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昔、昔の物語りではありません!?

 これは、想像と創造の昔話しです。
 と言っても、大正時代の話しですから、「昔、昔の話し」ではありません。場所は山口県熊毛郡四代村、今田蟹平(仮名)さんという人が住んでいました。
 日焼け顔はまさに漁師という感じでしたが、漁師ではありません。魚の仲買いのような仕事をしていました。四代村の漁師たちが採った魚や海草を、柳井や遠くは広島にも売る仕事です。

 着流しの着物と丹前を着て羽振りが良く、何よりもハンサムで気前が良く、村の人たちから強い信望を受けていました。漁師同士のちょっとしたことが理由のケンカの仲裁も上手でしたし、若い漁師たちの結婚相手を探して、新しい夫婦が誕生することも大きな楽しみだったようです。仕事の関係で、柳井や広島にも知り合いがいて、広島から四代村に嫁いだ女性もいました。

 村の生活は、肉体的には重労働で有りながらも、みんなが平等というのが良かったようです。男たちは朝早くから漁に出て、女たちは歩いて片道1時間くらいの山に入り、枯草や小枝を集めて背負子に担いで持ち帰ってくるのが大切な日常の仕事です。風呂の湯沸しも、何よりも、米や食事の煮炊きには枯草や小枝は必需品でした。これが無くては、生きていけません。

 「よー、精が出るのー」蟹平さんは、山から降りてくる女たちに優しく声を掛けていました。この山は蟹平さんの持ち物でしたが、村に住むみんなが使う山として、村の人とっては欠かせないものです。

 しかし、蟹平さんに不幸が訪れました。柳井の魚市場の人に騙されてしまいました。いつもは元気が良く羽振りも良かったのですが、相当に参ってしまいました。そして、たくさんの借金もできました。蟹平さんが持っている山を売れば、これからの生活も安定するのですが、村の人たちのことを思うと、それだけは出来ません。

 ついに、蟹平さんは四代村を出ていくことになりました。村のみんなは寝耳に水、山を誰かに売られてしまうと、明日からの生活に困ります。そこで、村に住むみんなの物にするために、どうするかという話し合いを何度か繰り返しました。

 蟹平さんからも意見を聞きました。蟹平さんは、「神社さんの土地にしてもらって、これからも皆で使えるようにしよう」と提案をしました。「神社の土地にしたら、皆がこれまでのように使えるし、つまらないイザコザも起きないだろう」と話しました。そこで、村の人たちが1軒当たり10円を拠出することになり、八幡宮さんに買ってもらうという形で、集った2250円のお金を、蟹平さんの今後の生活費として渡しました。そして、山は神社の名前で登記をしてもらいました。

 蟹平さんが村を出る日、住民のみんなが港に集りました。室津村まで手漕ぎの船で行き、そこからは馬車が用意されていました。みんなが蟹平さんにお礼を言い、涙を流していました。蟹平さんはいつものように笑顔で、「みんな仲良くやってくださいよー」と大きな声を出しました。
 村の人たちはこれまで通り、山からの恵みを受けながら、仲良く暮らすことができました。しかし寅平さんは、二度とこの四代村に帰ることはありませんでした。

 その時は、約80年後に、この村に原子力発電所の建設計画が起こることなど、誰一人として想像することはありません。原子力発電所という言葉も無い時代ですから。

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山本繁太郎山口県知事、緊急入院

 28日の夜遅く帰宅したら、「山口県知事山本繁太郎緊急入院、現在山口県が記者会見中」というFAXが入っていました。山本知事は昨年7月に実施された知事選挙で当選した人ですが、選挙中も体調を壊し、たぶん1日ほど選挙運動を休んだと思います。当選後も入院して、初登庁の日は病院から外出許可をもらって登庁。県議会の傍聴席から見る姿も、可哀相なほど悪そうな姿をしています。

 原発問題で名前が出ている知事の名前や年齢は、だいたい知っているつもりです。ここだけの話しですが、それぞれの知事の僕なりの感想を書いてみたいと思います。

北海道知事:高橋はるみ
 女性じゃあなくて女装知事と言ってます。僕は女性というのは、母性的に原発には反対だという幻想を持っておりました。しかし、彼女は原発賛成の急先鋒です。だから女装知事だとしています。

新潟県知事:泉田裕彦
 東京電力の広瀬社長に「話しがかみ合わないから、どうぞお引取りください」と言った時は、さすがと思いました。時々、泉田さんを「イズタさん」と呼び間違うことがあります。その訳が分かる人はツーです。(ヒントは原発ホワイトアウトにあります)

滋賀県知事:嘉田由紀子
 自分が思うほど、自分は有名人ではないと思うべきです。昨年の衆議院選挙の時、急ごしらえの新党結成の時、つくづくと思いました。

鳥取県知事:平井伸治
 テレビ好きの目立ちがり屋。パフォーマンスだけでは、政治はやっていけないでしょう。

島根県知事:溝口善兵衛
 名門官僚出身の人。あまり感想はありません。

山口県知事:山本繁太郎
 なじみの深い人です。県議会で睨みつけられました。やはり、「ノーパンしゃぶしゃぶ」です。国土交通省時代の話しです。

愛媛県知事:中村時広
 自称、イケメン知事です。「維新の会」の橋元大阪市長とも親しいので、その立場で自民党を嫌い、自民党から嫌われて欲しいものです。

ついでに、
中国電力社長:苅田知英
 なんといってもバーコードです。表情を表面に出さないし、隙を見せない感じの人だと思います。しかし、こういう人ほど変な趣味を持っているようにも思います。女装知事の高橋はるみと気が合うかも。

 苅田さんも山本繁太郎さんも、僕と同世代、同学年の年齢です。元新聞記者の友人が、「3人ともそれぞれの立場で活躍しているよねえー」と言いました。 
 同年齢の者として、どんなことを感じているのかが、だいたい分かるように思います。一言で表すと「身体と心のミスマッチ」です。何かにつけ、思うように身体が付いていきません。

 そういえば、11月3日は中学校の同窓会。卒業してから半世紀。久しぶりに会う同窓生から、この年齢の深層を探ってみたいと思います。

広島県知事選挙の真っ最中です

 広島県知事選挙が告示されています。11月10日が投票日です。
 盛り上がらない選挙です。知事選挙という、余り身近に感じない選挙ということ。候補者の声が直接聞こえてこないこと。立候補者が現職と新人の一騎打ちと言われていますが、結果が予想されていること。いやいや、そんなことでなくても、選挙に対する有権者の関心は薄くなっていると思います。

 これは、有権者側だけの責任では無く、候補者側にも大いに有るでしょう。
 その象徴的なのは、やはり前々回の衆議院選挙で、民主党に政権交代したのに、その期待に答えなかった政治だと思います。「民主党を見る目が無かったのだよのー」と言われればそれだけですが、やはり替わるだろうという期待は見事に覆されました。

 ある選挙のプロという人に聞いたことがあります。最後の究極の選挙戦術です。それは二人一組になって、公共交通機関に乗り会話をします。
「○○さんが、当選したら老人の医療費を無料にするそうよ!」
「そーねー。○○は凄いよねえー。やり手だから」と、近くに聞こえるように会話をするのです。
逆に、「●●はねえー。女たらしでねえー。ああ言う人は当選して欲しくないよねえー」
「ホントー。困るよねー」
臨機応変に、周辺にいる人の雰囲気をみて会話をするのだそうです。その噂はすぐさま飛び交います。この戦術を100組使えば、大接戦の選挙戦は逆転できるそうです。組織的に行えば選挙違反は明確ですが、あくまでも個人の噂話しとすれば処罰されることはないでしょう。

 選挙について、気持ちのこもった重い一票も、何の気無しに入れた軽い一票も、当然同じ一票です。いかに軽い一票を取るかが選挙の勝敗を決するのだと思います。

 知事選挙が始まった前日、近くの候補者掲示板を作業員の人が針金で締め付けていました。「ご苦労さんですねー」と声をかけると、「台風が近づいていますから、飛んでしまったら大変ですから」と。

 選挙について、前から一つの疑問がありました。それは投票用紙の印刷枚数のことです。何枚というより有権者数の何パーセントでしょうか。100パーセントだったら、お金の無駄使いでしょう。足りなかったら、これこそ前代未聞の大事件です。「子ども電話相談」でもあれば電話をするのですが、おじさん声では電話できません。

 誰かご存知の方は、おられませんか。

10月26日は反「原子力の日」

 10月26日、今日は反「原子力の日」です。政府や電力会社にとっては「原子力の日」とされています。
1956年のこの日、日本がIAEA(国際原子力機関)へ参加したことと、1963年のこの日、東海村の日本原子力研究所の動力試験炉(JPDR)が、日本で初めての原子力発電に成功した日とされています。僕は、この日を衣替えの日として、夏服から冬服に替わる日にしています。

 福島原発事故が起る前、毎年この日の新聞には、電力会社の集りである電気事業連合会が大きな宣伝広告を掲載していました。そして小学生や中学生といった子ども達を対象に、作文やポスターのコンクールも行われていました。

 しかし、3・11以後はさすが厚顔無恥の政府や電力会社もおとなしくしているようです。ラジオファンの僕は、毎朝「今日は何の日」というのを聴いていますが、原子力の日のことは言いませんでした。

 私たちは、この日を「反原子力の日」としています。全国各地で原子力に反対する様ざまな行動が計画されています。知っている範囲でも、大阪では講演会が、山口市でも集会とデモ行進が行われます。広島では、平和資料館の地下会議室で「福島 六ヶ所村 未来への伝言」というフォトジャーナリストの島田恵さんが監督をされた映画会を行います。島田さんは「今の日本、この時代を、未来のあなたへ伝えたくて、この映画を作りました」というメッセージを書いています。

 今、原発推進側の猛烈なる巻き返しを、ひしひしと感じています。7月に原子力規制委員会に対し申請された、4電力会社6地点12原発の再稼動に向けた審査が進行している中で、中国電力も再稼動申請をする動きが急速です。

 電力会社の労働組合の集りである、全国電力関連産業労働組合総連合(電力総連)の第33回定期大会が沖縄で開催され、種岡成一会長の挨拶に関する記事が9月6日号の電気新聞に大きく取り上げられていました。
 『「原子力再稼動、早急に」-電力総連、沖縄で定期大会』の見出しです。
 記事本文は『原子力発電所の停止が長期化し、電気料金値上げや需給逼迫を招いている現状について「復興、経済再生の足かせとなるばかりでなく、電力の安全・安定供給を支える基盤を揺るがしかねず、憂慮すべき事態だ」と強調。安全が確認された原子力発電所の再稼動が、早急かつ根本的な解決策になると訴えた。』

 まさにこれぞ、翼賛体制の固まりのような発言です。危険を冒して働いている人たち。組合員を危険にさらしても会社が大事と叫ぶ御用組合の姿です。そして、この発言については、組織内で激しい議論になるべき問題だと思いますが、そういう声は聞こえてきません。イヤハヤです。

尾道

 尾道に行っておりました。原発再稼動の先頭にあると言われている、四国電力の伊方原発3号機、12月1日に松山で再稼動に反対る大きな集会が予定されており、それに参加する人たちの事前学習会の講師として呼ばれました。

 尾道といえば、林芙美子の放浪記、志賀直哉の暗夜航路、小津安二郎の東京物語、大林宣彦の映画舞台などなどで有名なところです。文学のこみちというのもあります。食べるものでは尾道ラーメン、瀬戸の魚類も豊富です。僕とっては、やっぱり北島三郎の「尾道の女」ですかね。そして、坂道の町です。

 主催者の方に尾道駅まで迎えにきていただき、坂沿いにある喫茶店に入りました。これがなかなかシックというか、高い天井、大きな木が見える内装、定期的に替えているという絵、広くて大きな窓、ついでに雨降りで午後4時前というのに外は薄暗く、とても好い気分になりました。お茶を飲みながら世間話。
 その後、福島から避難してきて尾道に住んでいる若い夫婦が経営している店で、夕食を食べました。食材にこだわっています。ご主人は、柳井市の出身で調理師になって、東京で仕事をしていた時に、妻と出会い結婚して福島で調理師としての仕事をしていたそうです。「為末大に似ているねー」と言うと、「そう言われたのは初めて。一品サービスしようかなあー」と笑顔で嬉しそうでした。僕は、安易に「誰々に似ているねー」とは声を掛けないようにしています。もしかして、その似ているという人が大嫌いなこともあるでしょうから。でも彼は為末に似ていると言われて気を良くしたようですから、「今度から大ちゃん」と呼ぼうと僕も悪乗りしたようです。

 学習会では、皆さん熱心に聴いていただきました。二人で野菜を造っているという若いカップルは、一袋150円で野菜を売っていました。僕は、サツマイモなど4袋を購入しました。

 学習会の後は、今後の活動をどう進めるかという会議です。年内にデモというかパレードをやるかやらないかで、少し議論になりました。年末は何かと忙しいから年明けにしようという人、やはりけじめだし、続けるということが大切だからやろうという人。意見の違いはあるのは当然ですが、とても良い雰囲気で話し合いは続きました。権威主義的な発言も無く、怒鳴り声をあげるような人もいません。市民運動がもっとも大切にしなければならないことを、改めて教えられました。「となりの芝生」ではありませんが、とても良く見えました。衝動的に「僕も参加しますよ」と言ってしまいました。パレードは12月15日の午後です。

 パレードに参加して、「文学のこみち」を歩いて、尾道ラーメンを食べて、美味しい魚で熱燗一杯が良いですね。尾道には「寿齢(じゅれい)」という地酒があります。縁起の良い名前ですね。

島根原発2号機の再稼動問題

 中国電力が、今年内に島根原発2号機の再稼働申請をするのではないかという新聞報道がありました。その前段の手続きとして、中国電力は松江市と島根県に対し、「事前了解願い」を今月中に行うのではないかとされています。しかし、現時点で何日に行うかは明らかにされていません。11月5日と10日に大掛かりな原子力防災訓練が予定されている関係から、それが終了するまで行わないのかも知れません。

 福島原発事故までは、島根原発の「地元」は、松江市と島根県がその対象だったのですが、事故後は30キロ圏内がUPZ(緊急時防護措置を準備する区域)とされ、新たな「地元」になりました。30キロに限定できるもので無いことは、福島原発によって東北地方や関東地方の被害、そして「汚染水」による地球的な汚染を見ると、30キロで括ることは出来ないことは明らかですが。
 30キロの自治体から、住民の安全を守る立場から、中国電力との間に安全協定の締結を求めています。

 しかし中国電力は、30キロ圏内の新たな自治体との安全協定には消極的です。結んだとしても、現実はこれまでの「地元」と大きな差をつけています。例えば、「許可を得る」ことを「報告する」としたり、立ち入り調査を拒んだりしています。最後は開き直って、「あれは紳士協定だから、協定は本来必要無い」とか。まあー紳士でない電力会社ですから、紳士協定とは本来成り立たないものかも知れません。

 島根原発の新たな地元は、これまでの松江市と島根県から、出雲市、安来市、雲南市、そして米子市、境港市、鳥取県が含まれました。そこで、22日~23日に島根県の自治体、28日は鳥取県の自治体に要請を行います。僕は、22日に松江市と島根県に行き、28日は米子市と境港市に行く予定です。次のものが要請書の本文です。参考にして下さい。

 島根原子力発電所2号機の再稼動申請に対し、慎重に対応して下さい(要請)
 日頃より住民の安全と健康のため、行政を司っておられることに対し、心より敬意を表します。
さて、2011年3月11日の福島第一原子力発電所事故により、原子力発電所の事故影響という考え方が、これまでの概念より大きく広がりました。
 原子力発電所から約10キロを「地元」としていた考えから、30キロ圏内をUPZ(緊急時防護措置を準備する区域)として、新たな「地元」とする考えが導入されました。
 福島原発事故に見られますように、事故の影響は気象条件などの理由により、30キロ圏内に留まるものではありませんが、この度のUPZという考えは、新たなものだと思います。
 マスコミ報道などで、既にご承知のことと思いますが、中国電力は今年内に島根原子力発電所2号機の再稼動申請をすることが、予想されています。福島原発事故の原因や対策が行われていないばかりか、今なお約14万人の人びとが避難所生活を強いられているのが現状です。また、いわゆる原子力発電所からの汚染水問題は、世界中の人たちに深刻な影響を与えています。
 このような状況の中における、島根原子力発電所の再稼動に向けての動きは、到底住民の方々の理解は得られるものではないと思います。
 多くの理由がありますが、私たちは、主に下記の4点において、中国電力の島根原子力発電所2号機の再稼動を容認してはならないと考えます。
1、使用済み核燃料の安全な処理・処分方法が確定していないこと。
2、福島原発事故の全容解明がなされなされず、その上での対策が取られていないこと。
3、原子力発電所の事故時において、住民が被ばくすることなく安全に広域避難できる体制が担保されていないこと。
4、新たな30キロ圏内自治体に、電力会社からの再稼動の働きかけに対する同意が担保されていないこと。 
 以上の理由により、貴自治体におかれましては、島根原子力発電所から30キロ圏内にある所として、中国電力の再稼動に向けた動きに対し、慎重に検討され住民の立場に立った正しい判断をされるように要請する次第です。

数に上がらない被害者数

 東日本大震災で亡くなったり、行方不明になっている人は、今年10月の警察発表で1万8千5百35人。負傷者を合わせると2万4千684人と言われています。あまり知られていない死者や不明者は、アメリカやインドネシアにも存在します。改めて、この震災の大きさを実感せざるを得ません。

 在日韓国人3世で事業家として活躍している、知人がいます。彼女が「あの震災で亡くなった人が2万数千人と言われてるけどね、私たちのような日本に住んでいる外国人、日本に戸籍が無く外国人登録証しか持たない人間は、死者の数にカウントされていないのよー」と話していたことがありました。「えーウソー」と思いました。

 考えてみれば、死者や行方不明者の数というのは、どうやってカウントしているのでしょうか。日本人でも、家出をしている人、放浪の生活をしている人、失踪生活をしている人と様々あるでしょう。こういう人も死者数や行方不明者に含まれているのでしょうか。今でも、引き取り手の無い遺体というか遺骨になっているのは有るはずだと思います。
 広島平和公園にある原爆供養塔の中には、身元不明の遺骨が約7万柱、名前が分かっているけど引き取り手がいない遺骨が817柱ほど安置されているのです。

 その彼女は、「ソフトバンクの社長が、個人として100億円のお金を被災者支援と復興資金として現地に寄付したでしょう。彼はねー、在日外国人に対する行政の支援を担保にするために、あれだけのお金を寄付しただと思うよー」と話してもいました。
 ソフトバンクの社長は日本に帰化していますが、朝鮮半島にそのルーツがある方ですよね。

 ほんと、外国人登録証しか持たない人は、震災の犠牲者として扱われているのでしょうか?。大いに疑問のあるところです。マスコミで、この問題を扱ったニュースを見たことがありません。この人たちは、仮設住宅に入居できているのでしょうか?。誰か、分かっている方がおられたら教えて欲しいと思います。

 19日に、大阪市で「フクシマを核時代の終わりの始まりに」というシンポが開催されパネラーとして呼ばれました。なかなか、中身の濃いシンポでした。大阪ですから、日帰りできる行程でしたが、翌日に長居公園で反核フェスティバルが行われるということで1泊しました。翌日は、残念ながら雨空。フェスティバルは中止となり、大好きな奈良を訪ねました。奈良市内にある十綸院というお寺に、「酒と泪と男と女」や「時代遅れ」を歌った、河島英五の墓があります。近畿地方に来て、時間があると必ずお参りする墓です。

 近鉄奈良駅近くのアーケード街にある和食屋さんで、昼食を食べました。商店街でお土産を買った店員の人が、あそこが美味しい店ですよと教えてもらった店です。その店の入り口に「東北のお酒を飲んで元気を出そう!!」とい字が書いてあるものが、下がっていました。店に入って「東北の福島のお酒をお願いします」と注文しました。「奥の細道」という酒でした。何故、奈良で東北なのだろうかと思い、店主さんに尋ねました。店主さんは奈良の人ですが。青森、宮城、福島に友人がいて、この店の魚類はなるべく、東北地方から運んでいるのだそうです。その店主さん、「少しでも早く復旧して欲しいという思いから、あのメッセージを書いたのですよ」と話されていました。昼間から、2合とっくりを一人で飲み干しました。

本通り商店街を歩きながら

 久しぶりに、広島市内の本通り商店街を歩きました。広島に住んでいながら、あまり歩くところではありません。若者の道という感じだからです。

 歩いていて、すこし驚きました。それは、下着ショップの数でした。もちろん女性用の下着です。その下着を、マネキン人形のようなものに着せているのです。誰でも下着は着るものですが、そんなに見せるものでは無いでしょう。それが、大胆にバーと広げて、強い照明を照らして飾られています。

 広島は国際平和都市ですから、世界中から多くの人がやって来ます。その街の一番賑やかなところに、ビニ本のような下着がドーン。これを見た外国人は、どう思うでしょうか。販売している経営者の感覚は、何なのでしょうか。そして、こういう店で大胆な下着を大胆に購入している人たち。その姿を見ても「ウーン」と唸ります。

 僕も、何カ国か外国にも行きました。薄暗い街灯の光の中、イコンを売っている若者。自分で描いた絵を売っている人。何とも味のある風景です。市場では太り気味の中年女性が、笑顔でフルーツを売っていました。

 もちろん外国でも、猥褻物も売っています。しかし、「分煙」と同じようにある特定の場所でです。「大衆の面前で堂々と」というのは無かったように思います。

 街中で、ビラを配ったりしていると、警察官がやってくるこが時々あります。「警察署に住民から苦情が寄せられているので、許可を得ていない行動は止めて欲しい」という意味のことを言われます。何でもかんでも「許可」を言われます。「許可」という言葉の意味、法律的には「ある行為が、一般に禁止されているとき、特定の場合にそれを解除して適法にその行為ができるようにする行政行為」と言われます。短く言えば「禁止の解除」です。

 「禁止されていることをお上にお願いして許してもらう」、ビラ配りが前提として、禁止されているということが納得出来ないので、その意味から僕は特別の場合を除いて「許可」を得ないことにしています。埋め立ての許可を得る行為も、前提は「禁止」されている埋め立てですから、「禁止を解除」してもらう手続きだと思います。

 安部政権ですら、原発は減らす方向に向かうという以上、百歩譲っても今、上関原発建設予定地の埋め立てを許可する必要はないと思います。埋め立ては大前提が禁止されている行為だからです。

 下着ショップも、公序良俗に反しない限りでしょうけど、やはりわきまえて欲しいですよね。

 大胆に見せて、売り上げが伸びるはずもないでしょうから。

「ピッ」に思う

 携帯電話でメールを打とうとしたら、入力文字が「超デカ」になっていました。たぶん、どこかを「ピッ」と触ったのだと思います。覚えがありません。しかし、元に戻すことが分からないので、そのままにしています。まあー、超デカは書き安いし、読みやすいし、便利ですが、やはり少し恥ずかしい部分も有ります。電車の中なんかで、他の人にメールが読まれてしまうのではという心配もあります(誰もおじさんのメールなどには興味無いでしょうけど)。

 インターネットで買い物も、ホテルの予約、新幹線や飛行機の予約から座席の指定までが、「ピッ」出来るというのは便利です。そして代金は後払いのカード決済。しかし、どうしても無駄な物、不要な物も買ってしまいそうです。そして、クレームやキャンセルという手続き、どうしても聞きたいことが、直接肉声で出来ないのも不便です。この「ピッ」での買い物には、年齢制限とか最近どうもボケ気味という人には、使用を規制することも考えるべきだと思ったりもします。こう言いながらも、結構使っていますが。

 インターネットへの書き込みで、悪口、中傷、嫌がらせ、未成年で犯罪を犯した疑いのある人の写真を掲載するというやり方は、まさに陰湿なイジメ以上の社会問題でもあると思います。

 職場での有給休暇の申請も「ピッ」でやれます。目の前に課長が座っていてもそうです。

 原稿や挨拶、テープ起こしした原稿のチェック、さまざまなものが電話の一言も無くメールでされると、少々頭にくることもあります。時代遅れと言われるかも知れませんが。
 メーリングリストも含め、一日にだいたい120通くらいのメールが自宅のパソコンには届いていますから、僕もタイトルだけ見て、これまた「ピッ」と削除することもあります。そしたら後から、「お願いしていたでしょ」と怒られるのは僕。「一言電話でもしてくださいよ」と反論したくなります。

 先日、カラオケ店の予約をインターネットでしたら、店から電話が掛かってきました。「先日、ご予約していただいた事の確認ですけど・・・」と。肉声の言葉に、すごく新鮮さと爽やかさを感じました。一瞬、僕何か悪いことをしたかなーとも思いましたが。

 街頭に立って、原発反対でマイクを握っていて思うのは、言葉で意見を言う人がとても少なくなったように思います。原発賛成の意見でも、意見を言われるのは好きと言うか、悪い気はしないのですが、無口で表情を出さない顔を見ると、失語症が心配にもなります。

 最近特に、若者と言われる年齢から、40歳代と思われ人までもが、そういう傾向だと思います。そんな時、ニッコと笑顔を見せられたり、「私はこう思うのですが」という人に出会ったら、何かご馳走してあげようかとも思うのです。

 歳を取ったのかなあー??

上関原発音頭

 ブログの本文に入る前に、とりあえずの緊急連絡です。明日17日に予定されていた、祝島での漁業補償金をめぐる組合員集会は延期になりました。理由は、会場が取られなかったからだそうです。山口県漁協は、当初祝島公民館で開催する予定にしていましたが、公民館は他の団体が予約を入れていました。そこで、近くにある旅館にお願いしたそうですが、断られました。山口県漁協の担当者もホッとしていることでしょう。今夜はもう一杯飲みますよ。

 18日、祝島からの帰りに上関町室津に住んでいるOさんに会いたいと思い、電話をしていました。そしたら一人暮らしが難しくなって、17日に娘さんの住んでいる山口へ行くとのことでした。今、荷物の整理をしていると。

 Oさんは元教員で、上関町の本土側に住んでいて、面だって原発反対を言うことの難しい所で、ご主人とともに活動してこられた方です。夫婦揃って親しくして頂き、上関に行くときはいつもお世話になっていました。ご主人は3年前に亡くなられました。とても真面目で正義感の強いご夫婦でしたが、結構ユーモアも有り、僕とは気があったのではと思っています。泊まらせて頂いた時は、夜遅くまで話し込んだものです。

 Oさんは、広島の原爆被爆者です。学校では、音楽を教えていました。もう85歳は過ぎていると思いますが、女性ですし、あえて年齢は聞いていません。僕が書いた「原発スキャンダル」の中でも登場しています。

 「上関原発音頭」という、作詞者不詳とされているのがあります。上関原発をめぐる状況を唄ったもので、原発推進側の金ばら撒きを皮肉り、最後は「ここは孫子に残す町・・・」と結んでいます。実は、この詩はOさんが作られたものなのです
 You Tubeを検索していたら、ラップ調の節回しで、今どきの若者が歌っていました。僕が知っている限りでは、この作品ができた当時には、詩だけで曲が付いていなかったように記憶しています。

 経済評論家の佐高信さんを上関町に案内した時、この詩のことを話したら、佐高さんが時々出演している、TBS系列の「サンデー モーニング」で話していたのを思い出します。

 ここで紹介したいと思います。詩を読んで、you tubeでも見たら、面白いかもしれません。
上関原発音頭
1町長選挙で50万
 旅行にさそって1万円
 チラシを配って5千円
 名前を貸すだけ1万円
 印かん集めりゃ金と酒
 ちょいと顔出しゃ寿司弁当
 金がほしけりゃ中電サ
 これじゃ働く者がバカ
 原発推進ヨヨイのヨイ

2放射能やら黒い霧
 まみれた金をフトコロに
 チケットもろうてはしご酒
 飲む打つ買うで有頂天
 バーやキャバレー温泉と
 ゆるんだバンドも新品に
 これぞこの世の極楽じゃ
 女房子供も何のその
 原発様々ヨヨイのヨイ

3悪銭身につくわけがない
 夜を日に次いで遊ぶうち
 気付いた時はもうおそい
 サギに横領 サラ金と
 きのうの友も今日は敵
 女房子供にゃ見捨てられ
 親子の縁もたち切って
 故郷をすてて雲がくれ
 原発クワバラヨヨイのヨイ

4オシャカ様さえ言い残す
 金より命が大事だと
 人間ほろびて町が在り
 魚が死んで海が在り
 それでも原発欲しいなら
 東京 京都 大阪と
 おエライさんの住む町に
 原発ドンドン建てりゃよい
 ここは孫子に残す町
 原発いらないヨヨイのヨイ
 反対反対ヨヨイのヨイ

祝島の漁師さんの思いは?!

 上関原発の建設をめぐる、祝島の漁師さんたちの取り分と言われている漁業補償金。この問題が生じた時、たぶん祝島では130人くらいの組合員がおられたと思います。補償金を受け取ることに賛成の人は10人以下、圧倒的多数が「原発建設のための補償金は受け取らない」という状況でした。

 それが現在では、2月末に行われた漁業員集会では、補償金の受け取りについての賛否の聞き方が、投票箱に票を入れる形だったため、31対21で「受け取る」の方が多数でした。前日の「受け取らない決起集会」では、逆に「受け取らない」の31人が集まり、明日の組合員集会は結束して「受け取らない」を決めようと集会に臨んだのですが、結果は逆転していました。
 言い方は良くありませんが、前日の決起集会に参加した31人の内、10人が裏切ったということになります。
投票も、挙手で行えば「受け取らない」になるのですが、投票箱では「受け取る」になります。

 人口450人の小さな島で、おおやけに原発賛成の立場の人を除いて、原発反対が90%と呼ばれる島で、受け取りに賛成して島で暮らすのはいろいろとプレッシャーがかかります。都会では、考えられないことです。

 僕なりの考えでは、①魚の値段の低迷、②漁獲量の減少、③漁師さんの高齢化、④どうせ上関原発は建たないのだし、他の漁協の組合員も補償金を貰っているのだから、自分らも貰っておこうという気持ち、そして、最近のご時世は遊漁というような、贅沢なレジャーをして遊ぶことが困難になり、お客が減っていることなどがあると思います。

 一人当たりの補償金額は、単純に補償金総額を組合員の数で割ると、2000万円弱だと思います。実際は、漁業の仕方、水揚げ量によって配分は異なります。他の漁協では、配分をめぐって半年はもめるのですから、なかなかシビアな問題が絡みます。山口県漁協は、配分の漁業員集会で決まれば、ただちに文句無しで漁師さんたちにお金を振り込むと考えられます。だから、あえて集会を木曜日に行うことにしたのだと思います。これまでは、すべて金曜日の夕方からでしたが。

 上関原発を建てさせない闘いの歴史は、32年です。これまで、頑張って建てさせないできた活動の中心にいた祝島の人たち。この度の補償金問題を決める立場の人は約60人。祝島の島民の約1割強。補償金受取り賛成は、30人少し。島民の1割にもなりません。これだけの人たちの意思で、上関原発が建設の方向に向かうようなものではないでしょう。全国に広がった「上関原発ノー」の人たちと頑張れば、補償金問題は補償金問題。必ず、建設を止めることは実現すると思います。17日には祝島へ参りますが、静かに様子を見守りたいと思います。

 広島に住む僕が、「こうあるべき。すべき」などと言う資格は無いでしょう。ましてや、「けしからん」などはもってのほかだと思います。近所の方が、補償金のことで、「祝島の人はどうなっとるん」と、批判的な声を掛けてきました。僕は、「そうですねえー」とは答えましたが、少し不愉快な気持ちになりました。

 いちいち動揺していたら、やっちゃあおれん。

原発建設のための漁業補償金はいらない

 上関原発の埋め立てにからむ漁業補償契約は、2000年4月、中国電力と当時の漁協の「取りまとめ役」という立場にあった、共同漁業権管理委員会との間で交わされました。漁業補償契約のような、1人1人が受け取るお金という、まさに漁業者の生活に大きく影響する契約は、単なる任意団体である共同漁業権管理委員会が交わせるものでは無く、それぞれ単独漁協が間に入って、個々の組合員の同意を得て決めるのが原則だと思います。

 しかし、中国電力は上関原発の建設に反対している祝島漁協との間では、漁業補償契約の締結は無理だと思って、共同漁業権管理委員会と契約を交わしました。
 この委員会の仕事は、漁の開始時期を取り決めるとか、潜水艦といったようなものが、海域を通過するときに各漁協に連絡するといったことをやるのが主な仕事です。もちろん法人格も持っていません。

 上関原発の建設に反対する、祝島の漁師さんたちは、原発建設のための補償金は受け取らないという強い姿勢で、ずっと維持してきました。祝島の漁師さんに割り当てられている補償金は、総額で10億8千万円です。山口県は、それぞれの単独漁協が、ひとまとめにされて山口県漁協となり、現在は山口県漁協祝島支店となっています。だから、祝島の漁師さんへの補償金は、山口県漁協が預かっているという形になっています。

 どうしても受け取らせたい、補償金を受け取れば上関原発反対も腰砕けになるだろうと期待して、山口県漁協は祝島の漁師さんらに働きかけてきました。祝島では、毎年毎年の漁業員集会で「原発建設のための補償金は受け取らない」ということを、多数の賛成で決めてきました。去年の集会では「今後、この補償金問題は議題としない」ということも決めています。にも関わらず、今年2月末に開催した漁業員集会でこの問題を議題にして、無記名投票により過半数の賛成で補償金の受取りを決めさせました。

 次ぎは、補償金の配分案を決めることになりました。配分を決める集会を6月末に予定していましたが、台風の影響で集会は中止になりました。次ぎは8月2日に予定していましたが、これは島の人たちが、祝島港に降りる予定の山口県漁協の役員に対して、抗議の声を上げて中止となりました。そして、今度は10月17日の木曜日に開催したいと通知してきています。

 福島原発事故によって、上関原発予定地の埋め立て工事は中断ということになっています。世論は、原発ノーが大多数です。こういう時に、原発の新設は有りえないと思います。上関原発計画が白紙撤回された時、埋め立て工事による損害を理由に受け取った補償金は、不当利得になると思います。不当利得なら、返すのが道理だと思います。

 長い間、上関原発計画で町民の人たちに迷惑を掛けたのですから、補償金という名目では無く、慰謝料、迷惑料、手切れ金、養育費、こんな名前で中国電力も払えば良いと思うのですが。
 今年の株主総会で、同じ内容の発言をしたら、会場内から笑い声が起りました。たぶんこの人、違うところで慰謝料や手切れ金、養育費に悩んでおられるのかも知れません。

 17日は祝島へ行って、様子を見て来ようかと思います。またもや、台風が近づいています。台風の影響を理由に集会の開催が中止になれば、6月に続いてになります。

上野動物園のサル山の猿

 東京・上野動物園のサル山の猿は、毛並みが良いと言われています。その理由は、サル山の中で誰からも見られない場所があるからだそうです。他者から見られない、干渉されないというのが、ストレスを貯めない、これは人間も猿も同じかと思うと、すこぶる同感しました。

 人間生活の中で、一番干渉し影響を与えあう関係は、親子関係、夫婦関係でしょうか。兄弟や姉弟関係では余り聞きませんから。親子でも夫婦でも、ある程度の距離を持つということは大切なことだと思います。距離とは、物理的なものだけではなく、時間的な距離もでしょう。

 知り合いの若い女性が、長く付き合っていた彼氏と、最近分かれたと聞きました。その理由を聞くと、食べるのも、テレビを観るのも、ゲームをするのも、いつも二人一緒で、「うっとうしく」なったのだそうです。解かるような気持ちがしました。年齢を重ねると、逆に近くにいるのが「うっとうしく」なるのになあーと思いながらも、それは口にしませんでしたが。

 若かりし頃、たぶん僕が20歳代だと思いますが、テレビドラマで「俺たちの旅」というのがありました。中村雅俊、田中健、秋野太作が出演していたものです。中村雅俊が演じる、カースケはバスケット部のキャプテンでエースでしたが、就職活動はほとんどせず、アルバイト中心でその日が楽しければよいというタイプでした。田中健が演じる、オメダは父親不在の生い立ちと彼自身の生真面目な性格からか、堅実なサラリーマンに対して執着を見せるなど、カースケと対照的な存在だった。秋野太作が演じる、同郷の先輩グズ六は勤めが長続きせず、恋人の紀子や母親の気をもませていた。一旦は3人とも勤め人になりますが、結局、正直すぎた彼らは不条理な社会の慣習や人間関係に縛られることを嫌い、同じ下宿の東大浪人生ワカメと4人で「なんとかする会社」を立ち上げ、自由奔放、独立独歩の生活をする決心を固めるという内容だったと記憶しています。

 このドラマのエンディングで歌われた曲に、「ただお前がいい」というのがあり、この歌が好きでした。その中でも、次の歌詞です。
=また会う約束などすることもなく、それじゃあ またなーと、別れる時の、お前がいい=という部分です。この距離感が良いのです。今でも時どき口ずさんでいます。ちなみに、あの頃はみんな「ロンゲ」です。

 そう言えば、大阪に住んでいる姉と、この2~3か月話したことが有りませんでした。良い天気ですし、今日くらい電話してみようかなあー。

 そして、次に上京する時は、時間を取って上野動物園のサル山の猿も見たいものです。

福島原発事故の被害者援護を考える

 10月19日に大阪市で開催されるシンポジウム、「フクシマを核時代の終わりの始まりに!」という催しのパネリストを頼まれていて、昨夜はそのレジュメを作ることに、頭を悩ませていました。主催者の方からは、16日までにメールで送ってくださいと。

 僕に与えられたテーマは、「『三つのホショウ』とフクシマ被害者援護」というものです。三つとは、原子爆弾被害者援護法制定運動の中で言われた、過去の補償、現在の保障、そして未来の保証というものです。

 原子爆弾被害者援護法では、過去の補償とは、原爆死没者の遺族に弔慰金と遺族年金を支払うこと。現在の保障とは、被爆者の健康管理と治療・療養を全て国の責任で行うというもの。未来の保証とは、ふたたび被爆者をつくらせないとの決意をこめ、原爆被害に対する国家補償をおこなうことを趣旨とする、というのが、この法律の精神だったと思っています。二度と、放射能による被害者を作らせないために、核兵器を無くし、平和な世界を実現するために、というものです。

 この精神を、「仮称・福島原発事故被害者援護法」に当てはめるとすれば、過去の補償とは、原発事故により亡くなった人や、避難により健康被害を受けている人、住居や土地の損害、農水産物の被害、仕事を無くした人の被害などだと思います。現在の保障とは、継続して行われるべき健康調査、移住や転職先確保、二重・三重生活、除染や放射能測定の継続など、そして未来の保証は、やはり原子力発電の停止・廃炉、そして再生可能エネルギーへの転換でしょう。

 日本の原子爆弾被害者援護法の前文を読んでいました。これには、この法律の精神について「放射能に起因する健康被害が他の戦争被害とは異なる特殊の被害であることにかんがみ、高齢化の進行している被爆者に対する保健、医療および福祉にわたる総合的な援護対策を講じ、あわせて、国として原子爆弾による死没者の尊い犠牲を銘記するために」と書いています。

 原子爆弾を投下したアメリカにも、放射線被曝者補償法というのがあります。核実験や核開発の中で生じた被害者を補償するものです。この法律の前文には次のように書いています。「アメリカ議会は、……住民の生命と健康が合衆国の国家安全保障の犠牲になったことを認める。議会は政府に代わってこれらの人々とその労苦に耐えた家族に対してお詫びする」。アメリカの方が、法律の精神としては、前向きな内容だと思います。

 僕たちの、病院での負担金が3割になった今、「被爆手帳を持っている人は、タダでエエのー」とやっかみを持って言われないようにするためにも、みんなが納得する福島原発事故被害者援護法を求めることが必要でしょう。しかし、福島原発事故による、健康被害の問題は深刻ですし、多くの問題を抱えています。

 長期戦になると思いますが、原子爆弾被爆国として、フクシマの被害者への補償法制定運動はその使命だと思うのですが。

 こんな重い、パネリストは受けるんじゃあなかったと反省しながらも、3連休中、頭の端で考えながら過ごします。なにか参考になる意見が有りましたら、遠慮なく知らせて下さい。

修学旅行シーズンに思う

 秋の修学旅行が真っただ中のようです。広島の場合、どちらかというと、この時期は来る人の数より、行く方が多いように思います。5月、6月は中学生の来る方が多いように思いますが。今は、高校生が多いような感じですから。
 迷彩服のような布デザインでナップサックのようなカバンや、コロコロのキャリーバックを持った生徒を見かけます。以前は単色だったカバン類もカラフルになり、うらやましい思いで見ています。

 職場で、高校生の娘さんを持つお母さん、子どもから小遣いの相場を聞いて目まいがしそうになったそうです。僕は「4日間なら1日5千円と計算して、2万円位かなあー」と言ったら、今の相場は4万円と聞いて僕も大びっくりでした。
 僕は、思わず「東京のソープランドでも行くのかあー」と、軽口を言ってしまいました。何歳になっても、このような軽口を話す自分には反省です。言った後にすぐ反省するのですが、男同士ならまだしも、女性にも言ってしまう、この性格直りません。開き直るとすれば「こういうことを言わなくなったら、俺は死期が迫っているんだ」と言うかも知れません。
 そしたら、その女性が「同じランドでも、ディズニーランドよ。(笑顔マーク)」と返ってきて、「この人、大人だ!」ホッとしました。
 行き先は東京で、ディズニーランド、お台場、スカイツリー、そして原宿で買い物だそうです。この行程だったら、4万円あっても足りないかも知れませんねえー。

 僕の修学旅行は、小学校の時は、四国の栗林公園、金比羅、屋島の1泊2日で、小遣いは500円だったと思います。宇高連絡線の中で、讃岐うどんを食べたことが思い出です。 
 中学は京都、奈良、大阪で、たぶん2泊3日だったと思います。小遣いは2000円でした。中学生の修学旅行では、女性に生理があるということを誰かが話していて、このことを初めて知りました。そして、奈良のドリームランドで入り口から会場まで走ったのを思い出します。あの先生は、相当の「イラチ」だったと思います。後は、何も思い出しません。
 高校は関東で、富士山、日光東照宮、そして国会見学などの予定だったと思います。僕は、都合があって高校の修学旅行には行きませんでした。

 孫も18日は、安佐動物公園に遠足です。リュックを背中に担いで、水筒を持って楽しそうです。リュックも水筒も、何と言ってもデザインや色がカラフルです。最近のわが家の買い物は、孫最優先となりました。日に日に成長していくので、仕方有りませんが少々うらやましくも思います。まあー、こちらは逆に、日に日に衰えるのですから。

 そんな孫に「じいちゃんの宝物だー」と話しかけたら、一言「孫」と。
 宝物も孫も正解です。

職場の記念日がやってくる

 不愉快な思いを持つ10月になりました。何故か、10月中旬に、僕が勤務している職場の記念日がやってきます。この記念日の日、午後は特に仕事がある人を除いて休みになります。仕事をした人は一か月以内に代休を取ることになっています。
 以前は、午後から同僚とお酒を飲んだり、マージャン店で遊んだりと、楽しく過ごしていたものです。

 しかし職場も、働く形態が違ってきて、ギスギスした雰囲気になりました。この記念日に給料をもらって休めるのは正社員だけ。僕のように60歳でいったん定年退職をして、契約社員として仕事をしている者は、給料は無いけど「休め」ということになっています。そして、いわゆる派遣社員の人は休み無しで、普通通り仕事です。こんな差別構造を作っていても、直接的には誰も不満や文句は言いません。

 「社員はリスクという考えから、パートナーとしてとられる会社」こそが、将来発展する会社だと思います。名古屋市に「未来工業」という電気設備資材や給排水設備を作っている会社があります。従業員は約800人。株式も上場しています。この会社は、日本一社員を幸せにする会社だと言われてます。この会社のモットーは次のようなものです。
営業のノルマ禁止
残業は一切禁止
(時間内に業務を終わらせるため考えなければならない。常に課題をもつことで仕事への提案力も増す為)
上司が部下に思想ややり方を押し付けることはNG
従業員はすべて正社員
改善提案制度 -提案を出せば500円、いい提案なら最高3万円
5年に一度の会社全負担の海外への社員旅行
年間休暇140日 (有給休暇除く)
社員旅行でクイズ50問に正解したら半年間の有給休暇を与えられる
育児休暇3年
社員の平均年収600万
上司への「ホウレンソウ(報告、連絡、相談)」禁止
(「常に考える」が会社のモットー。その為ホウレンソウ禁止は、1人ひとりが自ら考える自発性を重視した結果)

 こんな会社は生ぬるいというように言う人もいるでしょうけど、実績は会社業績で実証されています。

 あー、わが社の記念日、挨拶もせずにコソコソと退社しなければなりません。嫌ですねー。

原発ホワイトアウト

 「原発ホワイトアウト」という小説本が、原発推進側にも反対側にも話題になっています。推進側で話題になっている理由は、若杉冽という著者のことです。著者のプロフィールを見ると、東京大学法学部卒。国家公務員1種試験合格。現在、霞が関の省庁に勤務。とだけあります。この人の「犯人捜し」です。

 原発に反対する側の人では、この小説に出てくる登場人物や場所などの名前です。
関東電力、近畿電力、東海電力、北東電力、新崎県の新崎原発、
再稼動申請を行った原発は、仙内1・2号機
             戸鞠1・2・3号機
             高花3・4号機
             大井3・4号機
             井形3号機
第2弾で再稼動申請がされた原発は、
             厳海3・4号機
             嶋根2号機
朝経新聞 テレビ朝経
日本電力連盟
新崎県知事 伊豆田清彦
脱原発俳優 参議院議員 山下次郎
保守党の中での原発懐疑派議員 山野一郎
原発反対派の代理人になる弁護士 海土義之弁護士
などなどです。
 この名前から、実在する原発や名前がひらめいたら、貴方は原発問題では合格点です。

 もっと面白かったのは、小説の中に登場する人物で、元民放TV局アナウンサー・記者で現在は再生可能エネルギー研究財団主任研究員の玉川京子。彼女について小説では、「彼女の外見は、肌が浅黒く、いわゆる正統派の美人ではない。しかし中肉中背であっても下半身がすらりとしており、スタイルはいい」と表現されています。
 この玉川京子について、自称、「私がモデルかしら」という人と会いました。彼女曰く「玉川京子は、肌が浅黒く…と書いてあるけど、私は色白で美人よね……。やはり私とは違うよねー」と。笑ってしまいました。

 出版元の講談社から営業費は貰ってはいませんが、この本、僕はとても面白かった。ぜひとも、読んでみて下さい。定価1600円(税別)

上関原発計画地を案内して

 マスコミ記者を案内して、上関に行ってきました。

 柳井市から室津半島を下って上関町に入ると、すぐに「豊かな町を原電で!」という大きな看板を見るのですが、なんだか色あせているような感じでした。蒲井地区に入るところに3・11以降に建てられたという、黄色の下地に赤い字で書かれた看板があります。この看板の言葉が何とも言えず、上関町の原発推進派の気持ちを表しているので、必ず車を止めてこの看板を見せるのですが、看板は周りに生えた草で字が読めないほどになっていました。その看板には、次のように書かれているのです。
 「原電を妨害する人は上関町に来ないで!」と。その他、何か所かに原発を推進する側の看板がありますが、色あせていたり、すすけていたり、まるで元気がありません。

 計画地の田の浦へ向かう道の入り口にも、ALSOKの車両は無し。ログハウスの近くでいつも会う、警備員さんとあいさつ。ニコニコ笑ってまるで緊張感無し。こういう方が、好感度です。前日の雨で、少しぬかるみ道で、何か所かで蜘蛛の糸に悩まされました。これだけ元気に蜘蛛が糸を張っているということは、余り人も歩かないのでしょう。

 田の浦海岸に下りると、女性の声のテープが「こちらは中国電力です。田の浦海岸の立入りは禁止されています。工事の有無に関わらず、立入りは禁止です。すぐに出て下さい」という意味の内容で話しかけてきました。海岸に下りると、自動的に放送されるのか誰かがスイッチを入れるのかしれませんが、同行した記者は「やはり緊張感が有りますねー」と。僕は「あーそー!」

 「金の切れ目が縁の切れ目」というのが有りますが、上関の原発推進の漁師さん達は、漁業補償金と言った金を貰い、原発計画地に土地を持っている人は、その土地を売却して金を受け取っています。しかし、原発推進者の気持ちを維持するには、中国電力はその人たちに何らかの形で、何時までも「良い目」をさせてあげないといけないでしょう。

 予定地近くの四代という地区、これまでここには1軒の旅館が有りましたが、新たに2軒の旅館が建っていました。たぶん、原発工事が始まると、旅館に宿泊する人があることを見越して、漁業補償金か土地売却金で建てられたのでしょうけど、生憎にも誰も宿泊しているような雰囲気は有りません。

 「悪銭、身に付かず」という言葉が有りますが、その通りです。「悪銭」は見に付けないことでしょう。悪銭はすぐに使おう。

孫の運動会を観て

 3歳の孫の運動会に行っておりました。あいにくの雨空で、近くの小学校の体育館を使って開催されました。
 去年の運動会では、たった一つしか競技に出なかったのに泣き叫んでいた孫ですが、今年は5つくらい出場したでしょうか。しっかり走り、しっかり踊っていました。自慢になりますが、踊りが得意なのは、わが家の遺伝子かも知れません。1年で大きく成長していてびっくりしました。

 自民党の市議会議員さんは、来賓席で笑顔の愛想を振りまいていました。誰かが、「○○さんは、真面目だよねえー」と話していました。運動会や地元の行事に小まめに顔を出す人が真面目な人、それも一つの判断基準でしょうけど。それにしても、こういうことでは野党議員というかそういう人は、小まめさが足りないような気もします。

 運動会の中で「頑張れ」という意味の言葉を何回聞いたでしょうか。
「頑張れ、頑張れ」←競技中の子どもへの声援の声
「頑張ったねえー」←競技を終えた子どもを称える声
「みなさん、よく頑張りました」←園長先生の挨拶。
 特に、リレーはすごい熱気。孫は来年からは、リレー出場となります。
 「ガンバレ」という言葉。生まれた時から死ぬまで、僕たちは何度も聞かされるように思います。運動会、テスト、受験、就職、仕事、病気になった時、死ぬ間ぎわでも。

 頑張る本は、たくさん有ります。「いま頑張らずにいつ頑張る」相撲取りの高見盛が書いた「もう一日がんばる勇気」という本は面白かったです。本だけでなく、頑張るDVD、頑張るサブリメント、頑張るカレンダー、頑張る家計簿、頑張る絵本などです。
 一方「頑張るのをやめると、豊かさはやってくる」や「営業マンは頑張るな!」というように、頑張らない本もたくさんあります。

 まあ、「人は人されど人」ですから、ガンバレ無い時もあるし、ガンバレル時もあると思います。

 今年の6月5日、安倍首相が「成長戦略第3弾スピーチ」いわゆるアベノミクスの第3弾政策の発表会見で、首相は「成長」とい言葉を41回使い、「世界」という言葉を37回使っていました。成長、成長という言葉、まるで「ガンバレ、ガンバレ」と言われているようで、嫌な気持ちがしました。
 もちろん「頑張る」ことは否定しません。僕もどちらかと言えば、頑張る方ですから。しかし、頑張れない時、頑張れない人もいるのが事実です。弱肉強食ではなく、共生の世界も考えても良いのではと思うのですが。

 孫の運動会を観ながら、こんなことを考えていました。

僕の年齢層別感覚!!

 3日、広島市の国際会議場で、第56回日本弁護士連合会の人権擁護大会が開催されました。全国から、弁護士さんら約1000人以上と、市民や関係者が集まってシンポジウムが開催され、参加してきました。僕たちがパネリストになった人を一人だけ来てもらっても、たいへんな経費が掛かるであろう人が、何人も参加され、すごく中身の濃いシンポとなりました。

 まだ初々しさの残る、20歳代から30歳中間くらいの弁護士さんが、裏方の仕事や総合司会のようなのを行い、30歳中盤から50歳中盤くらいの人はシンポの進行役や、コーディネーターを行い、50歳中盤以上70歳くらいまでの人は、会場内でたくさんの人から挨拶を受けています。年齢的にも、幅広い人たちが準備をしていました。

 シンポの中身とは関係ない話しですが、僕の年代層感覚を書いてみます。

 20歳代から35歳くらいまで この人たちは、なんといっても初々しい限り。夢と希望を語ります。大人の僕からは、「そんなの出来っこ無いよ」というように思うことを、真剣に語ります。

 35歳から55歳くらいの人、なんといっても仕事盛りという感じ、生活費が一番多く掛かる世代でお金に困っている年代かも知れません。僕たちおじさんを、ある意味、「はすに構えて」見て批判しながらも、大切にしているような顔で対応してくれます。

 55歳くらいから70歳まで。一番、身近な存在ですが、社会問題、年金、老後の不安を語りながら、「古き良き時代」も語ります。

 70歳以上。この方たちが一番にアクティビスト(活動的)だと思います。まさに、開き直りです。

 ついでに言えば、小学校の2年生から20歳代の始めの人。この世代が、世の中の不公平を一番適確に見ているようにも思います。何もかもを先送りにした政治の直撃的なダメージを受ける層だと思います。

 そして、3歳くらいから小学校の低学年世代。この年代が素直だと思います。困ったことも、楽観的に元気な声で受け流している世代でしょう。

 オマケに3歳以下の子ども。無条件に可愛いばかりです。「位置について、ヨーイ」人生のスタート。これからの人生に多くの試練が待っていると思いますが、試練や失敗が多いほど、味のある大人になるのだと、思って欲しいものです。

 それぞれの年代の人たちが、尊重されながら世の中は動いているのでしょうか???

スラップ(恫喝)訴訟

 恫喝とか脅迫というものは、暴力団とか取り立て屋の話しで、一般市民として平凡な生活を営んでいる者にとっては、無縁なものと思っていました。

 僕は、原発反対運動の中で恫喝や脅迫じみたことを受けた経験は、何度かあります。深夜に電話の音。受話器をあげると「ゲンパツー サンセイー」との叫び声。眠気意識の中で「エッー」と思った時には、電話は切れています。中には、「お前の家は電気を使っとろうがい。原発に反対するのなら、電気を使うなあー。このバカたれ」としつこく、かつネチネチとやるタイプ。「日本から出て行けー」「原発反対のクソ野郎」「ラジオで偉そうげなことを言うな」などの手紙が、差出人の名前も住所も書かずに送られてきたことは、何度かあります。なかには、「反原発運動の現状と課題」というビデオテープが郵送されてきて、開けてみたら、ポルノであったり子どもが観るアニメであったり。まあーいろいろな経験をしました。頼みもしない、家具が一式着払いで送られてきたという経験者もいます。さすが、福島第一原発事故以降は止まりましたが。

 東京で8月10日~11日、「反原発へのいやがらせ歴史展」という一風かわったタイトルの展覧会が開催されていました。

 こんな脅しが、全国的に組織的に、且、しつこく行われた時期がありました。僕も加害者を氏名不詳で告訴・告発を行ったこともあります。しかし、警察も捜査に熱心で無く、犯人が特定されることはありませんでした。

 上関原発をめぐる埋め立て工事反対運動の中で、地元上関町の方二人と、それを応援していた若い人二人の、計4人が中国電力から工事を妨害したとして損害賠償で訴えられている事件があります。「4800万円の損害賠償事件」というものですが、4人は上関原発を建てさせたくないという気持ちから、非暴力で「埋め立てを止めてください」という意思を、工事業者や中国電力に示したのですが、工事を妨害したとして訴えられました。損害賠償
請求額が裁判の途中で3900万円に下げられましたが、ここからも中国電力らしい、いい加減さが見えてきます。

 このように金や権力を持っている会社や行政が、市民に対し脅迫的な裁判を起こすことをスラップ(恫喝)訴訟と言います。世界中の国の中では、スラップ訴訟を禁じているところもあります。

 昨日10月1日、山口地方裁判所で、この上関スラップ訴訟の第13回公判が行われました。その中で、裁判長が原告である中国電力の代理人に対し、3点の指摘を行いました。
 一つ目は、被告らがどこで、どの時点で工事の妨害を行ったのか、その損害の根拠を明らかにすること。
 二つ目は、被告4人は、それぞれ別々の行動を行っているが、それぞれの行動の中でどの時間のどの行動が具体      的な損害に値する妨害なのかを明らかにすること。
 三つ目は、何らかの解決策を考える気は無いのか、というものです。この別の解決方法とは、「和解」といことを示唆したものと思われます。

 千葉大名誉教授の新藤宗幸さん(行政学)は、東京新聞の記事の中で「きちんとした話し合いもしないうちに、(刑事告訴や高額な賠償請求など)法的手段に訴えるのは過剰な対応だ。公的な行政機関などが、(住民運動を弱める)威圧の手段として使うのは好ましいことではない」と話していました。

 スラップ訴訟が乱発されることは、国民が言いたいことが言われなくなる社会を予感させるものです。ただ単に上関原発の問題というだけでなく、知る権利、表現する権利をも奪ってしまう社会を作る危険性をはらんでいます。

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