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世界核被害者フォーラム

 21日~23日まで市内の国際会議場で世界核被害者フォーラムが開催され、参加していました。世界各地から核被害者が集まりました。チェルノブイリ原発事故被害者、米国のネバダ核実験場風下住民、ウラン採掘による被害者、核実験による被害者、福島原発事故被害者、もちろん広島・長崎の被爆者も参加しました。3日間の参加者が901人と几帳面な数字が最後に報告されました。

 これが第3回という訳ではないのですが、この問題を扱う世界大会は1987年にニューヨークで、その後ドイツで開催されたことがあるのですが、なかなか次の開催にはなりませんでした。僕はニューヨークの大会には出席していました。

 開催できない一番の理由は、なんといってもお金です。非常に厳しい状況に置かれている核被害者には、お金がありません。

 僕は歓迎パーティの司会と、二つのセッションのコーディネーターという役目を行いましたが、核被害者、ここではヒバクシャと言わせてもらいますが、ヒバクシャになるなり方は多様です。原発事故、ウラン採掘、核実験、などなどですが、悩みは共通です。それは健康障害・健康不安・社会的な差別・そして貧困です。

 だからヒバクシャになるなり方は多様でも、共通点は一緒だと思っていました。

 この度のフォーラム、みんなでお金を集めました。大きな組織からの援助はほとんど無かったと思います。そして多くのボランティアに支えられました。市民団体がここまで出来たことに、被爆から70年という節目の年が残り1か月になろうとする時に、良い気持ちで71年目が迎えられそうです。

 少し言い過ぎかも知れませんが、これまでヒロシマの運動は大組織の動員によって「運動が在るように」見せかけてきた感があったと思います。その歴史を「手作り」によって成功させたと思います。

 最後の日に採択したアピールなどを決める会議では、日にちが変わっても議論を伯仲させていました。本気で世界に訴えられるものにしようとする、熱気にあふれていました。まさに「産みの苦しみ」でしたが、やはり出来上がってからは「案ずるよりも産むがやすし」で纏まったと思います。当日の議論までのインターネットによるものを含めれば、素晴らしい時間を掛けたと思っています。

 それにしても、広島市長にこのフォーラムへの参加、メッセージをお願いしておりましたが、出席もメッセージも在りませんでした。その理由はどうも「ゲンパツ」があったからのようです。

 原爆の日に行われる平和宣言も、最近はどうもシラケタ内容です。「本物と偽者」を実感しています。

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「もんじゅ」に知恵無し

 ご無沙汰していました。とても忙しくしていました。

  「往生ぎわが悪い」の象徴的な存在ですね。高速増殖炉もんじゅのことです。1970年代に、もんじゅの計画が持ち上がり1985年に着工、その時から「往生ぎわの悪い」存在でした。決定付けたのは着工から10年後の、1995年のナトリウム漏れ事故を起こした時からだと思います。

 原子力規制委員会が、もんじゅを運営している日本原子力研究開発機構(原子力機構)に、運営業務をする「適格性に重大な懸念がある」と勧告をしました。しかし、「もんじゅ=金」としか見ていないヤカラからは大反撃が行われるでしょうね。

 もんじゅには、これまで1兆円を超える私たちの税金が使われ、今でも年間200億円、1日当たり5千万円以上の維持費が使われているのですから、こんなにムカツク話しはありません。

 この国が原子力発電を始めた「言いわけ」は、「原発を動かして、その使用済み核燃料を再処理して得られるプルトニウムは、高速増殖炉によって投入され投入した燃料よりも多くのプルトニウムが得られる」というものでした。「原子力発電は危険なものだけど、高速増殖炉に魅力があるんだ」というようなことも、たぶん聞かされたとも思います。

 高速増殖炉は「電動ノコギリでもめん豆腐を切るようなもの」と僕は形容していました。もんじゅ計画が持ち上がるまでは、この場所は半農半漁の寒村で、道路事情も悪く、市の中心部まで徒歩で5時間もかかり、「陸の孤島」と呼ばれていたのです。

 しかしもんじゅの計画が持ち上がると、道路もでき、民宿もできて連日作業員の宿泊で賑わったのです。「安定した」就職先にもなったそうです。

 もんじゅが旨く動くことによって成立した(する)、「核燃料サイクル」ですが、「サイクル」が詰まってしまえば原子力発電そのものの存在意味が無くなります。

 だから、地元や「原子力ムラ」のヤカラたちから猛反発が起こるでしょうね。彼らにとっては、もんじゅが動くか動かないかは「知ったこっちゃない」でしょう。ただただ、要るという姿勢が継続されていることが最重要課題でしょうから。

 もんじゅの管轄官庁は文部科学省です。この際ですから、この際はっきりと廃炉にすべきだと思います。こんな大金は、子どもの貧困化対策に使い、もんじゅの地元には200億円くらいの迷惑料を払っても、1年間の維持費で済みます。もうこれ以上バカな遊びは止めて欲しいものです。

400号

 「省ちゃんの前向き語り」が400号を達成しました。第1号が2013年7月21日ですから、約2年3か月です。だいたい1回を1200字くらいにしていますから、約48万字を書いたことになります。

 書いてる「省ちゃん」に、それを第三者のように読んでいる「省ちゃん」が拍手をしました。これぞ「自画自賛」、もうおじいさんですから「爺が自賛」の方が的確ですね。

 思っていること、感じていること、公けの場所では言えないことを、飾ることなく正直に書いているつもりです。飾っていたり「ええ恰好」したりして書いたら、その時点で終了と思っています。というより、それ以降は書く気にならないでしょうね。

 よく友人から「よく続けて書くねえー」と言われることがありますが、間が空いて「何か書かなくては」と思って書くことはありません。まさに衝動的にバババーという感じす。

 今、スウェーデン人のジャーナリスト、モニカ・ブラウさんの「検閲 原爆報道はどう禁じられたのか」を読んでいます。彼女はかつてフィンランド国営放送の特派員として日本で仕事をしていたこともあり、日本に詳しい人です。この5月、広島で再会しました。彼女の方は僕のことをよく覚えていたようで、「この前会った時は、前の日に上関町の祝島へ行ってたと話していたけど、あれから祝島は、上関原発はどうなっているの?」と訊ねられました。モニカさんの顔には記憶がありましたが、そんな話しをしたのかなあーと、申しわけありませんでした。

 さてそのモニカさんの書いている「検閲」、戦争に敗れた日本での検閲のやり方を詳しく書いています。原爆に関するものだけでなく、戦後処理に関する連合国どうし間の確執などもリアルに表現しています。

 その中で僕が興味深く読んだ部分、原爆詩人である栗原貞子さんの夫が雑誌の原稿の検閲を受けるために、当時広島で出されるものの検閲業務をしていた福岡検閲事務所にゲラ刷りを持参するところ、とてもリアルです。

 そして戦後すぐは、「天皇バンザイ」思想のものが検閲対象になっていたのですが、ある時期から「平和運動」がその対象になるのも興味深いものです。

 検閲にひっかかるものを載せる、「要注意」新聞社や雑誌社などへの「制裁」は紙の供給を制限するというものでした。当時は紙が今よりも数が少なく、貴重であった時ですから、紙が無ければ何もできないという事情がありました。まさに「兵糧攻め」の制裁です。

 検閲はやがて廃止されるのですが、その順序としてまず事前検閲を廃止し、事後検閲だけになりました。しかし事後検閲でたびたび引っかかるところには、再び事前検閲からに戻るという部分、検閲に「時間も人」も必要なのですから、多くの場合「自主規制」という形で「そうならないように」していたのです。

 原爆による放射能被害のことなどは、しつこく検閲の対象でした。

 改めて思いました、言いたいこと、思っていること、正しい事実、これらを皆に知らせるために、どれだけの先人たちが苦労をしてきたかということです。

 そういう中で、今政府から聞こえてくる「あのマスコミは悪い、この報道はけしからん」というものを、無視することはできません。

 「省ちゃんの前向き語り」も、これからも頑張ります。読んで下さっている貴重な皆さん、これからもどうぞよろしくお願いします。

「不公正な会計処理」と粉飾事件

 東芝の「不公正な会計処理」事件、急速に幕引きが行われようとしています。なぜこの事件が「粉飾」にならず、「不公正な」で済むのかということに大いなる疑問を持っています。

 東芝が不正に水増しした金額は、計1500億円以上とされています。この事件に対して、会社としての東芝が歴代の社長ら5人に合計3億円の損害賠償を請求する訴えをしたという報道がされました。不正1500億円に対して3億円、500分の1です。

 記憶にある人も多いと思いますが、「ライブドア事件」というのがありました。これも決算報告にウソの内容を掲載したとしたものです。もう10年くらい前の事件ですが、誤魔化した金額は、約50億円です。
内容を詳しくは書きませんが、これは「粉飾」事件とされ、ホリエモンこと堀江貴文くんは懲役2年6カ月の実刑が確定し、収監され刑期を務めました。ホリエモンだけでなく、他の4人の役員と公認会計士2人も有罪になりました。もちろん罰金もありました。

 50億円が「粉飾」とされ、1500億円が「不公正な」では、それこそ不公正です。現在の東芝の社長である室町正志くんは、「不公正な」事件が行われていた時期の会長や副社長という職にありました。しかしこの男には損害賠償は求められていません。社長を選んだ立場にいた西室泰三くん、この男の責任も問われていません。それどころか西室泰三くんは、先日株式市場に上場された日本郵政の社長に図々しく座っているのです。

 もう一度言います。50億円で「粉飾」とされ、1500億円で「不公正な」で片づけられようとしています。東芝幹部への刑事責任追及の動きは、今のところありません。

 そこで新聞などでは大きく報道されていませんが、東芝が原発企業だということが浮かぶのです。東芝は原子炉メーカーで、アメリカの原発メーカーのウェスティングハウス社を2006年に買収し、アメリカの原発セールスマンとして世界に原発を売り出す役割を持っているのです。
 しかし原発輸出が思うように行かないし、「3・11以後」はそれがますます難しくなってきました。東芝の「不公正な」事件も2008年4月から14年末とされていますから、ちょうど時期が合うのです。大金でウェスティングハウス社を買収したにも関わらず、原発で儲け損ねたというのも、「不公正な」事件の背景だというのは間違いのない事実です。それでも「原発」だから、「不公正な」で済まされるようです。

 「ちゅうでん」は「ちゅうでん」でも中部電力で、2005年に古美術品の購入をめぐって元会長が、会社に損害を与えたという事件が発覚したことがあります。中部電力は元会長に約4億4000万円の損害賠償を求めました。この時にも、会長への退職金を払わないという甘い「仕打ち」で幕引きされました。「背任」とか「横領」といった事件にはなりませんでした。

 弱い者は虐めるけど、身内とか強い者には「過ぎる」ほどの甘さ、これではシメシが付きませんね。

寺島実郎さんの「論(ろん)」

 寺島実郎さんという人、面識はありませんし講演会などで話しを聴いたこともありません。現在、日本総合研究所の理事長をしています。TBS系列で日曜日の朝に放映されている「サンデーモーニング」のコメンテイター、NHKラジオの「マイ朝ラジオ」の「社会の見方、私の視点」というコーナーで、月に一度くらい話しを聴く程度です。

 僕は気になる論評家は、講演会に行ったりできれば知り合いになるように努めるタイプですが、どうも寺島さんは苦手です。なぜかといえば、ちょっとしたことですが「マイ朝ラジオ」の中で、アナウンサーが最後に「寺島さんどうもありがとうございました」と挨拶をしても、ウンともスンともそれに答えないからです。そういうところに「冷たさ」を感じるのです。

 寺島さん、この人は政府のいわゆる有識者の中で名前を連ねています。原子力発電に関するものにも、いわゆるエネルギー基本計画などの策定にも加わっていました。

 しかし寺島さんの発言が好きという人も多くいます。僕の周りではどうも女性に多いように思います。その寺島さんが、11月6日付けの毎日新聞の「論」「加速する原発回帰」という欄でインタビューに答える形の記事が掲載されていました。

 この「論」では3人が出ていました。一人は原発反対の立場で、作家であり臨済宗のお寺の住職でもある玄侑宗久(げんゆう・そうきゅう)さん、原発賛成の立場では、日本電鍍工業社長の伊藤麻美さん、そして寺島さんです。寺島さんの立ち位置は、よく分かりませんが「仕方なく原発は止められない」というものでした。これは毎日新聞の見出し係が付けたものでしょうが、「脱原発の覚悟はあるのか」となっていました。

 少々前置きが長くなりましたが、冒頭に「脱原発の道を進むには、大きな『覚悟』がいることを理解しなければならない」としています。その理由として、「原子力から手を引くことは、日本が積み重ねてきた原子力分野での国際的な立場や発言力を同時に失うからだ」とも話しています。

 「覚悟の一つは『日米原子力共同体の見直し』だ。=中略=日本企業が世界の原子力産業の中核となった」とし、「一方、日米原子力協定で、日本は軍事としての核を保有しない国として世界で唯一、使用済み核燃料の再処理が認めらており、日米関係は『原子力共同体』と言っても過言ではない」としています。そして「この共同体を解消して日米安保を見直す中で、米国の『核の傘』から離脱する覚悟があるのなら『脱原発』の主張の筋は一貫している」とも言ってます。

 そして「国際社会で原子力発電という平和利用と、核兵器開発という軍事利用の二つの側面は断ち切れないコインの裏表の関係で、一体と考えられている」としています。

 そんな中では、日本の原発技術の確立は「世界の原発の安全性を高める役割を担う」とも言ってます。また今の「国策民営」の仕組みも変えなければならないとしています。しかし、だからといって原発を止めることは不可能だということはないでしょう。

 「だからどうした」、だからこそ原発の無い社会を造るためには、反原発の国際連帯が必要なのではないでしょうか。興味深く何度も読み直しましたが、寺島さんの話しの中には「福島の苦しみ」はありませんでした。

ここまで押し付けられたくない

 ニュースを見ていたら2020年の東京パラリンピック開催中は、全国の小中学校を休日にするという案が政府から出ているようです。パラリンピックの意味を考えさせることや、交通渋滞の緩和がその理由とされています。

 高校生の政治活動について校外で行うことは認めるとか、1億総活躍社会にしても、どうも胡散臭い感じがしています。1億総活躍について新聞に「いつになったら休ませてくれるの-後期高齢者」という川柳だと思いますが、そんなのを見つけました。

 僕が相当にヒネクレテいるのか分かりませんが、どうも上からは押し付けられたくない、押し付けられるにしてもそれは最低減のことにして欲しいものだと思うのです。勤務時間や週休日、会社の創立記念日、学校などの行事などは当然に上から決められるのは当然でしょう。

 有給休暇の原則は、労働者が休みたいという日に休めるものだと思います。この有給休暇を会社から「この日に君は取りなさい」と押し付けられるものではないと思います。もちろん皆が一斉に休むと仕事が回らないという事態が起こる可能性があるのですから、その職場の中で話し合ったりすることは行われるべきでしょう。それでも旨くいかなかったら「時季変更権」というのがあるのですから。

 世の中には体育が嫌いという人はたくさんいると思います。サッカーにしてもラグビーにしても、国民はみんな「右に習え」で日本を応援しなければならないという言われはありません。特に東京オリンピック・パラリンピックの2020年開催については、その決め方、エンブレム、国立競技場建設問題、そして何よりも福島原発事故の収束に人もお金も使わなければならない時に、いくらなんでも2020年はないだろうと思っていました。開催するにしても4年・8年遅らせても全く問題はないと思っていました。

 小学生の頃わが五日市町の秋祭りの日は、学校は午後を休ませていました。矛盾するかもしれませんが、あの日の午後ほど嬉しいものはありませんでした。秋祭りは10月の上旬で、だいたいに天候が良くキンモクセイの匂いを嗅ぎながら神社に行ったのを思い出します。

 出生率を1.8以上にしたいというあの人ですから、40歳以下の夫婦は月に一度の「やる日」とでも決められるのではとも考えたりしたら、背筋にケイレンが起こりました。まあー僕は「幸い」にも66歳ですが。

 しかし、戦争中に旗を振って兵士を送る姿を映像などで見ていたら、まさに抜け駆けは許さない上からの押し付けを感じました。もう一度言います。上からの押し付けは、出来るだけないようにというのが民主主義の大きな根源ではないでしょうか。

データ改ざん流行り

 データの改ざん流行りですね。中国電力の放射性廃棄物処理事件、旭化成建材事件、東洋ゴム事件、フォルクスワーゲン事件、JA(農協)事件、高速増殖炉もんじゅの事件、警察による事件件数の改ざん事件、などなど毎日にように報道されています。

 中国電力による放射性廃棄物のデータ改ざん事件は、中国電力の予想に反して尾をひいているようです。そもそも自治体も市民も甘く見すぎていたからだと思います。「こうなるはずじゃあなかった」というのが会社幹部の本音だと思います。

 どうしてこんなに多くの「データ改ざん」という事件が発生するのかを考えてみました。僕も昨年3月末まで、ある大手の会社に勤めていました。47年も勤めていましたので、仕事のやり方の時代とともにの移り変わりを見てきたつもりです。

 僕が働いていた期間の3分の2くらいの時は、ほとんど全ての仕事を同じ人がやっていたと思います。下請け会社などはあまり無かったように思います。あったとしても、下請けがやる仕事は親会社の職員が立ち会っていたと思います。この親会社の職員は、全ての作業について知っていたと思います。職員間の情報もきちんと伝わっていたと思います。

 それが最近は、ほとんどの現場の作業は下請け、孫請けがやることになったと思うのです。下請けならまだマシかも知れません。ひ孫請け以下の個人店のようなのがやっているように思います。どこの誰がやっているのかも、親会社の職員が知らないところも多いと思いのでしょう。親会社の職員にも現場経験が無いので、まさに「言いなり」です。

 それもこれも儲けと時間短縮が、成果の「尺」になっているので、親会社の社長らが「申しわけありません」と頂点が薄くなった頭を下げても、そこに本気度が見えてこないのです。「チェー、運が悪かったなあー」という独り言が聞こえてくるだけです。

 島根原発での放射性廃棄物のデータ改ざん事件について、何度か中国電力の人との話し合いの場を持ちました。そこで思ったのは、会社の中に原子力発電の全ての流れを知っている人が居るのだろうかという疑問でした。

 自分が担当している仕事だけが旨くいけば、「後は野となれ山となれ」という感じです。この事件で「個人の犯罪」とされた36歳男性の人は、まだ出社していないそうです。出社したら、内容は分かりませんが「処分」が待っています。しかし組織としての会社の責任は問われないのです。これでは同じ事件はこれからも起こるでしょうね。

 社長らの給与の1か月10%カットの処分は早々に出されましたが、そんなことではなく、電気料金10%値下げ半年くらいの思い切った処分をしたらどうでしょうか。社長の給与が下げられても、僕には何のメリットもありませんから。

11月8~9日は雨のようですね

 週間天気予報を見ていたら、11月8日~9日は雨のようでした。60%くらいですから、そんなに強い雨ではなさそうですが、気にしていました。11月は全国的に晴の特異日と言われるように天気の良い日が多いのですが。

 特に愛媛県と大分県の天気を注目しています。なぜならば、この日に伊方原発3号機での過酷事故を想定した国の原子力総合防災訓練が行われるのです。愛媛県が、10月30日にその概要を発表しました。佐多岬の付け根に在る伊方原発では、原発から西側に住んでいる約5000人の住民について、事故が起こった場合、どこに避難するのかということが大きな問題点とされています。

 そこでこの度の訓練では初めての取り組みとして、佐多岬半島部の住民を対岸の大分市に船で避難させるというのを行うのです。訓練には原発から30㌔圏内に住んでいる約1万3千人に加え、大分県やフェリー会社など計100機関、約1万4500人が参加するそうです。言っておきますが、伊方原発から30㌔圏内に住む住民は約13万5千人います。大規模といっても参加者は1割です。大分県にフェリーや海上自衛隊の支援艦で避難する人は約70人、5000分の70です。

 この訓練には安倍晋三首相も参加するそうです。まあー10月6日に開催した国の原子力防災会議で、「国民の生命・身体や財産を守るのは政治の重大な責務で、責任を持って対処していく」と根拠の無い大見得を切ったのですから、当然でしょう。と言っても安倍晋三くんは、首相官邸のテレビ会議によって参加するという形です。

 知っている人は少ないのですが、この6月10日に松山市で開催された「伊方発電所原子力防災広域連携推進会議」では、四国4県に加えて大分県・山口県・広島県にも避難者を受入れることが決まりました。
 避難者の受入れだけでなく、情報交換会の開催、連絡通報体制の整備、原子力防災訓練での連携、オフサイトセンター又は愛媛県庁への各県職員の受入れなどが決まりました。しかし、広島県の職員がこの訓練にどういうように関わるのかについては、聞いていません。そして広島大学は、緊急被ばく医療機関として、第三次被ばくという、強く被ばくした人を受け入れるところです。この問題についても、どういうように取り扱われるのかは明らかにされていません。

 そんなこんなで11月8日~9日の天候が気になっていたのです。愛媛県と大分県との間は豊後水道です。台風シーズンになると「台風○○号が豊後水道を北上中」と言われるところです。

 訓練に参加される皆さん、雨に降られて風邪など引かれませんように気を付けてください。まあー適当にやって、いざとなったら自主的な屋内避難だといって、家におられるのも良いのではないでしょうか。

 本当に原発事故が起きた時は、たぶん道路は寸断しているでしょうし、冬だったら風が強くて豊後水道でのフェリーは難しいでしょうし、何よりもいっぺんに約5000人もの人が三崎港から大分への避難は出来ないでしょうし、今問題になっている南海トラフでも揺れたら、豊後水道にも大きな津波が押し寄せるでしょう。

格差について

 僕はもちろん金持ちではありませんし、つつましい?年金暮らしです。しかし原発に関する活動の関係で、電力会社などの株式は持っています。取引きをしている証券会社から、時々IR(アイ アール)の案内があります。IRとは、「投資家のための会社説明会」という意味だと思いますが、それに参加することがあります。たまには「これからの株式市場の動向」などといった講演会もあり、こういう話しを聴くのは好きです。

 この会場に行くと、見るからにお金持ちという感じの人が多く見受けられます。高級なカバン、高そうな指輪などの装身具を付けている人もいますし、参加者の会話も投資や相続に関することが多いようですから、やはりお金持ちだと思います。

 消費税の引き上げに関連して、公明党にとっては絶対に譲れないであろう公約に軽減税率のことがありますね。結論が出ようとしていますが、食料品とかいった物には引き上げ消費税の対象にしないというものです。軽減税率はぜひ適用することだと思います。しかし自民党や経済界からは「金持ちも優遇される」として、この制度の導入には反対の意見があるようですが、僕は格差が拡大しているなかで、どうしても導入されるべきだと思います。

 そしてこれに合わせて、お金持ちが買いそうな高級車や装身具などといったものについては、税率を上げるということもやるべきだと思います。重増税率とでもいいましょうか。それなりの累進性が出せるように15%~20%というように高級品には税金を上げても、お金持ちにはそんなに響かないと思うのですが。軽減税率と重増税率の導入をセットにして、これ以上弱い者いじめはしてほしくありません。

 先日、ある有名な学者さんの講演会があり、終了後その人を広島駅まで送りました。なるべく早く東京に帰らなくてはということだったので、タクシーで駅まで行きました。運よく予定していた列車より一つ早いのに乗ることが可能になりました。僕が「じゃあ自由席にしましょうか。後の方に行きましょう」と言いました。当然頭の中は1~3号車でした。しかしその講師さんには、8~9号車のグリーン車両でした。グリーン車ならよほどのことが無い限り空席はあるでしょうから。僕は恥ずかしいやら、羨ましいやらの気持ちになりました。

 でもグリーン車は、のぞみ号の16両の中で3両ですから、多数派は普通車両ですよね、そう考えて少し安心もしましたが。帰宅したら友人からメールが入りました。この春に高校へ入学し野球部に入った息子が、2軍戦だけど試合に出て交代無しで最後まで頑張ったので、今夜はそのお祝いに2割引きでバラカルビ肉204グラムを買ってきたというものでした。

 誤解をされないように言いますが、僕はこのグリーン車が当然の講師さんを批判しているものでは全くありません。この講師さんは障がい者へのボランティア活動などもされている立派な方です。

 原発関係の講演で全国から呼ばれている人で友人がいますが、彼は講演で得た金は反原発運動をしている組織などに、多くのお金を寄付しています。講演料も取らないことも多い人です。僕に「盆暮れ10万というように、専門紙や市民団体のニュース代金を振り込むようだよねえー」と話していました。僕はそこまでは在りませんが、盆暮れそれぞれ3万という感じでしょうかねえー。

 軽減税率の話しからそれてしまったような感じですが、有る人は大いに社会のために使って欲しいということです。

まとめて1週間

 「省ちゃんの前向き語り」ファンの皆さん、ちょっとブログが途切れたような感じになりました。書きたいことはたくさんあったのですが、少しばかり忙しくて、書くことができないというイライラ感を持ちながら過ごしていました。

 なんで忙しいのかと言われるかと思いますが、この1週間で2度も四国に行っておりました。10月29日~30日、そして11月1日です。29日からの1泊2日は、僕がもう10年以上前から講師をしている、WFC(ワールド・フレンド・シップセンター)のピースセミナーの受講者の皆さんとの、伊方原発ツアーでした。そして11月1日は松山市で開催された「STOP 伊方原発再稼働!11・1全国集会 in松山」です。

 いずれも案内役としての役目がありました。11月1日は日帰りでしたが、大型バスいっぱいの参加者がありました。その前の1泊2日は、実際に伊方原発を見学し、長い間伊方原発の反対運動を取り組んでいる斎間淳子さんからも貴重な話しを聞くことができました。この日は八幡浜のホテルに宿泊し、翌日は道後温泉を楽しみました。

 二つのツアーとも参加された方は、とても満足されたようでした。熱心に聞いてくださったり、質問をされたりすると僕も嬉しいですね。この四国行で1週間のうち3日はつぶれましたし、後は取材・飲み・打合せ・小さな集まりが続いていました。

 さて、この間に思っていたことを一つ。高校生の政治活動について、文部科学省が校外での活動を認めるという通知を出したというニュースです。「あんたに言われることはない。指示されることではないよ」というのが素直な感想でした。というより高校生の政治活動が、禁止されているということを知りませんでした。

 教師が偏った立場の教育を学校の場ですることは、問題があるかも知れませんが、生徒どうしで「原発賛成」「反対」で議論をすることは、大いに勧めるべきではないでしょうか。

 新聞によると、「教育的観点から望ましくない」と学校内外を問わず、高校生の政治活動を制限したのは、今から46年前の1969年のことだそうです。僕が高校を卒業した2年後のことです。そういえば高校生時代に「民青」とかがあったのを思い出します。担任の先生は、毛沢東ファンだったようで短波で放送されていた北京放送を聴くことを教えてくれました。リスナーには中国の切手が送られてきて、大事にしたものです。今でも忘れられない思い出ですし、その切手は残っています。

 「政治的中立」嫌な言葉ですね。この言葉を聴いてすぐに浮かぶのは、「性的中立」というものです。「性的中立」の方が、まだマシだと思いますが、普通の生活の場では、両方ともあり得ないことではないでしょうかねえー。



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