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気になる人と電話ができました

 こんなタイトルを付けると誤解を受けそうな感じですが、そういうものではありません。

 あの名刺はどこに置いているのだろうかと気にしながら、半年以上探していました。それが、先日の約4日間に亘って行った部屋の大掃除をしている時に、見つかったのです。嬉しくて思わず歓声を上げました。

 前置きが長くなりましたが、その人とはあえて名前は書きませんが、Mさんという「交通サークル 神戸・広島公共交通研究グループ」の男性です。

 昨年の9月だったと思いますが、青春18きっぷを使って三江線に乗った時、電車の中で偶然知り合った、たぶん20歳代と思われる青年です。とても丁寧に三江線のことを話してくれました。ただ詳しいという以上の内容で、石見川本駅の近くで昼食を共にしたのです。

 それ以降、その彼はどうしているだろうか、三江線の廃止が決定し、今どういう思いでいるだろうかということが気になっていました。だから声が聞きたかったのです。でも電話をするのは、ちょっと勇気のいる気持ちもしていました。

 しかし名刺が見つかって、勇気を出して電話をしました。電話は留守電で、「三江線に乗った時に話しを聞いた者です。元気ですか」と入れておきました。そうすると、Cメールが入ってきました。今、仕事中なので夜に電話しますという内容でした。

夕 食では、ビールの量を少な目にして、出来るだけマトモな状況でスタンバイしておくことに決めていました。そしたら夕方6時前に電話、彼は僕のことを覚えておいてくれました。声を聞くだけで嬉しかったのですが、今、夏休み中なので三江線は乗る人がとても多い。座ろうと思えば、ギリギリに三次駅に着くのではなく、この電車が三次駅に着く9時21分前に、三次に行っていた方が良い。そのためには広島駅発、○○時の電車に乗ること。ちょっとお金が掛かるけど青春18きっぷの利用期限が切れた後に利用する方が良い。○月○日に、○○駅で大きなイベントが計画されている。などなどを教えてくれました。

 僕は彼の声を聞けば良いだけという気落ちだったので、電話の内容はだいたい頭をスルーしていました。でも彼が今でも頑張っているというのは、変わらなかったので凄く感動でした。

 スマップの歌で、「世界に一つだけの花」という歌詞に「No1にならなくてもいい、もともと特別なOnly One」という部分が好きです。彼がどんな仕事をしているのかも年齢も知りません。そんな彼を「No1にならなくてもいい」だのいうのは、たいへん失礼なことかも知れません。

 でも「交通サークル 神戸・広島公共交通研究グループ」代表として、熱く語る姿は「Only One」でした。それも仕事をしながら、たぶん僕の想像ですが、生活のために仕事を頑張り、もう一方で頑張るものを持っているであろう、彼の声が聞けたのは、大感激でした。

 そして有島武郎の「生まれ出づる悩み」の最後の部分、「そして僕はこの地球の上のそこここに…」のくだりを思いだしていました。彼のことをほとんど知らないのに、こんなことを書くのは失礼なのかとは思いながらも…。


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いつも思うこと

 仕事に行く時以外の日課にしていることに、朝の草抜きがあります。雨でも実行します。小さな庭ですから、大した量ではないのですが、これをやらないとストレスが溜まるのです。逆にいえば、ストレス解消の手段にしているというのが正解かも知れません。

 今の時期は、これもほんの少しですがピーマン、キュウリ、ゴーヤ、ネギなどを植えているので、水を撒くのも大事です。

 そして草抜きをしている時に、必ず口からでるのが「野に咲く花の名前は知らない。だけども野に咲く花が好き~」という唄の歌詞です。そして、水を撒きながら思うのは、乙羽信子と殿山泰司が主演し、新藤兼人監督の映画「裸の島」という作品です。島に住む家族が畑に水を撒くために、桶(おけ)に入れた水を、島の山道を運び、しゃくで一杯ずつ畑の苗に撒くシーンです。調べてみたら1960年の作品ですから、そんなに以前のものではないのです。

 庭の水道栓から、まさに「湯水の如く」ホースで水を撒きながらいつも思うのがこの映画のことです。今の便利なことを「良いなあー」と思うのだけではなく、出来上がった物への愛情というか、それに馳せる思いとでもいうのでしょうか。

 「裸の島」では、家族が久しぶりに街に出て食堂で食事をするシーンも、なんともいえない「ホンワカ」した気持ちにさせてくれます。外食が日常のようになった今の感覚では、味わえない時間ではないでしょうか。家族の愛情、そして子どもが亡くなるシーンでは、島がゆえの厳しさを感じさせるのです。

 もう一つ思うこと、それは夜中にトイレで起きた時、必ず入れる電灯のスイッチと時刻を見ること、皆さんもそうではありませんか。

 電灯が無い時代は、トイレに行くのも怖かっただろうなあーと思うし、その時の時刻はどうして判断したのでしょうかね。今が便利だということだけではありません。その時代、時代の人びとの気持ちに心を馳せてみたいという思いです。

 この4日間、わが部屋の究極の大掃除というか、整理をしました。去年の夏頃から、やらねば、やらねばと思っていたことでしたが、やっと今日終わりました。バッサ、バッサと捨てるのではなく、書類などの紙類は一枚一枚見ながらファイルに綴じながら整理していくのですから、これはたいへんな作業でした。

 1枚プリントすればいいような物でも、どうしても何枚もしてしまう悪い性格です。これもたいへんな無駄ですね。終わったら、荷造り用のヒモで括った束が7個になりました。

 整理されたわが部屋、どうも居心地に慣れないという感じです。

72年目の8月が始まりました

 原爆から72年がやってきます。広島のこの夏は、特段に暑いと感じます。知り合いから「忙しいでしょう」という言葉を掛けられますが、原爆の日が来るから特に忙しいというほどではありませんが、昨日は、まずは朝9時から原水禁大会に参加する人に配る資料の袋詰め作業を手伝いました。約3000人分の袋詰めですから、40人ぐらいが手伝いました。年ごとに、資料の数が少なくなっているように思います。

 気にしているのは、全国の人たちがこの時期に広島に来ることに、どれだけの意義を思っているだろうかということです。広島に住んでいる者としては、全国の人たちの期待に応えているだろうかという疑問でもあります。

 広島に行って、「よし頑張るぞ、良かった」という気持ちなってもらうために、どういうことを日頃からメッセージを発信しているかでしょうね。

 袋詰め作業の後は、福岡県宗像市から来ていた友人と話しをし、昼食を一緒にしました。彼とは、2012年3月にアメリカ・ジョージア州アトランタ市からバスで約3時間のところで開催された、1年後の「3・11」集会で会ってからの友人です。東芝問題で有名になった、ボーグル原発の建設に反対する集会でした。彼の職業は「庭師さん」というか、造園業を長くやっていた人です。

 彼は定年退職後、世界中のいろいろな所へ行ってます。昨年の12月頃からネパールのカトマンズ行って、2015年4月のネパール大地震の復興のための、作業をしていたということです。カトマンズといっても彼が行ったところは、カトマンズから東北へ80km、バスで5時間くらい走り、そこから4時間は徒歩というボーテ・フィリピン村という標高1500m、住民800名の小さな村だったのです。4輪駆動のジープで行けば、6時間くらいで着くそうですが、そこで診療所の建設や生活水供給の工事、倒壊した寺院の修復、小学校の再建などをしていたそうです。

 興味深い話しをたくさん聞き、写真や映像も見せてもらいました。僕が感動した写真は、小学生と思われるような女の子が、たくさんの薪を「背負子」におい、歩いているものでした。

 今月4日から彼の住む、福岡県の遠賀信用金庫・みやじ支店でネパール支援活動・写真展を開催するそうです。今年の12月頃から、再度現地を訪ねるそうで「1週間くらいだけど、いっしょに行こう」と誘われました。結構安く行けるようですが、そこに僕が耐えられるかが、大きな疑問です。

 その後は、フランスの大学の比較民俗学・社会学研究センターの博士課程に所属している女学生に上関原発の話しをしました。上関原発のことを研究論文に書くそうです。たいへんなテーマを選んだものです。一通り話しをし、疑問点や質問したいことを纏めて、9月にまた会うことを約束しました。

 こんな感じの「8・6」前の一日でした。原爆の日の前だからという意味ではない、一日でしたが原爆ドーム前の電停から電車に乗って帰りました。8月1日この日から電車の運賃が値上げしていました。どうせ上げるのなら、8月6日が終わってからなら広島電鉄もカワイイのですがね。

あきらめから希望へ

 1987年12月に発刊された「あきらめから希望へ(発行:七つ森書館)」という本があります。原子力資料情報室の代表をしていた高木仁三郎さんと、哲学者の花崎皋平さんの対談集です。この本には、「生きる場からの運動」というサブタイトルが着いています。

 高木さんは2000年12月に62歳で亡くなられましたが、花崎さんは現在86歳ですが、元気に活動しておられます。

 戦前の治安維持法を思わせる共謀罪の傲慢成立、強行される原発再稼働、信頼できない裁判所、憲法改悪の動き、一方で核兵器禁止条約に賛成しない被爆国日本の政府、福祉の切り捨てなどなどの中にいると、僕の心の底にある「あきらめ心」が膨らんできそうです。自分自身の中にある「あきらめ心」と、「そうではいけない」という心との、闘いの中で日々を過ごしているようです。

 高木仁三郎さんとは「省ちゃん、仁さん」という関係で、僕は高木さんを尊敬し、高木さんは僕に対し「過剰」な期待を持っておられました。その期待に応えられたか否かは、今になっては分かりません。

 高木さんは、相手側の戦略は「なにをやってもダメだ!」という、あきらめさせるというのが目的だから、「あきらめない」ことの大切さを話していました。

 高木さんから謹呈されたこの本を改めて読み直し、考えていました。ちょっと長いのですが、【まえがき】の中で高木さんは次のように書いています。1987年の物ですから、「世紀末」という言葉が使われていますが、読んでみてください。

 世紀末に向けて坂道をころげているような時代状況がある。国家の存在が次第に大きなものとなり、管理主義的な傾向と相まって、市民の自由な営みが押しつぶされようとしている。一方において科学技術文明の暴走も顕著である。私の多くの友人たちが危機感を募らせている。たしかに悲観的材料には事欠かない。しかし状況の悪さを声高に叫び、危機感だけで人を動かすような運動はもういやだ。
状況の表層だけを見ていると、たしかに悲観的になるが、眼をこらし耳をそばだててみよう。状況の底部で、かすかな、しかし着実に新しいものが胎動し始めているのを感じとることができる。それはまだほんのささやかな萌芽にすぎないが、わたしとしてはその芽を育てることに、これから生きてゆくことに希望を託してもよいという予感がある。

 昨日の朝日新聞「ひと」の欄に、地球温暖化の危機を訴えるマーシャル諸島の詩人、キャッシー・ジェトニル・キジナーさん29歳が出ていました。米国のパリ協定離脱で、温暖化対策の先行きに無力を感じないかという問いに、即座に「ノー」。「だからこそ、活動に火をつけてさらに前に進む時だと思う」。

 米国の南太平洋上での核実験で大きな被害を受けているマーシャル諸島の人たち、だからこそ強い連帯感を感じるのです。



ご無沙汰しています

 なんともご無沙汰しています。この5月、本当に多忙でした。月曜日と木曜日に仕事をしているということもありますが、ゆっくりと自宅に居るのは、今日だけという感じです。どんなことをしていたのかということを簡単に伝えておきます。

 修学旅行のシーズンです。特にこの時期は中学校生が多く、全国から平和公園を訪れる生徒たちに碑めぐり案内をした回数が3回です。31日も予定が入っています。もちろん1日中やる訳ではありませんが、案内の中味よりも訪れる学校の情報やその地域のことなどを調べるなどの準備をします。この年齢になったら、中学生くらいの人と話すというのは新鮮な経験ですから、楽しいことです。

 学習会の講師もありました。緊張するというのはないのですが、新しい情報を提供するために新聞だけでなく政府機関のホームページや、情報紙を見ます。どうしてもその日まで、他のことをやるという余裕が持てない性格です。

 町内会の用事、この4月から地域の町内会の副会長になって、町内会にそれなりに新しい風を吹き込みたいという気概でやっています。「なんでもやりたがり屋」と言われるかもしれませんが、このままでは世話をする人がいないということで、町内会解散という状況にありました。

 どうしても書かなければならない原稿も3本ありました。ニューズレターのコラム、連載原稿などです。

 そして熊本へ行きました。俳優の中村敦夫さんが台本・主演をされる朗読劇「線量計が鳴る」というのを広島市でも行う準備をしており、熊本への公演を下見に行きました。とても良い内容で、広島市公演も成功させたいと覚悟をしました。中村さんは尊敬する兄貴という方です。

 昨日は広島市山根町にある広島朝鮮学園の公開授業に誘われ、行ってきました。子どもたちはみんな元気です。安倍政権により朝鮮学校への補助金が打ち切られ、たいへんな状況に置かれています。公開授業の後は、「朝鮮学校差別の歴史と現在」というタイトルで、在日本朝鮮人人権協会の方からの講演を聞き、子どもたちと一緒に食事をしました。カレーライスにヨーグルト、ゼリー、もちろんキムチもありました。キムチはたくさん食べてしまいました。

 朝鮮学園を維持するために、「力のある者は力を、金のある者は金を、知識のある者は知識を!」というスローガンで頑張っています。ある教室の壁面に、金子みすずの詩、「みんなちがってみんないい」という文を書いたものが貼ってありました。その通りですね。

 まあそんな感じで、自分から忙しくしているというような部分もありますが、元気ではありますので「ご安心」ください。6月は株主総会のシーズンなので、これもボチボチと準備を始めます。

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