最善の選択は廃炉で、これしかないということだと思います。

 5点目は原発再稼働の強行に対する、私たちの抵抗を挙げたいと思います。そして日印原子力協力に見られる日本の原発輸出は、なんとしても止めなければなりません。昨年12月12日に「日印原子力協力協定の基本合意」はされましたが、協定の締結には至りませんでした。正式調印はなんとしても阻止しなければならないと思います。

 興味深いというか、少し明るい材料も考えてみました。それは自民党内での安倍首相に対する抵抗の声です。軽減税率をめぐる自民党内での混乱、世論調査などで原発再稼働に反対が多い中で、再稼働を強行しようとする安倍首相らへの抵抗、戦争法での自衛隊内部での抵抗などなどが、状況次第では急速に強まることをかすかに期待したいものです。

 個人的には、孫がこの春小学校入学です。誰もがお金の心配をしなくても学べる素地を作ることです。ブラックも、非正規も、ワーキングプアーも無くすために、僕も力を注ぎたいと思います。

Appendix

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